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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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広尾の「ビストロ・ボーテ」でキハダのポワレ他。

2012年6月に開店し、同年早くもミシュランで星を獲得したガストロノミー・アムール。
広尾というか西麻布というか、な場所にあるそのお店は、カンテサンス、エキュレと名店を渡り歩いた後藤シェフのお店です。
 
アムールは2階にあるのですが、その1階に少しカジュアルスタイルのビストロ・ボーテというお店があり、前から気になっていました。
かなり評判がよかったのですが、何だかしばらく休業中だったので訪問できていませんでした。
シェフが替わって再開されたと耳にしたので早速言ってみました。
 

ビストロ・ボーテ。
 
キャーヴ・ド・ひらまつの目の前の路地を入ったところにこんな秘密のお庭的な雰囲気の空間が。
お店の入り口は回転扉です。
 
ひとりなんですけど入れますか?と尋ねると「申し訳ありませんが、ただいま1階のビストロしか空席がありません。」とのこと。
ではではそちらへw
 

明るいソファー席か暗いテーブル席か、究極の選択でしたが、無難にテーブル席へw
ビストロとは言いつつ小奇麗な店内は敷居が高い感じ。
 

水と一緒に来たのは何かと思いましたが、高級感漂うおしぼりでしたw
フィンガーボウルというのは聞いたことがありますが、フレンチレストランのこういうのは何というのでしょうかね。
 
ランチは2500円のコースのみ。
前菜、メイン、デザートを豊富な選択肢から選ぶことができます。
 

まずはパンが2種類。
ネット情報によると焼く前の状態でフランスから輸入して、お店で焼き上げているものだとか。
 
上はミルクな甘みがありイーストの香りがする、やわらかくもっちりとしたもの。
下は少し塩分があり、ざっくりむっちりなバゲット。
 
それぞれ女性的、男性的な感じがして、対照的な魅力のあるパンでした。
 

ボーテ風サラダニソワーズ。
サラダニソワーズの材料を使いながらアレンジや調理法に少しアレンジを加えている感じ。
 
レタスを大量に使用して器にしています。
 

中には温泉卵が隠れていますが、平皿にナイフとフォークでは非常に食べづらいです。
 
茹で野菜はどれも柔らかめの加減に仕上げてありましたが、甘みがありとても美味しかったです。
レタスは肉厚でザックザク。
 
カジュアル志向なのか高級志向なのか、いまいち掴めず、野菜は美味しいけどちょっと食べにくさが気になりました。
 

メインはキハダのポワレ、ホタルイカのソテー。
ソースはトマトとレモンのソース、ニンニクやオリーブも使われているようでイタリアンみたいな感じ。
母体がアロマフレスカらしいのでその辺りが影響しているのでしょうか。 
 
キハダはタラに似たぶりんとした食感。
ホタルイカはぷりっと弾けてトロッと飛び出す旨み。
トマトと結構合うものですね。
 
こちらも付け合わせは野菜たっぷりで、全体に野菜をたくさん食べられるコースになっていました。
 

なめらかプリンのアラモード ボーテスタイル。
可愛い壺に入って登場。
お皿の右にはフレッシュとコンポート2種の苺、キャラメリゼされたバナナ、オレンジピール、グレープフルーツ、生クリームにミント。
「お好みでプリンに乗せてお楽しみください」、というのがボーテスタイルのようです。
 

なめらかプリンはとろとろクリーミーながら、卵のコクもしっかりあります。
カラメルは苦みがインパクトのある感じ。
特にフルーツ等は乗せずにシンプルにいただきました。
 
フルーツもそれぞれとても美味しくて、単体で十分楽しめるものでした。
 

コーヒーは驚くような量。
一人でこの量を飲みきるのは相当時間がかかって寂しいですw
 

小菓子のポルボローネ。
これ結構好きなのですよねー。
 
コーヒーコーヒーした口にほろほろっと崩れて、美味しかったです。
 
全体に提供時間が遅く、結局2時間くらいかかりました。
店内は半分弱の入りだったので、満席だったらどうなってしまうのでしょうか。
サービスは一生懸命なのは感じられますが、まだまだ新人さんなのかな、という気も。
 
いまいち目指すコンセプトが分からないお店ではありましたが、料理自体はやはり美味しいです。
もう少しメニューにセンスがあると魅力は倍増すると思います。
 
ボリューム控えめで野菜がたくさん食べられるので個人的には結構好きなお店でした。

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