ではお昼ご飯を、ということで八丁堀から新富町辺りをぶらぶら。
そういえば新富町に美味しそうなイタリアンがあったはず・・・と行ってみたものの残念ながら満席。
「すぐ空くと思うんですけどー・・・」とのことですが、とりあえず再びぶらぶらり。
やっぱり目ぼしいお店がなかったのでもう一度そちらのお店へ。
クーリ。
新富町駅を出てすぐのところ、京橋税務署のすぐ裏にあります。
平日ということもあって、戻った時には半分ほど席が空いていました。
ランチメニューは基本的にパスタ、魚料理、肉料理の3種。
追加料金で魚や肉料理にパスタを付けられたり、デザートやカフェも付けられたりします。
テーブルの上で見るメニューは用意されておらず、サービスの男性が重そうな黒板を持ってあちこちのテーブルへ歩き回っていました。
まずは熱々のパンが。
焼きたて?とも思えるほど熱々。
タイミングによってパンの種類は違うようですが、今回は胡麻とチーズ。
胡麻は生地全体に混ぜ込まれていますが、チーズは上からかけられているだけの感じ。
トッピングの風味はかなり控えめで、ポンデケージョのようなもっちりとした食感を楽しむパンでした。
15種類の野菜と本日の前菜。
15種類とはいっても、ここまで華やかな15種類はなかなか揃えるのが大変そうです。
数えていませんが、15種類以上あるのではないかという気すらしてきます。
本日の前菜はスモークチキンにココナッツカレーソースをかけたものでした。
溶けたチーズが美味しそうなピザ?
かと思いきや・・・
そば粉のガレットでしょうか。
「たっぷり野菜でヘルシー系」というよりは、揚げたものやポテトサラダ、ガレットに雑穀米もたっぷりでかなり食べ応えのある一皿でした。
店名でもあるクーリはビーツか紫キャベツでしょうか。
意外に強い苦みのあるもので、見た目だけではないこだわりを感じました。
メインは魚料理(1300円)をチョイス。
こちらも野菜がたっぷりですね。
でまた野菜が美味しかったですよ。
皮ごとグリルされた玉ねぎはキャラメリゼのような濃厚な甘み。
蕪もフルーツのようにジューシー。
手前の紫芋なんか石焼き芋のようにホックホクで甘かったです。
皮目カリッカリで身はふっくらの上品な白身。
酸味のあるタプナードソースと魚の脂が下に敷かれた雑穀米に浸み浸みでリゾットのような仕上がりに。
デザート(+300円)も追加。
ヨーグルトのソルベと苺の泡々ソースが添えられていました。
なんだか瑞々しさのあるシフォンケーキでした。
ゆずの香りはほどほど、他の味に隠れてしまっているような印象でした。
色々添えられていてごちゃごちゃしている気もしましたが、サービス精神は感じられました。
お野菜たっぷりランチと聞いてヘルシーで軽いものを想像していましたが、全体的に結構ボリュームを感じる食事になりました。
この値段からすると調理、盛り付けなどかなり凝って華やかにしてあって、お店の努力が感じられました。
肝心の味の方はさほど印象に残るものはありませんでしたが、それは夜の方に期待ということでしょうか。
一人で食べるのがもったいない、とてもおしゃれなランチでした。