lockandgo65

美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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築地の「KOTOBUKIフーズ」でマンステール、キュレナンテオミュスカデ、プティカンタルジェンヌ、プティアグールオピマンデスプレット。

今週購入したチーズは4種類。
普段カットを頼みにくいチーズが、この日はカットされて並んでいたのでちょこちょこ拾わせていただきました(^^)


マンステール。
フランスのチーズですが、ドイツとの国境付近のアルザス地方で生まれたということでジャガイモと合わせていただくのが定番だとか。
塩水でウォッシュした表面は厚めにガシッとした固さで淡いオレンジ色。


かなり香りはきついので、そこで好みは分かれそう。
「刺激臭」といってよさそうな香りの強さです。


中はミルクのコクのしっかりしたマイルドな味。
香りがギラッとシャープなのでマイルドな印象は残りにくいですが、とても豊かなポテンシャルを持つチーズだと思います。
焼いても美味しい。

1つ200gで2,500円くらい。


キュレナンテオミュスカデ。
ゲランドの塩で洗ったキュレナンテを、さらにミュスカデという白ワインで洗ったのがキュレナンテオミュスカデ。


丸みを帯びてむっちりもっちり。

司祭(キュレ)が作ったことに語源があるそう。
ちなみに言うと、先ほどのマンステールは修道院(モナステール)で作られたことから付いた名前なのだとか。
沢庵漬けや道明寺(桜餅)みたいなイメージでしょうか。


こちらはどっしりとした獣系のにおい。
マンステールほど攻撃的ではないものの、クセがあります。

鼻に抜ける香りにフルーティーさを感じる辺りがミュスカデでしょうか。
食感は分かりやすく、香りは通好みにクセになるチーズでした。

これも1つ200gで2,200円くらい。


プティカンタルジェンヌ。
紀元前から作られていたそうで、2000年を超える歴史を持つチーズです。
イギリスでいうところのチェダーやドイツでいうところのステッペンのような、プレーンな印象の味わい。


「ジェンヌ」と付くのは、熟成2か月未満の意味。
熟成が進むにつれて表皮が厚くなるのだそうです。

ジェンヌだからなのか分かりませんが、梅干しを思わせるようなキューンと後を引く酸味も印象に残りました。

5,400円/kgくらい。


プティアグールオピマンデスプレット。
初めて見るチーズかと思いきや、プティアグールのフレーバー系。
羊乳の爽やかで甘みとコクのある味わいに、後を引き締める唐辛子加えたもの。


「フレーバー系」と安っぽい言葉を使ってしまいましたが、その実はそんな軽々しいものではなく。
見た目ほど強烈にアピールするような主張の仕方ではないのですけど、ほんのり漂わせてチーズ全体の印象をガラッと変えてしまうこのセンス。
寿司でいうところの、サビに近いようなイメージかなあ。

おフランスの丁寧な「仕事」を感じました。

今週は食べ切れるか心配でしたが、ウォッシュ系を多めに買ったのがよかったのか、無事に余裕でイケそうです。

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