lockandgo65

美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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鎌倉の「イル・ブリガンテ」でタヒチバニラのカスタード、ジャンドゥイオット、シチリアアーモンド、マルサラ。

30日は仕事納めで、なぜか納会の司会を任されて、その後飲み会で(少し前に忘年会をしたばかり)、一旦家に帰ってから荷物を作って終電ギリギリで横浜の実家に帰って、高校の友達に呼び出されてタクシーで同窓会の2次会に参加して、寝て起きて、スターウォーズを観て、横浜を散歩して、紅白を観たらあっという間に年が明けていました( ̄▽ ̄)

そんなわけで1月1日(金)、あけましておめでとうございます。
紅組の優勝の興奮冷めやらぬ元旦の未明、自分でもよくやるなあと思いながら鎌倉へ向かいます。


ジェラテリア・イル・ブリガンテ。
イタリア人のエミリアーノシェフがこだわりと愛を込めて作り上げる傑作ジェラートを味わえるお店。

こちらがなんと年越しオールナイト営業をされていたのですよ!
常連さんを中心に行列ができていましたよ、真冬の、深夜の、ジェラート店に( ̄▽ ̄)


タヒチバニラのカスタード、ジャンドゥイオット(1500円)。
こちらでは基本的に2種類のフレーバーを選びますが、相性の良くない組み合わせは選ばせてもらえません。
頼んでも「ソレハダメ!オイシクナイ!」と拒否されるのですよ(^_^;)

というわけで僕はひとつだけ食べたいのを考えておいて、それに合うのをシェフに選んでいただくことにしています。


今回自分で選んだのはタヒチバニラのカスタード。
意外にもこちらのバニラは初めてでした。

タヒチの上質のバニラは、ツンと来るシャンパンのように気高い主張のある香りがするのですよ。
乳脂を感じさせない爽やかな仕上がり。


ジャンドゥイオット。
お店イチオシの、シチリア島のモディカという町でのみ作られるモディカチョコレートとピエモンテ産のヘーゼルナッツを合わせて作った特製のジャンドゥイオット。
そこに年代物のマルサラ酒「デ・バルトリ」をたっぷり加えてあるのだそう。

これはいい!とても美味しい!
カカオの渋みと旨みが静かに、とても穏やかに歩み寄ってくるように真に迫る感じ。
んっはー!
こちらのお店は基本的にV社のショコラを使っていたかと思いますが、何があっても絶対にモディカチョコレートを使ったものを選ぶべきだと思います。
V社もギラギラしたところが魅力ではありますけど、こういうのとかペック社やドモーリ社の味を知ってしまうと、ちょっとケバく感じてしまいそうです。

大満足でこのまま帰ろうかと思いましたが、せっかく元旦のこの時間に鎌倉までやってきたのですからジェラート1杯で帰るのももったいないと思い直しました。

というわけで、


2杯目もいただいていきましょう( ̄▽ ̄)

今度はマルサラとシチリアアーモンド。
アーモンドをいただきたかったのですけど、相性がいいのは・・・
「オサケダイジョウブ?ダイジョウブナラゼッタイ『マルサラ』!20年物ノワイン!」
お酒以外だと何かありますか?(^_^;)
「ウーン・・・ヤッパリ『マルサラ』!」
じゃあマルサラで(^_^;)(笑)


こちらがそのマルサラ。
説明に「お車の方はだめですよ」とまで書いてあったのでちょっとビビりましたが、爽やかな香り良さを感じる程度。
ミルクにこういうフルーティーですっきりした香りが合うのが新鮮ですねえ。


そしてこちらが食べたかったシチリアアーモンド。
色味は映えない組み合わせでしたね(^_^;)


でもこれが美味い!めちゃめちゃ美味い!

普段スペインのアーモンドはSというお店で、イタリアのアーモンドはTというお店で買っているのですけど、実はイタリアのアーモンドはいやらしいほどに香り高くて少し苦手だったのですよ。
ただ少し勘違いをしていて、両方「マルコナ種」だと思っていたのです(^_^;)
だからT店のは安っぽいアーモンドなのかなと。
でもこの日このジェラートをいただいたら、あの苦手だったイタリアのアーモンドの杏仁のようなキュンと甘い風味が鼻を抜けて・・・それが美味いのですよ!

びっくりしてすぐに検索したら、シチリアのはパルマ・ギルジェンティ種という別物なのだそうですね。
一気にイタリアアーモンド派に寝返りましたよ(笑)。
T店のは結局質がイマイチなのかもしれませんが、このまま食わず嫌いになるかもしれなかったところを見事に救われました。

もちろん万人受けするカリフォルニアのもいいですし、フランス菓子には欠かせないマルコナも好きですけど、ここのジェラートをいただいてしまうとアーモンドのイメージがガラッと変わりますねえ。
元旦、それも未明から衝撃的でした。

すっかり睡眠時間を削ってしまいましたが、全く悔いが残らない夜遊びでした。
昨年は結局1度しか訪問できませんでしたが、今年は回数を増やしたいところです。

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