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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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荻窪の「吉田カレー」で甘口、豚、中華アチャール。

ランチはちょっと久しぶりに吉田カレーさんに。
 
8月にルーが新バージョンになって以来、ようやく初訪問することができました。
 
通わせていただくようになってからまだ浅いので、はっきり意識してルーの刷新を経験するのは初めて。
 
香りが違うのか、味のバランスも違うのか。
SNS上の感想を拝見する限り「美味しい」ことは間違いなさそうですけどね!
 
「めんどくさい時やめんどくさい時」は受けてもらえないというバナナミルク。
 
いつも開店時間に入店するので「めんどくさい時」なのではないかと自粛していましたが、確認したらOKとのことでしたので久しぶりに注文。
 
バナナミルク(200円)。
最初に登場。
 
以前はハーフサイズとして用意されていたものが現在は基本サイズに落ち着いたようです。
 
 
バナナはしっかり重い甘みがあって、ちょっとメロンにも近い妖艶な香り。
 
牛乳の香りもちゃんと感じられます。
 
「カスリメティ―」をスマホで調べながら待っていると、カレーも完成。
 
甘口、ごはん無し(800円)、豚(350円)、中華アチャール(150円)。
 
ルーの変更点なのか、香りに甘さがなくなったような気がします。
 
何となく訪問毎に豚とキーマを交互にいただいていて、今回は豚のターンでした。
 
1巡目で入ると大きな豚に当たることが多い気がしていましたが、今回は小さめ…と思いきや、小さめながら3切れも持ってくださいました。
3匹の子豚!
 
中華アチャール。
 
野菜の甘みと、スパイスはさわやか。
バリボリ強めの歯応えは、らっきょうや福神漬けにはない力強さ。
 
ルーは随分甘さが抑えられて、抜けのいい旨み、苦み、香ばしさ。
 
スパイスはクローブを強く感じました。
 
"3匹の子豚"は細かく千切れていただけあって、コラーゲン質の密集した部位でした。
今までは"大きめ"だと当たりだと思っていましたが、そもそもハズレがないということが分かりました。
 
新作ルーは「火の入れ方」を変えたとツイッターでアナウンスがありました。
水野仁輔さんの本で「飴色玉ねぎ」について読んだのですけど。
飴色玉ねぎってすごく甘いですが、玉ねぎって別に炒めても甘み成分は変化しないのだそうです。
ではなぜ甘くなるかというと、火を入れることで苦味とか酸味とか他の要素は弱まるそうなのですよ。
それで相対的に甘み要素が目立つことになって甘く感じる、というのが実際のところなのだそう。
 
今回の「火入れを変えた」というのがルーの甘みと苦み、酸味などのバランスに明確に反映されているということなのかと思います。
 
旧型のルーが大好きだったのでかなりハードルは高かったのですけど、堅実に超えてくるハイレベルなルーでした。
またこのルーのうちにできるだけ訪問したいものです。
 
ごちそうさまでした!

築地の「愛養」でトースト、ホットティー。

9月29日(金)、この日は珍しく愛養さんへ。
このところ気になっているメニューがあったのですよね。
 
空席があったのでガラッと入店、そのメニューを注文します。
 
トースト(220円)、ホットティー(450円)。
9月公開の某戦争映画の印象的な1シーンで話題になった「ジャムトーストと紅茶」を築地で実践したいと思っていたのです。
築地って、意外とこれをできるお店が多いですよね。
 
トーストは半分はバター、半分はジャムを塗ってくださっています。
戦争映画の方は贅沢品のバターは塗っていなかったかもしれませんが、今回は愛養さんスタイルということで。
 
愛養さんのトーストは他に耳の有無だったり、カットの数だったり指定できるようです。
 
このカットが特徴的でいいですよね。
お隣の常連さんとお話しながら、ちょこっとつまんでパクッと食べられるひとくちサイズ。
 
塗ってあるのは「バター」とのことでしたが、パン自体にはショートニングが使われている気がしました。
そこは220円なので悪しからず。
 
愛養さんで紅茶をいただくのは初めてでしたが、ティーカップもかわいいAIYOロゴ入り。
聞くところによると、ホットのミルクコーヒー用のロゴ入りグラスは残り少なで、今は別のカップで提供されたりしているそうです。
 
変わったことというと、この日のカウンターは一見の観光客さんが多め。
はるばるこちらのお店を目指してやってくる方もすごく増えた気がしますねえ。
 
愛養さんは"時間"を感じさせてくれるお店で、変わらない中で変わっていくものに気が付きやすいお店で。
これまでもこれからもずっとここにあるような、そんな気がするお店なのですよね。
 
次はホットのミルクコーヒーを注文して、ロゴ入りグラスをおねだりしてみようかな。

本八幡の「肉山」でお任せコース(シンシン、モモ、ランプ、ラムチョップ他)。

9月27日(水)、この日は珍しく仕事帰りに。
 
お誘いいただいていたので、はるばる千葉へ寄り道です。
 
やってきたのは肉山。
吉祥寺にある予約の取れない赤身肉専門店「肉山」の支店が8月にオープンしたそう。
 
ちょうど開店1か月経つか経たないかのタイミングだったので、まだ胡蝶蘭が入り口を飾っていました。
 
予約してくださっていたのできっちりセッティングされていました。
 
簡単にメニューの説明をしていただきます。
 
ミニトマト、キムチ、ソースが3種。
 
ソースは奥からマスタードチリソース、柚子胡椒、辛味噌。
 
黒ウーロン茶(600円)。
ペットボトルでの提供。
 
これは2人前ということなのかな?
 
パテドカンパーニュ。
 
ここからお料理は4人前です。
 
あまり甘みとか香辛料とかが強く主張することなく、お肉と脂のシンプルな味わい。
 
豚だけでなくて鶏肉も使っているのかな?
 
エリンギ。
オリーブオイルを塗って蒸し焼きにしているそう。
 
かなり大きなエリンギです。
 
ゼラチン質ともいえるようなどろりとした食感が印象的。
 
エリンギってキノコの中では香りが淡いイメージがあるのですけど、こちらはハッキリとした香りを感じました。
 
短角牛のソーセージ。
 
ご一緒した曰く「3本それぞれ別の部位」とのことでしたが、違いは全く分かりませんでした(^^;)
 
脂の少ない短角牛使用とのことですが、肉汁がしっかり溢れてきたので牛脂も結構添加しているようなつくりなのかも。
質感も上手く調整されていて、食べ慣れた感じのプリッと心地よい歯応え。
 
皮がパリッと焼けていてよかったですねえ。
 
焼き肉1品目は、シンシン。
赤身にしてはしっかり脂のコクを感じる味わい。
 
バランスよく、収まりのいい印象。
 
80分かけて焼いた豚。
とてもやわらかく仕上がった肉の繊維を断ち切るようにジャッキと噛み切ると、脂が弾けてその後に身の旨みが続きます。
 
やわらかいながらも身がダレていなくて、上質さを感じる豚肉でした。
 
脂の少ないところもいただきましたが、豚のさっぱりした味わいがくっきり出ていてこれもまたよかったです。
 
枝豆。
 
コース外のサービスという説明だったかと思います。
 
万願寺唐辛子。
「"当たり"もたまにありますのでお気を付けください」とのこと。
 
ちょっと香りが弱くて印象薄。
 
ラムチョップ。
骨を持つと肉がデローンと垂れ下がるやわやわな質感。
 
食べ始めてしばらくずっとみんな「やわらかいやわらかい」と呟き続けるほど初めての食感。
 
やや小振りですが、コースの1品としては十分な食べ応え。
 
脂はほどほど、身の味とちょっと強めなラムの香りを楽しむことができました。
 
胡瓜。
添えられたもろみ味噌をたっぷり付けて食べるように指示されます。
 
さっぱりした胡瓜が嬉しく感じられたのは、豚やラムにそこそこしっかり脂があったからでしょうか。
 
モモ。
ようやくお店の売りである赤身肉が登場。
 
読んで字のごとし、潔い"赤い身"ですね。
 
ただ残念ながらコンディションの問題もあるのか、歯応えはヘタっていて、そのわりに噛み切れず。
かと言って噛んでいても味は出ないという。
 
ヘタに重たい脂があるよりはさっぱりしていいのかもしれませんが、ちょっと僕には肉の味が足りないように感じてしまいました。
 
ランプ。
こちらは"わさび"を添えて。
 
ホースラディッシュを刻んだようなものにも感じましたが、とりあえず説明は"わさび"とのことでした。
味見をしたら涙が出るほど辛くてそれ以上深入りしなかったので、正確なところは分かりません。
 
2切れいただいたところ、1切れ目と2切れ目で全く脂の量が違って驚きました。
 
ただやっぱりこのお肉は赤身に旨みが乏しいようで。
 
〆のカレー。
ごはんなしでお願いしたらすんなり受けていただけたので、結構そういう注文もはいるのかもしれません。
 
ちなみに注文時「カニアレルギーはありませんか?」と確認されました。
 
想像以上、そして見た目以上に牛肉がたっぷり入っています。
それもこれまた様々な部位が入っていて、ギュッと締まった身や、とろーんでろーんと濃厚なコラーゲン質。
 
実はこの日の牛肉メニューの中で最も満足感があったのはこちらだったかも。
 
意識して味わうとカレーの甘み要素になっているところにカニを感じました。
「ほのかに感じるなあ」と思っていただいていたら、最後のひと口に何かカニ関係のものが沈殿していたようで凄まじいカニ感が襲ってきて驚きました。
 
というわけで、今回これ系のお店は初体験で貴重な経験ができました。
 
個人的にはもう少しお肉の説明があると嬉しい気がしました。
「この部位は脂が~~ですよ」とか「今日のお肉はまだ旨みが出きっていないけど食感が~~です」とか。
そういうプレゼンがあるとあまりハマらなかった部位があっても、また次回はどうかな?という気にさせられると思うのですよね。
 
それから、今回のお肉は特に味が弱かったからということもあるかもしれませんが、3種の調味料やキムチは肉に勝ちすぎて使いどころが全く分かりませんでした。
赤身の魅力を推しているわりに、〆がパンチのあるカレーでコラーゲン質の牛肉がたっぷりだったり。
ちょっとコンセプトが掴みきれなかったですねえ。
 
個人的に印象に残ったのは8時間かけて焼いた豚肉と、そしてエリンギ!
エリンギは本当にもう「肉山」から「きのこの山」に変えてもいいんじゃないかと思うくらいよかったです。
 
というわけでまあツッコミ所は挙げ出したらキリがなさそうですが、何せまだオープン1か月ですからね。
今後のご発展を心よりお祈り申し上げます。
 
そして今回はお誘いいただき本当にありがとうございました!
久しぶりにみなさんとゆっくりお話しながら楽しい時間を過ごせてとても嬉しかったです♪
またよろしくお願いします―!!

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