この日は草加市にある和食店「たぐち」さんへ。
界隈では貴重な丁寧な和食がいただけるので重宝しています。
先日ご主人と連絡先を交換したため、「今日はいいサンマが入った!」と直接連絡をいただきましたよw
お店に一番乗りで乗り込み、カウンター席へ。
注文は当然のようにさくっと、「ちょっと時間かかるよ。」とのことですが、ご主人と会話しながら待ちます。
カウンターなのでご主人の手際の良い調理も見て楽しめます。
新サンマの塩焼き定食(1000円)。
マグロ、ホタテの刺身、冬瓜の煮物、味噌汁、お新香。
マグロはさっぱりとした味わいでした。
「そろそろ大間も入ってきそう。」とのことです。
お味噌汁はブリのアラ汁。
アラは大きめの一切れで、ゼラチン質のプルップルな部位でした。
アラの出汁でいい味が出ています。
また寒い季節にいただきたいですね。
そして本日の主役、サンマはこちら。
焼く前を見せていただきましたが、厚み、サイズもさることながら、口の黄色さ、背の青さがとにかく綺麗で色鮮やかなサンマでしたよ。
カウンターの中で話しながらすだちの皮を剥いているなー、とは思っていましたが、こんなことになっていました。
サンマの飾り包丁も決まっています。
ただ若干この飾り包丁の多さのためか、脂が落ちすぎている気も。
身のジューシーさが失われてしまっている印象でした。
脂っこすぎるのもアレですけど、旬のサンマとあってはやはり脂ギッシュな魅力も堪能したいものです。
肝も小さめでその周りのぷるぷるのゼラチン質も少なめでした。
この日もいつもの先輩と一緒でしたが、先輩も「すだちがなくても大丈夫だった。」と言うほどさっぱりしたサンマでした。
「なんですだちは残ってるのに骨はないの?」とも言われましたけどw
この日の影の主役は冬瓜の煮物とお新香。
冬瓜はやや甘めの味付けですが、出汁がしっかり効いて完成された味。
美味しー。
お新香は白ウリの食感が抜群。
これも美味しー。
日本橋や銀座のお店で修行されたというご主人、基本がとてもしっかりしているのが伝わってくる定食でした。
当たり前のようにさらっと入れてくる飾り包丁なんかもグッと惹きつけられるものがあります。
こりゃあ通いたくなります。