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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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銀座の「あなご屋 銀座ひらい」でひらいお楽しみコース。

お昼ご飯も築地で食べたいほど築地にはまだまだ食べたいお店が溜まっているのですが、この日は銀座へ繰り出して気になっていたお店へ。
 

あなご屋 銀座ひらい。
あなごと言えば、な日本橋の名店「玉ゐ」が新たに開いたお店のようです。
 
6月オープンのこちらのお店、7月いっぱいは全メニュー半額という破格のサービス期間中で、1度伺ってみようと思った次第です。
 
11時半オープンでしたが11時過ぎに伺うと既に1組の先客が。
さらに、みるみるうちに行列は10人以上になりました。
 

11時半を少し過ぎて開店、カウンター一番奥の席に着きました。
 
注文は予定通り「ひらいお楽しみコース(4200→2100円)」。
メニュー記載の内容は、キャベツ漬け、旬のお刺身、一本うに焼き、ふっくら煮あなご、めそっこ結び揚げ、お食事(箱めし(ならび))。
ただ、他の方のネット情報を見てもメニュー自体は変わっていないようですが、この日は内容に異なる点がありました。
その辺りは一言あるといいかもしれませんね。
別に損した気はそれほどしませんでしたけどw
 

まずは「お通しです。」と出されたキャベツ漬け。
塩もみした後酢漬けにし、胡麻油で和えた感じでしょうか。
 
塩+胡麻油の組み合わせながら酢でさっぱりして、居酒屋メニューの「塩キャベツ」とは全く別物。
うっすら香る胡麻油の品の良さと言ったら・・・。
 

旬のお刺身は鰹。
ネギ、ミョウガ、大葉、わさび、ポン酢、、、様々な薬味や調味料が揃えられていますが、2切れではとても味わいきれませんw
 
ネットリとした食感ですが、薬味の風味も相俟ってさっぱりとした後味でした。
 

続いて「焼き物です。」と提供されたくるりのうに焼きとあなご薩摩。
ここがちょっとメニューと違っていました。
 
個人的には一本うに焼きを楽しみにしていましたが、提供のしやすさの関係でしょうか。
 
お皿が運ばれてきた瞬間からうにの潮らしい?香りが鼻孔を刺激します。
クルクルと串に巻かれたあなごは皮の食感が強調されている感じ。
内側にゴボウが巻き込まれていました。
 
あなごを使った薩摩揚げは、確かにあなごの香りがほんのり感じられる面白い一品でしたが、表面が非常に噛みきりにくく一口で食べる以外は上品に食べる方法が見つかりませんでした。
一品メニューとしては串で提供されるようなので、そちらは安心かもしれません。
 

ふっくら煮あなご。
ふわふわふわあっとほどける繊細なあなごの身の繊維と、それをまとめ上げる皮のゼラチン質。
 
わさびと一緒にいただくと、辛味をあなごが全て包み込んで、わさびの甘みと香りを前面に押し出してくるような味わいに。
 
これ、絶品でした。
 
添えられたツマは胡瓜でした。
 

めそっこ結び揚げ。
「めそっこ」とは小さめのあなごのことを言うようです。
 
シャリッとした衣を纏ったあなごと茄子、パプリカなどの揚げ野菜、そこにはおろし大根とおろし生姜です。
出汁を吸って大根と生姜の絡んだ揚げ物がジューシーでした。
 
出汁が温かだったのが少し意外で、見た目とギャップがあったように思いました。
 
ここまでで注文から30分以上かかりましたが、お隣の方は注文した一品メニューとお食事メニューがほぼ同時に提供されて少し気の毒でした。
さすがにオープンして間もないこともあって店員さん方はてんやわんや。
サービス期間中ですし、今は仕方のないところかもしれませんね。
 

〆のお食事はならび(あなご2本)。
焼と煮から選べますが、両のせチョイスで。
 
胡麻、おろし柚子皮、ネギ、わさび、さらに卓上の山椒で楽しめる贅沢な一品です。
 
時間はかかりますが調理したてのベストな状態で提供してくれるのは嬉しいところ。
急いで食べたいので胡麻を擦る手が焦りましたよw
 
お吸い物は肝吸い。
やや小振りの肝と結んだあなごの身、そしてお麩が入っていました。
 

煮あなごはやはり絶品のとろりふわり。
ご飯を包み込みます。
 
焼はカリッとした身側にクニュンとした皮側。
香ばしさも加わって下町な風情のちょっとやんちゃな仕上がり。
ご飯との間に敷かれた大葉の香りがよく合ってこちらもとても美味しかったです。
 
これを2100円でいただけるというのはかなり贅沢ですね。
まだ7月は終わっていないので気になる方は今のうちにどうぞ。
 
朝は築地の「高はし」で穴子の煮こごりをあと一歩のところで逃しましたが、むしろアレでよかったかもしれませんw
穴子のにこごり」ではなく「穴子にこりごり」になるところでしたw
 
これからも期待したいお店です。

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