lockandgo65

美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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若林の「ブランジュリー・パリの空の下」でまぐろの血合いバスク風サンド、鯖のタジン風サンド、クロワッサンニソワーズ、タルトミルティーユ、タルトシトロンムランゲ、タルトショコラ、クロワッサン。

5月27日(水)、仕事をかなり早く上がれたこの日、チャンスさえあれば必ずや再訪を果たそうと思っていたパリの空の下へ行ってまいりました。
15年4月から、18時オープンで平日のみの営業となったので行けていなかったのですよね。
シェフのツイッター情報によると、前日は完売が遅かったそうですので、大大チャンス到来です。

・・・と思ったのですけど、20時過ぎの時点でほぼ売り切れでした。
危なかった・・・。


クロワッサン(400円)。
とりあえず定番のクロワッサンから!

ずしりと重たいこの密度。
黄色みがかった色で分かるバター感。


クロワッサンニソワーズ(550円)。

ドライトマトやオリーブが入って、ハーブはバジルやオレガノ
食感はクロワッサンより劣る気もしますが、全身にみなぎるニースの香りです。


まぐろの血合いバスク風(650円)。
シェフのブログでは「臭み完全にない」とありましたが、「臭み」と感じる方もいるかもしれないほどの味の濃さ。

多分パンオレ?の生地で、大量のまぐろ血合いをサンドしてあります。


トマト系のクリームソースがたっぷり絡んでいます。

ガブリと噛みつくと、がっちーーん!と脳天を突き抜けるような衝撃を感じましたが、それは単純にエラくごつい骨の塊を噛んでしまっただけのようでした。
結局骨が3つ入っていましたので、食べるときは少し気を付ける必要がありそうです。


鯖のタジン(650円)。
パリ空のパリサンドですね。

シェフのブログによると、脂の多寡で質の良し悪しのレッテルを貼る日本と違って、食の都フランスでは脂の少ない時期は少ない時期なりの美味しい調理をするだけ、なのだそうです。


というわけで、たっぷりのオリーブオイルでマリネして調理された鯖はとろとろしっとり。
レーズンや玉ねぎの甘みやレモンの酸味。

レーズンって・・・レーズンって鯖サンドに合いすぎる・・・♪
オリーブオイルでひとまとまりに。


チャバタはじわじわオリーブオイルが浸みています。
グズグズになるかならないか、この瀬戸際が美味いですねえ。


タルトショコラ(650円)。
キラキラでギラギラです。


見た目からするとショコラは華やかさは控えめで落ち着いた香りの良さがじわじわ来ます。
底のアーモンドクリームは素朴な甘みで、味といい食感といい溶け合っていますね。


ホロッとやわらかに崩れるタルト。
全体にやわらか、やさしい口当たりでしたねえ。


タルトミルティーユ(550円)。
パリでは一般的なフルーツのようですが、ミルティーユ、それと意識していただくのは初めてです。


ナパージュが厚いというか、コンフィチュールがゼラチン質というか、ジュレ状になって乗せられています。
アーモンドクリームにミルティーユがよく浸みているのが分かります。


攻撃性のない酸味はあくまでも「甘酸っぱさ」の範疇で、まろやかな甘みがアーモンドの風味と交わって弾むような軽やかな味わいですね。

ひとつ勉強になりました。


タルトシトロンムランゲ(600円)。
何とか持ち帰りました。

タルトシトロンのニース風、イタリアンメレンゲが乗っています。


「何もない」に限りなく近い軽さを感じた後、気配を消した甘さがしっかりと現れます。
最後まで気付かれずに標的を仕留める忍びの如く、何も感じないまま術中にはまっています。

以前いただいたタルトシトロンは酸味がTheレモンでしたが、こちらは角が取れますねえ。


タルトはかなり塩気が効いていたように思います。

うーむ、違い、違いの組み合わせでガラッと違うものが完成しています。
前回も素晴らしく感じましたが、今回もすごかったなあ。

やっぱり訪問のハードルはかなり高くなりましたが、今回は何とか伺えてよかったです。
また行きたいです。

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