lockandgo65

美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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若林の「パリの空の下」でクロワッサン、タルトポアール、コンフィチュール(紅玉とマラデボア)。

この日は調子に乗って若林のパリの空の下へも行ってまいりました。
19時45分頃の到着で前から10番目くらいで、入店まで30分はかからなかったと思います。

自分の番が来るまでは「あれが残ってる!」「これもまだある!」などと考えないのが鉄則。
この日も心を無にして待ちましたが、あと2人になって油断して「アレとアレとアレとアレがまだあるな」と確認してしまったが最後。
アレとアレとアレとアレは前のお2人がザザザッ片付けていかれました(^^;)

何のことはない、早く来た人がお金のある限り好きなだけ買える、シンプルな勝負の世界です。 


クロワッサン(400円)。
何度か「完売御礼」を経験すると、ただでさえ輝かしいこのクロワッサンに更に後光が差して見えます。


目指すところは「毎回全く同じ仕上がり」ではなく、そのバター、その粉のベストを引き出すこと、といった感じ。
シェフの感覚と、それからシェフのブログによると焼き上がりの芯温にはこだわっているそうで、小躍りするように香りや味が弾け出てきます。


クロワッサン(400円)。
2個残ってくれていたという、何たる幸せ。

こちらの方がやや焼き色にメリハリがありますね。


この大外は持ち帰るまでにコースアウトしてしまうことが多いのですけど、今回は上手に帰ってくることができました。

他店で買うクロワッサンの場合この辺りはパリッパリに焼き上げて焦げっぽい香りしか残らないものが多いのですけど、パリの空の下はここからさえバター溢れ粉が香ります。

幸せ。


タルトポアール(550円)。
ギリギリ最後の1個が残ってくれました(*‘ω‘ *)

定番商品ですが買うたびちょっとずつ変化があります。


こういうシンプルなダマンドがまたたまらなく香り香るのです。
口どけ、香り、たまらないです。


くちゃっと崩れた洋梨から漂う香りの輪郭を整えるように、バニラや生地のアーモンドやらバターやらが包み込みます。
甘みと香りのバランスが極々自然体で、スッと入ってきます。


紅玉とマラデボア(1800円)。
以前マラデボアのコンフィチュールの香り高さに悶絶した記憶が鮮烈に残っていたのですよね。
紅玉とは、珍しい組み合わせできましたねえくらいに思っていたのですよ。


ところが蓋開けてすぐ、まず立ちふさがる紅玉が革命的に豊かな甘み。
紅玉特有の酸味は甘みの中にマイルドに昇華、あとに残る甘みがすーっとのびやかに残るのですよ。

マラデボアは鮮烈な記憶そのままに印象に残る香り良さなのですけど、とにかく紅玉のインパクトが強かったです。

買えなかったものがたくさんありましたが、それでもなおデレデレしてしまうほどに美味しいものばかりいただくことができました。
またすぐにでも行きたいです。

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