先日のねじまき雲(陽)さんの前に、しっかり茂右衛門さんにも寄っていたのでそのお菓子もご紹介。
さすがに生ケーキはやめておきましたが、こんなときだからこそ焼菓子系をごそっと購入。
ファーブルトン(400円)。
「ブルターニュのお粥」を意味するフランス語。
イメージよりは緩めな口どけ、見るからにあからさまに分かりやすく鮮やかなバニラ。
生地自体は旨み中心で淡泊に感じますが、プルーンで甘みは十分。
お酒も華のある香りで、主役を張れるファーブルトンでした。
金時豆のスコーン(200円)。
「茂右衛門スコーン」と名付けられていたと思いますが、やっぱりイングリッシュなそれとはひと味もふた味も違っています。
パサッと崩れてバターが溶けるにしたがってじっとりと濃厚に香りが膨らむ感じ、と言ってしまうとイギリスのトラディショナルなスコーンと変わらないように聞こえてしまいそうですが、なぜかはっきりとフランス菓子。
金時豆はほっくりと、どこか懐かしい舌触りと強めの甘み。
餡子や煮豆を思わせつつも、なぜかはっきりとフランス菓子。
素材のいいところをデフォルメした香り良さと、バターとの組み合わせの妙なのでしょうか。
ねじまき雲(陽)さんもいいお店だったのでまた伺いたいと思いますが、やっぱりこちらも寄ってしまいそうです。