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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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銀座の「セントル・ザ・ベーカリー」で角食。

続いて銀座一丁目のセントル・ザ・ベーカリーさんへ。
 
12時半頃の到着で、お店の方に聞くと今並べば13時半の焼き上がり分を買えるとのこと。
結局13時焼き上がり分にキャンセルがあって、ひとつ前のロットで買えたので30分ちょっとの待ちで購入することができました。
 
隣接するカフェは数回利用したことがありますが、パンの購入は初めて。
 
食パンは国産小麦の「角食」、北米産小麦の「プルマン」、山型の「イギリスパン」とありますが、この時点でイギリスは売り切れ。
そして、今回は前のロットでキャンセルのあった角食だけ購入しました。
 
角食(800円)。
北海道産「ゆめちから」という小麦を使用。
 
しっとり、もっちりした食感で、トーストせずに食べるのがおすすめとのこと。
 
購入時は焼きたてなので、その後「焼きたての食パンの香り」を行く先々に振りまきながら過ごすことになります。
 
店頭でのスライスは不可ですが、家に帰った頃には落ち着いていました。
 
純度の高い白さのクラムは"ふるふるもっちん"な食感で、かなり甘さを強く感じます。
イメージとしては食パンというより、シフォンケーキに近いかもしれません。
 
確かに、トーストすることによって得られるものと失われるものを比べると断然失われるものが多い印象で、そのまま食べるのが良さそうです。
 
とにかく甘さが前面に出ていて肝心の小麦の香りが貧弱。
わざわざ銀座まで行って並んでこれを買うくらいなら、他にもっとマシな食パンはありそうですし、「コレが好きなんだ!」という方がいらっしゃるならぜひシフォンケーキをオススメしたいと思いました。
 
また機会があれば、残りのプルマン、イギリスパンにも挑戦してみたいです。

京橋の「松輪」でアジフライ。

また中央区界隈に戻ってきて、ランチは行列必至の人気店へ。
 
以前オススメされて気になっていたのですよね。
せっかくなので"旬の時期"を狙って訪問してみました。
 
京ばし松輪。
夜は三浦半島直送の魚が売りの居酒屋さんが、ランチは数量限定のアジフライ定食で人気を博していらっしゃるのですよね。
 
松輪といえば鯖が有名ですが、鯵も美味しいというイメージができたのはこのお店の影響もあるかもしれません。
 
お店は地下。
 
開店時間を少し過ぎて到着すると、行列がこの階段をズラーッと上がって、建物をグルーッと囲むように伸びていました。
 
メニューはアジフライ定食(1300円)と潔いですね。
開店から30分くらい経った頃から1巡目のお客さんが次々と出ていらっしゃって、僕も無事に店内へ。
 
着席すると「メニューはアジフライだけなので順番にご用意します」と案内されました。
 
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卓上にあったメニューには追加メニューもありましたが、海鮮漬け小鉢は完売だったそう。
 
柚子胡椒や塩辛に関しては何も説明がありませんでしたが、言えば出してもらえたのでしょうか。
 
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大人しくオススメの食べ方を予習しながらアジフライを待ちます。
 
うーむ、何もつけないで食べるのを良しとする派としては、なかなかな手数。
 
っという間にアジフライが登場。
 
次々にお客さんが入ってくるので、ひっきりなしに揚げ続けていらっしゃるようで調理の回転は良さそうでした。
 
アジは2尾と半身が1つ、1番手前は中骨の骨せんべい。
 
細かなパン粉がみっしり付いた薄衣で、揚げ色も薄めですね。
 
骨せんべいはカリッと軽い食感で香ばしく。
 
これはもう外しようがないですね。
 
左はオススメの食べ方にあった大根おろしとわさび、右はたくあんと浅漬け。
 
この辺りはリーズナブルな定食屋さんらしいクオリティ。
 
お味噌汁は赤出汁で、しっかり辛め。
 
なぜだかおかわりするお客さんがかなり多かったです。
暑い中並んでいたので、みなさん塩分を欲していたのかもしれません(適当)。
 
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前日に開いて1晩寝かせるのがポイントだそうで、確かに水分が抜けて身が締まりつつしっとり。
そして強めに塩をしてあるようでした。
 
せっかく漁港直送で鮮度を売りにしているわりには、食感といい味付けといい長所を消してしまっていたように思います。
高温短時間揚げのようで、衣とアジの身の間に大きな空間が生じていて、揚げ物の食感としても弱いです。
 
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一縷の望みをかけて「オススメの食べ方」も。
 
なるほど、ソースや醤油を考えられないほどの塩気がアジ自体に付けてあるので、さっぱり緩和させる意味での大根おろしという組み合わせなのかもしれません。
ただやはり塩気と一緒にアジの風味も洗い流してしまう印象。
せっかく揚げたての衣も水っぽくなってしまったりして、好みの分かれる食べ方だと思います。
 
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厚揚げを炊いたの。
火が入りすぎのやっつけ惣菜という感じ。
 
期待していた分、落差も大きかったかもしれません。
とりあえず「アジフライを食べたければ築地か高円寺でいいな」という確認ができてよかったです。
 
こちらのお店も評価が高いのは間違いですし、僕の好みがズレているのかもしれないので、またリサーチして「美味しいアジフライ」をみつけてみたくなりました。
 
ごちそうさまでした!

西日暮里の「ひみつ堂」で氷よもぎ餅、生メロンショート。

この日はかき氷をいただきに谷中のひみつ堂さんへ。
 
開店時間である10時の1時間前ほどに到着して、前から5番目。
結局開店時間までに50人ほどの行列になりました。
 
お店の公式Twitterで事前にその日のメニューをチェックできますが、実際はもっと豊富に用意がありました。
というわけで注文を決めてきてしまうのは要注意ですが、かといってノープランで来てしまうとそれはそれで決めきれないと思います。
 
ちなみに金額の表記がないのが気になりましたが、恐らく全品一律1000円だったようです。
 
無事に開店時間に店内へ。
 
店員さんはかなり入れ替わりがあったように思います。
去年新人さんっぽかった方が、ちょっと怖いくらいにしっかりした「先輩」になっていらっしゃいました。
 
氷よもぎ餅。
今回はお店のTwitterでこのメニュー名が気になって、これありきでやってきたのですよね。
 
メニュー名に恥じないインパクトのあるビジュアル。
よもぎみるく、きな粉、そして中には白あん入りだそう。
 
かき氷にきな粉って食べる前は、どうなんだっていう気持ちになるのですけど、これがなかなかどうして違和感なく馴染むのですよね。
 
僕の"初ひみつ堂"の思い出も「きな粉系」でした。
さすがに水分を吸ってしまうので、きな粉はドロッとしたペースト状になるイメージ
茹でたお餅にまぶしたきな粉をイメージすると分かりやすいかもしれません。
 
カラッとした香ばしさとは違うのですけど、"いりごま"に対する"練りごま"のような。
きな粉の濃厚なところを凝縮させて感じることができました。
 
よもぎの香りは、すごく集中したら少ーーしだけ感じた、かも、という程度。
事前情報なく食べたら「全然抹茶の味しないな!」という感想になったと思います。
 
ミルク氷になっているので、しっかりした甘みで味はまとまっています。
 
続いて中の"白あん"を…と思ったら、
 
ん?…白くない?
 
光の関係?
 
予習したところによると「小粒の白あん」とのことでしたが、これはすごく「金時豆」っぽい白あんですね(笑)。
 
間違いだったのか、この日は「金時豆入り」だったのか。
特に説明はありませんでしたし、これを作っている際カウンター内がちょっと混乱していたので、恐らくミスなのではないかと思います。
 
まあ、金時豆が悪いという話ではないですよ。
この氷を食べて何が美味しかったかっていったら「金時豆!」と答えるくらい、ちょっと煮崩れながらも固さの残った荒っぽい炊き上がりが絶品でしたからね。
 
お寿司屋さんで例えるなら「今日は白アマダイがあるよ!」と言われて喜んで注文したら、真鯛が出てきたけど、「真鯛めっちゃ美味しい(;´Д`)」みたいな。
でもやっぱりそこは「白アマダイ」の珍しさで客を釣ったわけですから、絶対間違えちゃいけないところだと思うのですよねえ。
 
「よもぎ餅」なら普通の赤あんでいいところを、あえて白あんにした。
そこが面白いなあと思って、お店のこだわりを感じたくてこちらは来たものですから。
もしかしたら白あんより金時豆の方が味も原価も上だったかもしれませんが、絶妙に煮上がったお豆とは裏腹に僕は煮え切らなかったわけです。
 
生メロンショート。
ひみつ堂さんの「ショート」というのは、みるくなしの氷に生フルーツのシロップ、仕上げにぽってりと生クリームを乗せたもの。
 
見た目のかわいさも手伝って、かなりの人気メニューのようでした。
 
余談ですけど、さすがに1巡目に名を連ねる強者のみなさんは歴戦の雄が揃っていらっしゃるようで。
左手でシロップをたらーっとかけながら右手のスマホでカカカカカカカシャーと五月雨のような連射。
あるいはブルーベリーを追加注文して、"雪だるま方式"で目玉風にトッピング。
などなど、大変勉強になりました。
 
舌に絡むシロップのとろみ。
 
見目麗しゅう。
 
ぽってり、たっぷりトッピングされた生クリーム。
 
どこからいただくかちょっと迷いましたが、まずはクリームから!
 
以前いただいたときよりも、ちゃんと甘くしてあったような。
 
ちゃんとミルクの香りもあって、単体としても美味しくいただけました。
 
メロンは、香りは感じられるのですが凝縮感はイマイチ。
これだったら1000円でメロンを買って食べた方が、メロンとしての満足感はあるような気がします。
 
合わせていただくと、クリームが若干勝ち気味。
ミルキーな味わいの向こうからメロンの香りがほんのり感じられる、そんなバランスでした。
 
決して悪い味ではないものの、人によっては物足りなさも感じると思います。
 
というわけでいいところも悪いところも色々書きましたが、実際「いいところも悪いところもあるな!」という感じでした。
よもぎ餅の件も、色々あって「大丈夫かな?」と思っていたところ案の定だったのですよね。
氷も、削り方の問題か、そもそもの保存状態の問題なのか、前に比べると随分ガリガリしてしまっている気がします。
とはいえ、もちろん魅力も随所に溢れるほど感じられるお店なので、また気が向いたときに伺おうと思います。

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