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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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大阪・長堀橋の「なにわフレンチ Begin」でおまかせサラダ、シビレのシチュー他。

続いて大阪に移動。
長堀橋駅から南へ歩いて10分ほど、大阪市立南小学校の脇を通過した裏辺りにあるお店。
 

月虎51番館というビルの4F。
 
築地でお世話になっている昌さんが頻繁に通われていて気になっている方も多いであろうこちらのお店。
京都に行ったのが「雨の日も風の日も」の為だとするなら、大阪に来たのはこちらに伺うためですよ。
 

なにわフレンチ Begin。
ご主人がこだわりにこだわり抜いて仕入れた食材で、「フレンチ」とは称しつつジャンルに囚われない料理を提供するお店です。
 
カウンター越しに近い距離で食材や産地の説明を丁寧にしてくれるところなんかはお寿司屋さんや天ぷら屋さんに近い雰囲気もあるかもしれません。
 

実生古木の柚子果汁を使った柚子ジュース(600円)。 
変に甘くなく酸味もきつくなく。
柚子独特の苦みが前面に来ていますが、とても飲みやすいのが不思議。
 
「フレンチ」と言いながら、最初にセッティングされているのはお箸。
 
お店のコンセプト的にクセの強いご主人なのでは・・・とドキドキしていましたが、実際は物腰柔らかなダンディな方で、わがままな注文にも巧みに応えてくださいました。
強面でしたけどね!すごく!(笑)
 

初玉子とコンソメゼリー(450円)。
 
昌さんが「初めて来た方には食べて欲しいもの」とコメントしていた一品。
先日いらっしゃった習志野さんも一品目に召し上がられていましたね。
 
そんな流れでしたので、僕は迷いなく注文。
 

初玉子というのは、産卵を始めたばかりの若い雌が、わずかな期間に産む貴重な卵なのだそう。
 
下には地鶏の出汁で作ったジュレ。
 

むっちんと張りのある白身、潤いが違いますね。
黄身は旨みとコクが強い強い。
 
最後に振り替えられた岩塩(岩塩さえこだわりの説明がありましたが、上手く聞き取れず・・・)がかなり強め。
 
イメージとしては、味の核である岩塩の鋭さを濃厚な黄身でマイルドに、淡泊な白身でさっぱりと、鶏のゼリーで全体をチキンスープと化しながら薄めていくような。
 
意外性あり、珍しさあり、この小さな一品に詰まっていますね。
いきなり大興奮ですよ。
 

びわ湖ビワマスのマリネ サワークリーム添え。
 
明石天然活〆スズキのカルパッチョと迷いましたが、初めて聞いた「ビワマス」と自家製?のサワークリームが気になったのでこちらに。
 

かなり薄めにスライスされたビワマスはスッととけます。
脂は甘みより旨みを感じます。
 
もともとそれほどくどい脂気ではありませんが、穂紫蘇をつつつっと振りかけていただくと香りが華々しくなってさっぱりしますね。
 

これが恐らく自家製のサワークリーム。
レモンが効いていてとても軽やか。
 
これだけでパクパク食べちゃいます。
 
ちなみに、この辺りから1人用にボリュームを調整してくださっていたと思うので、値段ははっきりとは分かりません。
 
ああ・・・迷った末マリネを選びましたけどこれはカルパッチョもいっておかねば・・・、と覚悟を決める美味しさでしたが、残念ながら僕の前のお客さんで完売だったそう・・・。
 
「お魚がお好きだったらこんなのもありますけど・・・」
と提案してくださったメニューにない品をいただくことに。
 

湯引き鱧 梅のジュレ仕立て。
 
「温かい鱧を乗せているのでゼリーがすぐ融けます。すぐ食べてください。」
 
はい!
 

鱧はホロホロ崩れる儚さと、皮目から始まるモチモチ感には生命力を感じます。
で、鱧ってこんなに味が濃かったのですね。
この一皿のなかで、他の何にも負けない、頭一つ抜けたインパクトを放ちます。
 
梅のゼリーは確かにすぐ融けてスープ状になりますが、冷たいゼリーのまま残っているところもままあって、夏に嬉しいひんやりとした印象の一皿でした。
 

守山市無農薬玉ねぎ。
「梨並みの糖度」とのことでしたが、まずは食感が梨のよう。
一瞬玉ねぎの辛味に向かいそうな香りが鼻に触れるので身構えますが、ぷゎんと広がるのは甘みのみ。
 
期待させて期待させて、美味しい。
それの連続です。
 
続いて名物の「MIXサラダお作りします!(お好きな具材を御相談くださいませ)」と書かれた名物メニューを注文。
様々な野菜や魚介を色とりどりモリモリに、美麗に盛り付けるのが売りのサラダですが、野菜のみでお願いしました。
魚介は既に2品いただきましたし、野菜がたまらなく美味しいのですよ。
 

「一人前なのでこの器でいいですか?」と小さなお皿を見せられたので、野菜はモリモリ食べるのでモリモリにお願いします、と注文したらこのようなスタイルに。
 

丼でモリモリです。 
 

フルティカは皮を剥いて。
皮を剥いたトマトのイメージとは違うつるんとした舌触り。 
 

イエローアイコは皮付きで、パチンと弾けます。
「さっきの玉ねぎも乗せますか?」と確認されたので、満面の笑みでお願いしました。 
 
開田高原の人参はサクサク噛み切れます。」との説明がありましたが、想像していなかった厚みのあるスライス。
でもサクサク噛み切れます(笑)。
独特のクセのないフルーツのような甘み。
 

こちらは陸わかめ。
噛んでいるとちょっとモロヘイヤのような粘りが出てくるところから海藻の名前を戴いているのだとか。
 
「ちょっと苦みが、結構苦みがありますけど・・・頑張ってください。」という謎のエールを受けました(笑)。
 
それほど苦みは強くなく、でも確かに他の甘みの強い野菜の中でスッと風を変えるような味わいはありました。 
 
見えていない底の方にはたっぷりのグリーンサラダが入っていますが、決して嵩増しではなくギュウギュウに詰めてあります。
で、そちらに和えられた自家製のドレッシングがまた美味しい。
野菜たっぷりで作られた和風系のドレッシング。
おみや販売もあるようでしたよ。
 
最後にお願いした一品は「少し時間がかかります。」とのこと。
温め直しての提供のようですが、料理とは別に器をガンガンに熱していらっしゃいました。
料理を器に注ぐ際笑っちゃうくらいの「ジュジュジュァーーッ!」という焼け音が物語っていましたが「熱いのでお気を付けください。」と出されました。
そりゃあ気を付けますよ!(笑)
 

和牛シビレ(胸腺肉)の赤ワインシチュー。
赤ワインのみで炊いたのだとか。
 
シチューなのに「炊く」という言葉のチョイスは関西らしいですね(笑)。
 

グツグツ、マグマのように煮えたぎったシチューを入念にふーふーしていただきます。
 
あ、さっぱり!
 

とろ、ぷりゅ、とホルモンらしい楽しい食感。
圧力をかけて調理しているそうですが、大事なものは何も抜け落ちていません。
 
抜け落ちてはいないのに、濃厚にビーフの味を感じるシチュー。
先ほどのサワークリームを思わせる風味でしたが、仕上げにバターを入れているのだそうで、それと赤ワインの酸味が煮た味わいを生んでいるのかも。
 
見た目の印象や、ビーフの濃厚さの反面、不思議と軽くいただけるビーフシチューでした。
 
頻繁に通われている昌さんの記事はこちらから。
遠く手の届かないところにあると思っていたこちらのお店に、「行く」という選択肢があることを教えてくださった習志野さんの記事はこちら
勝手なリンク失礼いたします。
 
「近くにあったら嬉しい店」などという生半可なものではなく、「大阪にあってもまた行きたくなるお店」です。
大興奮でした。

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