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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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鶯谷の「パティシエ イナムラショウゾウ」で羽衣モンブラン。

鶯谷駅から徒歩5分ほどのところにあります、人気パティスリー「イナムラショウゾウ」。
「上野の山のモンブラン」という独特の形状、ボリューム満点のモンブランが有名で、以前僕もいただきました。
日暮里にはショコラティエもあってそちらにも伺ったことがあります。
 
今回は再びパティシエの方。
なんでもこちらのお店には年に10日ほどしか出ないという幻のモンブランがあるのだとか。
期間は未定で、公式HPにも情報は出ないということで何度も直接電話して確認しましたよw
 
10月の23日に電話すると「今日決まりました。今年は24~31日です。」とのこと。
しかもその間に2日休業日があるのだそうで、実質6日のみの販売。
24日の予約分は既に埋まっているそうなので、休業日の25日を飛ばした直近の26日に一つ予約をお願いしました。
 

で予約の13時過ぎに到着。
名物のドアマンが控えます。
 

予約なしでも購入可能だそうですが、この日は既に売り切れ。
10:00オープンのお店なんですけどねw
 
注文は済ませてあったのですんなり品物は出てきました。
 
お店の外まで店員さんが購入したケーキを持って見送ってくださるのもこのお店の特徴。
嬉しさよりは恥ずかしさの方が大きいんですけどねw
 

お店の前のベンチでいただくことができます。
右はセルフサービスで店内に置いてある「レモネード」。
レモンの香りが付けてある程度の水を想像していましたが、しっかりレモンの香りがするだけでなくほんのり甘みのある美味しい「レモネード」でしたよ。
 
そして幻のモンブランはこちら。
 

羽衣モンブラン(700円)。
白のガーゼで包まれているのが名前の由来でしょうね。
 
ちなみにお店拘りのケーキの箱はケーキが取り出しやすいように「両開き」w
持ち運び時間を聞かれたので、お店の前ですぐ食べますと答えましたが箱を開けるとしっかり保冷材が・・・w
そしてベンチの下には蚊取り線香
どこまでもサービスに拘っている感じです。
それならイートインスペースを作って欲しいw
 

ガーゼを開いてみました。
 

栗っとしています。
想像よりもかなりボリューム感があり、実際に重みがすごいです。
でんっと鎮座しています。
 

マロンペーストはかなりしっかり固め。
栗の風味を生かすための最低限の無駄のないやさしい甘さ。
かっちりギュッと固められたペーストは、フォークですくうとボソッと剥がれます。
 
ボソッとしながらも口溶けはなめらか。
 
しかし見た目や前情報の割には栗の風味は弱め。
無駄な味はなく素直に栗の味を出そうとしている気はするのですが、、、栗の種類のせいでしょうか。
 

食べ進めるとこんな感じ。
 
下までマロンペーストで覆われているので厳密にはベースはマロンペーストそのもの。
その上にチョコマカロン、更にマロンペーストを乗せてその上の渋皮煮を安定させています。
 
中身が色々詰まっているのでクリームシャンティは少なめですが、乳脂肪強め、濃厚でとても美味しいです。
 
カロンも潰して使われているのかもしれませんが、シャリシャリした食感とネッチリした食感、どちらもペーストやクリームとよく合って面白いです。
 

中の渋皮煮。
これほど大きい渋皮煮は初めてかもしれません。
 
そこそこ甘みがあるタイプですが、特徴は食感。
ネトッととろけた後に、シャクシャクと残る渋皮。
絶妙ですねー。
 
いやいや、まずはなんとかあり付けてよかったです。
僕が食べている間にも「あら。もう売り切れたの。」と帰っていくお客さんがちらほら。
ドアマンさんの説明によると9時半頃から並んでいる方もいたのだとか。
レアさがさらに人気を呼んでさらにレアになっている気もします。
 
当のモンブランは、700円と若干強気の価格設定ではありますが、中に入った渋皮煮は大ぶりですし、マロンペーストの使い方も贅沢です。
和栗のペーストってやっぱり分厚く盛ってくれないとよく味わえないと思うんですよね。
こちらは、搾り出すのではなくギュッと押し固めたような使い方をした上にこの厚みですから、他のモンブランに比べたら相当多く盛られているのではないでしょうか。
しかも生クリームで伸ばした感もあまりありませんから、栗を使っている量は相当でしょう。
と考えると700円は妥当なのかもしれません。
 
にしてももう少し期間を長くして欲しいですね。
まあこの限定感、羽衣を纏ったフォルム。
「幻のモンブラン」という存在なのも人気に秘密でしょうか。

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