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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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築地の「八千代」で大車海老・アジ・ホタテフライ(盛り合わせ)定食。

10月29日(木)、先日の日曜日に出勤した分の振り替え休日だったこの日。
とりあえず朝は築地からスタートします。

何店か候補は考えてありましたが、到着してからの様子を見つつ1軒目を決めます。


というわけで土曜日は混雑していて入りにくい八千代さんにお邪魔することにしました。
平日とはいえ少しお店の外で待ちました。

チャーシューエッグ、アジ、ホタテ、車海老、穴子・・・と満遍なく様々な注文の声が聞かれた印象。
安定した人気に落ち着いたようですね。


「メニューはいつも出ているけど、実は仕入れのある日は少なそう」と聞いていた大車海老がこの日は確認すると「あるよ」とのことでしたので注文してみました。

少しずつ値上げしているようで現在はこのような値段でした。


大車海老・アジ・ホタテフライ(盛り合わせ)(3500円)。
なぜか箱ティッシュと一緒に登場。


大車海老・・・大きいというか笑っちゃうくらい太いのですよね。
これ揚げる前はどんな大きさだったのでしょう。


この頑丈な鎧を思わせる頭。
小さめのロブスターくらいの大きさです。
これ、食べられるのでしょうか・・・


つぶらな瞳も大きめ。
こちらの感情に訴えかけてくる「何か」も心なしか大きく感じられます。

ごめんよ。


調理に関しては、きつね色をやや通り越した感じの強めの揚げ。
見るからに香ばしい、見るからに食感の小気味良い、はっきりと美味しそうなフライです。

そして食べやすいようにザクッと包丁の入った断面から鮮やかに覗く純白と真紅の・・・


鮮やかなことといったら!
きらきら輝く海老のスープ。

こぼさないように丁寧に箸で持ち上げて、ガブリ!
ザックザック、ザックザック。


意外にも身の食感は様々。
ぶりんと弾ける弾力はもちろん、とろりととろけるところから、もっちりふんわりしたところまで。
どこも一様に海老の甘みが濃く凝縮しています。

これだけ大きいので頭の中のミソも、一品料理くらい食べ応えがありました。
大きな海老ならではの魅力をしっかり発揮して、大きいことによるデメリットを感じさせない見事な調理だったと思います。
強いて言うなら、ちと食べづらいこと(笑)。
口の周りがどうしても油ギッシュになってしまうので、最初に出て来たティッシュが大活躍します。

インパクト十分、それに甘んじない美味しさと食べ応えのあるフライでした。


八千代さんの代名詞のひとつとなりつつあるアジフライ。
アジフライ自体いただくのは少し久しぶりですね。


アジの味がちゃんとします。
ダジャレを言いたいだけではなく、本心です。


ホタテは記憶にあるものよりは薄いもので熱もしっかりめに入っている気がしますが、ギュッと噛み応えのある繊維質から浸み出る汁は甘みが存分に引き出されています。
貝の加熱調理は食感と甘みのせめぎ合いですが、これももちろん美味しいですね。
むしろ八千代さんの味の濃い衣に負けない味わいという意味ではこの方が合っているかもしれません。


結局殻も問題なくいただけましたが「問題がなかった」というのは僕の口の話で、かなり豪快にバキバキと過激な音を響かせてしまったので、店内で驚かれた方もいらっしゃるかもしれません。
いやでも海老の香りを満喫できました。

個人的には海老に対する執着や、「大○○」に対する憧れは小さいのですけど、楽しく美味しい経験ができました。

以前は単品で頼むと値引きがあったと思いますが、この日は定食と同じ値段でした。
大車海老は特別なのか、単に忘れられていたのか。
どちらなのかは次回の宿題にして、今回は満足感だけを噛みしめながらお店を出ます。

ごちそうさまでした!

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