続きましても埼玉のパン屋さん。
鳩ヶ谷に移動してこちらのお店へ。
最近ヘビーリピートしているお店のひとつです。
中でも気に入っているパンをいくつか。
パン・ピジョン。
恐らく鳩ヶ谷なのでピジョン(鳩)。
店員さんは結構いらっしゃいますが、メインはご夫婦のよう。
キャラの濃そうな奥様でしたが、食べログのレビューなどを見てみると夫婦喧嘩なさっていたりするのだとか・・・(笑)
クロワッサン(140円)。
そもそもこちらのお店を気にしだしたきっかけは、色々なパン屋さんが自店のクロワッサンのレシピを紹介する本で見かけたことでした。
中まで熱を通し切らない、という焼き方なのだとか。
確かにガリッと固く焼き固められた表面と対称的にシュクシュクモッチリな中心部が豊かな歯応えになっています。
バターも程よく感じられる美味しいクロワッサンでした。
クルミのリュスティック(160円)。
これ、すごく気に入って一週間に4個くらい食べました(笑)
ごろっごろクルミが入っているのですよね。
ローストされているわけではなさそうで、それ自体あまり質のいいものとも思えないのですけど、とにかくクルミが豪快。
さらに、ちょっと塩気が効いてパンチのあるセミハードな生地もクセになって、とても美味しいです。
コロッケパン(170円)。
挽肉の入ったコロッケです。
こちらのお店はお惣菜系がしっかり美味しく、それに合わせるパンはいい意味で存在感がすごく薄いのですよね。
これも、コロッケはしっかりそれ自体おかずとして成立するクオリティで、パンはふんにゃり軟弱。
キャベツの食感がとてもよく感じられます。
美味しいなー美味しいなー。
小倉あんぱん(140円)。
これもかなりお気に入りの一品。
見た目もやや大きめですが、持つとさらにびっくりする重たさ。
この写真だと伝わりにくいかもしれませんが、うっすーい皮でこれもふにゃふにゃの弱い生地。
中の小倉餡のとにっかく多いこと。
しかも他にないほど甘さを控えてありますが、小豆自体の風味がとても上品で香り良いです。
普通に甘いあんぱんをがっつりいきたい人には物足りないかもしれませんが、このパンもクセになりますよ。
クリームパン(160円)。
恐らく人気ナンバーワンはこちら。
これまたふんわり生地の中に、ダブルクリーム。
1つはトロトロ系の生クリームたっぷりのカスタードクリームで、もう1つはブリュレのようにプリュプリュ系のカスタードクリーム。
実物はもっとはっきりと違いが分かる2種です。
それなりに甘いですが、クリームパンとしては許容範囲だと思います。
バニラビーンズは使っていなさそうですが、卵の風味の強い美味しいクリームでした。
表面のアーモンドも香ばしさが意外と効いています。
クロワッサンダマンド(180円)・
ざっくり食感のアーモンドクリームで包まれていて、中には大量のカスタードクリームをサンド。
気を付けて食べないとクリームが溢れて大変です。
というか、気を付けて食べてもクリームが溢れるから大変です。
このパンもそうですが、こちらのお店のパンはトングで持つと見た目以上に重くてびっくりするものばかり。
ある意味「パンの爆盛り店」と言えるのかもしれません。
カレーパン(160円)。
これもすごくオススメ。
お店的にも推していて、しょっちゅう揚げたてを出してくださいます。
揚げたてにはこだわるものの、もっちりとした生地はザクザク感の魅力はあまりなく。
むしろ少し時間が経つとふにゃふにゃになってしまいます。
それもこれも大量に入ったカレーのせい。
こちらも、持ってビックリヘビー級の一品です。
さらに自家製のカレーはとてもスパイシーでホット。
ポップに「辛口」的なコメントはなかった気がしますが、かなりホットホット。
カレーパンと言ったらツオップ、だったりしますが、こちらは全然別方向に美味しいカレーパンでした。
イチオシです。
こちらのパンは生地はあくまで脇役。
脇役といっても工夫がないというわけではなく、具材、おかずを生かすために生地としての主張を超攻撃的に弱めている感じ。
こんなに薄くふにゃふにゃにしちゃうのかーと驚くような生地を使ってきます。
あんぱんやカレーパンなんか、あんやカレーを手にしているような感覚。
そういえばインドの方が手を使って食べるのには意味があるって聞いたことがあるなー。
食材に手で触れることで、味覚にも影響があってより美味しく感じられるのだとか。
もちろん生地自体主張のあるクロワッサンやクルミのリュスティックも美味しいので、パン自体のレベルも高いです。
パンの種類も豊富で、遅めの時間まで焼きたてが出てくるのも魅力です。
いいお店です。
