この日は前から気になっていた国分寺のカフェ「ねじまき雲(陽)」さんで前から気になっていた「tocoro cafe」さんの出店があるとのことで初訪問してみました。
国分寺というと茂右衛門さんがあるのでなかなか他に伺う機会を作れなかったのですよね(^^;)
お店に着くとズラッと行列が出来ていて、整理券を渡されます。
待つのかなあと心配しましたが、開店と同時に入店できました。
お店の方の指示に従って席に着き、入店順にドリンクの注文をしていきます。
この日のお菓子はイートインもテイクアウトもtocoro cafeさんのもののみ。
こちらは整理券の順番に呼ばれてtocoro cafeのご主人と会話しながら選んで購入します。
イートイン限定のお菓子が2つあったので、2つ注文。
いや、ほぼみなさんこの2つをお召し上がりで、注文する空気だったのですよ(笑)。
コーヒーをごく丁寧に淹れられているのでやや時間がかかりそう。
コーヒーが出るまでスイーツは待とうかとも思いましたが、次の予定から逆算すると結構時間が厳しかったので先に食べ始めることに。
素朴でナチュラルな色合い、洗練されすぎず手作り感のある形。
良質なカフェスイーツとしてのツボをしっかり押さえた2品ですね。
イートイン限定にしてあるのは、商品特性上の問題ではなく「限定メニューを用意すること」自体が理由でしょうか。
桜と蓬のパウンド。
桜の葉が練り込まれたしょっぱいベースの生地と独特の香りの立つ蓬生地。
結構塩気が効いているので、甘さを強めにしてもキツく感じないように思いました。
レモンケーキ。
アイシングから爽やかなレモンの香り、強い甘み。
生地にもレモンピールが混ぜ込んでありましたが、そちらは香りが弱く感じられました。
また他で購入したスコーンに近いような味わいで、口の中にまったり消えるバターのコクがしっかりと感じられました。
tocoro blend winter。
こちらのお店はフレンチプレスやエスプレッソの用意もあって、淹れ方から色々楽しめるのですが、この日はtocoroさんのブレンドがあったのでそちらをお願いしました。
入店時はほんわかした感じのご主人かと思っていましたが、いざコーヒーを淹れ始めるとスマートに無駄のない動きで表情も引き締まっていらっしゃって、思わず見とれます。
特別な動きはないのですけど、身体に染みついた動きが完成されているのですよ。
わりとドリップはテンポよかったので、雑味が出ずストレートな苦み。
豆の特製かと思いますが、香りにあまり厚みが感じられないように思いました。
膨らみのある香りが加わると「味」の印象ってふわふわしがちですが、この場合キレのある味わいがより強調されていて、ひとつの個性として成立していました。
ねじまき雲(陽)とtocoro cafeを両方満喫できる貴重な機会!
と思わず飛びついたわけですが、結局自分はどっちをどの程度知ることができたのかイマイチぴんと来ていません。
また機会を作って、そのお店の味を覚えられるようにしたいと思います。
また伺います!