帰る前に腹ごしらえをしていきましょう。
長生庵。
築地の蕎麦の人気店。
天ぷらにも定評があって、季節毎の品をいただけるのも魅力的なお店です。
悪天候の中店内はほぼ満席で、僕も4人掛けテーブルに相席でした。
色々食べてみたいメニューを頼みましたが、何をメインにして何をトッピングにするかで値段が変わるのだそう。
「一番安い組み合わせにしておきます。」と店員さんが仰ってくださり、お任せすることに。
入店から退店まで、とても気配りの光る素敵なサービスでしたよ♪
まずは穴子天、長ネギ天、白子天。
お店の名物の一つ、穴子天。
一本揚げにしたものを半分にカットして提供されました。
カリッとクリスピーな衣の中に程よく脂の乗った穴子。
淡泊な穴子もいいですが、こちらは旨みの強い脂が印象的でした。
こちらは白子天(400円)。
やや厚めの衣の中にクリーミーな白子。
もっちりとした部分もある衣は脂のコクも合わさってそれだけで風味いいような揚げ上がりですが、メインは何といっても白子です。
香ばしい衣の香りをも包み込む濃っ厚なクリームが口全体に広がります。
そして熱々です。
メインはかけそば。
冷たいお蕎麦も美味しそうなのですけど、寒かったこの日は温かいお蕎麦でお願いしました。
一片の柚子の皮がとてもよく香りました。
春野菜の天ぷら。
菜の花、芽キャベツ、ふきのとう、蕾菜、たらの芽でしょうか。
店先にもお店の壁にもメニュー表記はありませんでしたが、伺うと「やっている。」とのことだったのでお願いしました。
提供時特に説明がなかったので春野菜の種類は僕の予想ですので悪しからず・・・。
薄衣をサクッと割った中から春の香りがふわっと溢れるこの感覚。
春野菜はやっぱり天ぷらがいいなーという気になります。
そして特にふきのとうの香りが強かったですね。
菜の花の苦みや芽キャベツの甘みなどそれぞれ特徴はありましたが、ふきのとうの「春」な味わいがこのお皿の中では光っていました。
いやーとても美味しくいただけました。
ごちそうさまでした。
また季節メニューをチェックしながら伺いたいと思います。
ではでは場外も離れて帰路に・・・と先日伺ってとても好みに合っていたターレット・コーヒーにも寄り道。
前回いただいた「ターレット・ラテ」がドツボだったのですけど、他のメニューも一通り試してみたかったので今回はこちらを。
エスプレッソ・マキアート(400円)。
やや少なめですが、やや濃いめ。
ターレット・ラテはマイルドでミルキーな飲み口の後味にジリジリとストレートなコーヒー豆の味を感じるような一杯でしたが、こちらはそこそこ始めからしっかりとした苦みを感じます。
後味のストレートな味わいはこちらも変わらず。
これが好きです。
この日はサクッと飲んでサクッと出たので、この量も適度でした。
次回はたっぷりの量のドリンクを選んで、ゆったり過ごせたらと思います。
ごちそうさまでした。