lockandgo65

美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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港南台の「ルッチョラ」でマンガリッツァ豚のグリル他。

イデミスギノ、ジャン・ポール・エヴァンのケーキ計3個を持って意気揚々と家に着くと、
 
「明日壮行会をやるから好きなお店を選んでいいわよ。車で行ける範囲にしてね。」
 
という無茶振りをされました。
そんな・・・毎日食べまくりな・・・w
 
土曜日の予約とあってことごとく断られ、車で行ける範囲となるとそもそも選択肢が少なく・・・。
 
そこで思いついたのが、ブログを始める前から毎日楽しく拝読させていただいている横浜グルメブロガーさん一押しのイタリアン。
行ってみたいと思いながら後回しにしていたのですよね。
 

トラットリア・ルッチョラ。
港南台駅から住宅街の方へ少し行ったところに現れる、パステルカラーの鮮やかな一軒家イタリアン。
 
夫婦と思われるお二人が営まれる小さなお店です。
 

机もこんな感じ。
 
予想通りオーダーは僕の手に委ねられたので、適当にアラカルトで注文していきます。
 

パンは大振りのカットで1人1つ。
お代わりは有料でした。
 
普通のバゲットでした。
 

 
結構気に入っていて、たまにカルディで買って飲んでいるものでした。
やっぱり美味しい。
 

前菜の一皿目に、塩鱈のマンティカート、エジプト豆のピューレ。
 
生クリームかバター?でマイルドになっているので、塩鱈と聞いて身構えるほどに魚介のクセはなく、控えめの塩気はちょっと物足りないほどでした。
インパクトはありませんでしたが、一皿目としてはこれくらいで丁度いいのかもしれません。
 

前菜に生野菜系がなかったので聞いてみたらありあわせの材料でサラダを作ってくださいました。
チコリ、トレヴィス、そしてルッコラをやや甘めのドレッシングで和えてあります。
 
チコリ、トレヴィスが新鮮・肉厚で、特有の苦味がさわやかでとても美味しかったです。
 


パスタ1皿目はくるみと黒トリュフのクリームソースのフェットチーネ
トリュフの香り高いクリームソースにコリコリした食感のいい胡桃の粒がよく絡んでいます。
さらっとしたクリームソースにパルミジャーノレジャーノをたっぷりかけてコクが増します。
 
母に「ちょっとパスタ固め?」と耳打ちされましたが、個人的には全く気になりませんでした。
僕の好みが「固め」なのかもしれません。
 

 
実はこちら黒板メニューにはなかった一品。
ショートパスタがクリーム系したなかったので他にできないか伺ったら「アマトリチャーナなら・・・」と快く出してくださいました。
 
パンチェッタは気持ち少なめでしょうか、その分塩気も穏やかです。
こちらはペコリーノロマーノがたっぷりです。
 
ショートパスタの茹で加減は、ローマで食べたものを思い出すゴリゴリ系でかなり嬉しかったです。
さすがに向こうほどではないものの、がっしりした食感の芯をワシワシ喰らう感覚は間違いなく本場物イタリアン、といった感じでした。
 

メイン1皿目はマンガリッツァ豚のグリル。
ハンガリーの「食べられる国宝」、最高級の豚肉。
 
たくさん盛られているのは店名にもなっているルッコラです。
 

これはめちゃめちゃ美味かったですねー。
一家全員絶賛。
脂身も赤身も噛むたびジュワッジュワに旨みが溢れ出てきました。
 
「まずはそのまま、次に添えられたレモンを絞ってお召し上がりください。」とのことでしたが、一家揃ってレモンには触れずw
そのままで満足に美味しかったということかもしれません。
 

2皿目のメインは千葉県産猪の煮込み、白ポレンタ添え。
煮込みに入っている丸いのは豆かと思いきや黒オリーブでした。
猪ということでガシッと固い食感ですが、繊維と繊維の間の隅々までソースが染み渡っていて、口の中で肉汁のように広がります。
 
ただ、オリーブでさっぱりしてしまっているからか、味付けにややインパクトがなくこちらは若干不評。
グリルの火入れがよかったので、もう1つ迷った「仔羊のグリル」の方にしておけばよかったかもしれません。
 
四角いのは白ポレンタ。
「とうもろこしで作った蕎麦掻のようなもの」と説明されましたが、個人的には大根餅っぽく感じました。
中華街の大根餅に比べたらさっぱりしたものでした。
 
奥さんの付かず離れずのサービスは気持ちよく、またシェフとの距離も近めのお店でした。
常連になったら色々リクエストにも応えてもらえそうでした。
んー・・・、これはもっと早く訪問しておけばよかった、いいお店です。
小手先の技術や知識ではなく、イタリア料理が骨の髄まで浸みこんでいるような、イタリアンを自分のものにしているシェフの作る料理は、郷土っぽさも感じさせるもので、モロ好みでした。
 
ネットではちょっとサービスに関して悪く言われていたりもするようです。
その辺は初めてだと戸惑うところもありそうでしたが、別に悪気があるというわけではなく単に真面目さの裏返しなのだと思います。
普通にお店のシステムにしたがって普通に食事する分には何ら気にならなさそうです。
 
いやいや、ご紹介してくださった某ブロガー様、大変満足の食事会になりました。
ありがとうございました。
・・・まあお礼を言っても届かないでしょうけどw

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