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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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松陰神社前の「ブーランジェリー・スドウ」で世田谷食パン、Sバゲット。

12月8日(金)、お昼まで時間があったので、ササッとパンを買いに松陰神社前の「ブーランジェリー・スドウ」さんへ。
 
予約しないと購入できないという人気の食パン、朝イチなら飛び込みで少量買えると伺ったのですよね。
 
開店時間ちょうどくらいに着いてお店の方に聞いたところによると、
「焼き上がりは10時ですが、店内でお待ちいただくという条件で"角食"ならご購入いただけます」
とのこと。
 
というわけで1本購入。
 
世田谷角食パン(620円)。
何度も"角食"と言われたので人気の食パンとは別物なのかとも心配していましたが、レシートには世田谷食パンと表記がありました。
 
角が立って重みのある、品のいい食パンです。
 
なかなかきめ細かく詰まっていますが軽い弾力、口どけよく、バターも香ります。
残念なのは小麦粉の香りが弱いところで、甘さを付けて調整されていました。
 
Sバゲット(330円)。
よく発酵して大きな気泡。
お煎餅のような香ばしさが前面に出ていますが塩気は抑えめ。
 
最初はチグハグにも感じましたが、この焦げっぽさで塩気まで強くすると印象がうるさくなりそうなのでこれはこれで食べやすかったかもしれません。

食パン、バゲットともに東銀座のレカンのものに似ていると感じました。
ただどちらも小麦粉の質の点で大きく劣っていそう、その分価格も抑えられています。

多分食パンはアメリカ(もしくはカナダ)の小麦粉オンリーなのではないかという感じでした。

裏を返せば、価格を抑えた材料でよりいいものを丁寧に作り上げているということなのかもしれません。
近所の方には喜ばれそうなパンでした。

築地の「八千代」でまぐろ中落ち、ホタテフライ。

この日はぐるりと回った後もう1軒、ということでちょっと久しぶりに八千代さんへ。
 
「チーズいっぱい買った?」
はい(^^)
 
いつも「まだ仕込みが…」と断られる唐揚げも、この日は7時半頃だったのでいよいよ…
 
と思ったのですが、この日もまだでした。
 
気持ちを切り替えて、名物の1つながらあまりいただいてこなかったまぐろ中落ち(800円)。
 
注文してすぐ出てくるのが揚げ物屋さんでは嬉しいですね。

ギュギュッと盛られて、食べ進めると意外に量があることに気がつきます。
 
ちょっと黄色みの差したピンク色。
中落ち特有の、塩気と馴染み良い旨みの強さ、さっぱりした香りを堪能できました。
 
ホタテフライ(600円だったかな?)。
 
1人前お願いしようと思っていましたが、
「1つにする?」
と聞いていただいたのでお言葉に甘えてそのように。
 
見た目はかなりレアに仕上がっていますが、食べると甘みの出方にしても食感にしても、しっかり火入れされている印象。
 
何度いただいても唸らされる逸品でした。
 
イメージ 7
唐揚げに関してはいっそのことお昼に伺うくらいの方がいいのかもしれませんね。
 
あるいは本当はもう唐揚げはやっていないのを遠回しに伝えられていて「そろそろ空気読んで」と思われていたりして…
 
などと疑心暗鬼に陥りながら、ごちそうさまでした!

築地の「米花」でマグロ・ぼたん海老・白魚・あん肝盛り合わせ、つくね・手羽先・がんも・根菜の煮物。

12月8日(金)、この日も例によって米花さんへ。
 
まずは前日夜の凶行の話題から。
 
何でも築地で働いている方は門仲にお住まいの方も多いのだそうで、みなさん事情に通じていらっしゃるのですよね。
 
確かにこの日他のお店でもこの件で持ち切りでした。
 
それはそれとして、この日のメインは刺し盛り。
 
このところ刺し盛りにご無沙汰していたので、
「刺し盛りだったらいいなあ」
と思い浮かべながら来たのですよね。
 
パッと見で赤身かと思っていたのですが、よく見ると結構白んでいますね。
 
マグロの旨みと脂の甘みがバランスよく。
 
ぼたん海老は2尾。
 
ぷっちんちゅるん、ハリのある食感に鮮度を感じます。
とても甘い海老でした。
 
そしてこの日は何といっても、あん肝。
 
どれだけマグロに脂が乗ろうが、海老が甘かろうが、ずっとあん肝に目が釘付けになっていました。
 
あん肝だって米花さんの手にかかればこのカット。
 
澄んだピンクのところは、生クリームのような後味でムースのようなイメージ。
オレンジの脂は、発酵バターのようにたくましく力強い香り。
 
色のトーンに合わせたような味わいのメリハリを感じました。
というか僕みたいな大ざっぱな感性でも、あん肝1切れの中で"差"を意識して食べられるというのは米花さんカットならではなのかも。
 
どんなに大らかに言っても"小さい"とは言えない小付けは、鶏肉とがんもと根菜の煮物。
 
鶏肉は手羽先とつくね、根菜はレンコン、人参、里芋とかなり豪華な内容です。
 
特に珍しかったのは手羽先でしょうか。
つくねも手羽も、鶏肉の中でも良く出汁の出るところなので、全体に香りいい脂が回っていました。
 
米花さんであん肝をいただくのは初めてではありませんが、こうしてブロックでかぶりつくのは初体験だったかと思います。
自分で作ればできることかもしれませんが、こんなに上手に作れるものでもない気がしますしね。
 
最高でした。

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