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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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江古田の「パーラー江古田」で焼きカチョカバロ、いのししのズッパ、ビチェリン。

2月11日(木)、建国記念日のこの日、築地もお休みですし朝ごはんは家でパリ空のパンを食べるつもりでしたが、ご存知の通りパンを買えませんでしたので(^^;)
朝はのんびり果物を食べて過ごして、目的地を思案しながら出発。


ここ最近の休日の過ごし方としては例のないほどのんびりしたスタートのつもりでしたが、8時半の開店には間に合ってしまいました。
カウンター1番奥の席に着きます。

もともとがサンドイッチの頭だったこともあって、素直にこちらの名物のサンドをいただくつもりでしたが、気になる限定メニューがアレコレありますねえ。


というわけでまずは焼きカチョカバロ(100g)(1000円)。
カチョカバロというのは、南イタリアのひょうたん型が特徴のチーズで、そのままでもステッペン(ドイツのモッツァレラ)のようなシンプルにミルキーな味わいを楽しめますが「焼くこと」でその真価を堪能できるとされています。

こちらはご主人自らがフライパンで丁寧に焼き上げてくださいました。
単品のつもりでしたが、ゴリゴリにパンが付いていました。


もともと真っ白(クリーム色?)のチーズなのですけど、はっきりくっきりとこんがりした焼き色が付いています。
表面にはかなりオイルが滲んでいましたが、オリーブオイルを敷いて焼いていたのかもしれません。


カリッと、というよりはこの裏の層を含めてねちっとコシの強い感じに仕上がっています。
香ばしさと深まったコクで濃厚な味わい。


この辺りはカリカリに焼き上がっていますね。
香ばしさ満点です。


カットするとこんなみっちり詰まったチーズです。
もっちりと強めの弾力。
焼くことで酸味は落ち着いて旨みがじんわり出てきます。

ミルクとしての香りはちょっと弱かったかもしれませんが、美味しいチーズでした。
確認しませんでしたが、こちらで扱っているチーズは国産物ではないかと思います。


こちらは続いて登場するメインにセットで付いてきたミニサラダ。
パーラー江古田さんは塩コショウオリーブオイルに胡麻を効かせてくるのが特徴的。


いのししのズッパ(ソフトドリンクセット)(1000円)。
どんな感じで出てくるのか想像が付かなかったのですけど、想像していなかった感じで出てきました( ̄▽ ̄)(笑)

いやでもめちゃめちゃ美味しそうです。


豆がたっぷり、好みが分かれそうなほど塩気を抑えたスープはセロリと人参の香りが濃厚。
じゃがいもなんかが煮崩れていて、ちょっととろみのあるスープに仕上がっていました。

豆は小豆を大粒にした感じの、ほっこりと崩れるようなタイプだったのですけどちょっと種類は分からず。


こちらもゴリゴリにパンが付いてきました。
お店の方に確認したら、食べ切れない分は持ち帰り袋をいただけました。
よかった(^^;)


いのししと思われる肉は、塊はなく全部煮崩れていました。
肉自体から感じる味はほぼなかったように思いますが、スープのベースにその味がしっかりと「猛進」していました。


ここもたまりませんよ。

多分ズッパの仕上げに胡椒を挽いた上にパンを置いたようで、パンにかなりペッパーが効いて感じられました。
わざとではないと思います。

お豆がたっぷりだったので、食べ終わる頃には腹の底から温まりました。


食後のドリンクは寒い季節限定のビッチェリン。
イタリア・トリノの伝統的なドリンクで、エスプレッソ、ホットショコラ、ミルクを合わせたもの。

価格設定の高めなドリンクなので、セットのドリンクとして頼む場合は+150円かかりました。


パーラー江古田さんのフォームミルクは、ご覧の肌理の細かさかつ表面張力を最大限効かせたドーム型。
これビジュアルはもちろん、口当たりの意味でもポイント高いですよねえ。


ショコラの味にはまだ疎いのですけど、この棘のある感じがヴァローナなのかな?
エスプレッソの味もかなり強いのでバランスは崩れていませんし、ミルクでばっちり全体を包み込んでいるので落ち着いた味わい。
どっしりした苦みと渋み、ミルクの甘みの先にショコラの鋭い香りが顔を覗かせる感じ。

少量濃厚の、男前系。
結構好きでした。


パンもちょこちょこと購入して、大満足でお店をあとにします。
次回こそレギュラーメニューのサンドを!

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