洋菓子工房「甲斐」。
ケーキ屋さんとは思えない店名。
数年前に店名を変えるまでは「然庵」だったそうで、こちらもケーキ屋さんぽくないですね。
目当ての和栗のモンブランだけ買ってさっさと帰ろうと思っていましたが、ショーケースにはフランス栗を使ったものもありました。
両方購入して、スプーンかフォークをお願いすると「2本お付けしますか?」と聞かれ、はい、と答えてしまいました。
店員さんが可愛らしい女性だったので咄嗟に見栄を張ってしまったのでしょうか(笑)。
そうだとすると我ながら感心する機転の良さです。
モンブラン・タルト(350円)。
マロンペーストは洋酒は感じられず、フルーティーな甘みがあります。
コクのあるマロンペーストもほどよい甘さで食べやすいです。
タルトもアーモンドクリームたっぷりでざっくりしっとり。
渋皮煮は栗のほくほく感がよく出ていて美味しいです。
細かいことを言うと、このトッピングのチョコがびっくりするくらい美味しかったです。
和栗のモンブラン(525円)。
素朴な黄色が秋らしいです。
構成はシンプル。
和栗のペーストは柔らかい風味で力強さはありませんが包み込まれるような秋の味わいを堪能できます。
こちらのクリームシャンティは無糖でさっぱり。
ホワイトチョコかグレーズがけされたメレンゲは和菓子の砂糖菓子みたいなもの。
和洋どちらもそれぞれの良さを味わえる、シンプルで食べやすいモンブランでした。
店名から考えても、洋菓子の中にも和菓子っぽさを出そうというコンセプトなのでしょうか。