4月2日(土)、前日の夜に某大好きなコーヒー屋さんの1周年感謝祭参加して、その足で寿司大に参戦。
1時前の到着で前から5番目でしたが、1巡目のリミットは2時半過ぎでいつもとさほど変わらずでした。
にしてもこの日は並んでいる方にマナーの悪い人が多くてイライラが募りましたよ(^^;)
とはいえ、時間になってお店に入って席に座ればネガティブな気持ちは全てリセット。
並んだ時間の分、元を取るイメージで最高の時間を過ごしますよ！
雨の中歩いてきて濡れた身体で4時間並んだので、もう4月とはいえさすがにお茶が沁みますねえ。
報われます。
まずは焼きたての玉子から。
毎回少しずつ誤差はあるので、今回はどうでしょうと見てみますと・・・
形はきちっと仕上がっていましたが、何やら出汁が浸み出していました。
出汁の量が多かったのかな？
アラ汁も気持ち早めに飲んでしまいました。
やっぱり身体が冷えていたのだと思います。
ではではまずはツマミからお願いしていきます。
鰹。
シーズン最初の鰹は寿司大から。
初鰹は3月の九州のものからスタートしますが、この日は確か鹿児島だったかな？
他の方のブログやツイッターで拝見していると、今シーズンの初鰹は「初」らしからぬ脂乗りの印象を持っていました。
こちらもなかなかの「らしからぬ」感。
背と腹と、いいところを付けてくださったかな(^^)
腹身は幅を持たせたカット。
ジュクッと脂融け。
甘みのある脂と酸のある香り。
背は薄く広くスライス。
こちらは甘みをカットして、鉄っぽさの加わった鰹感の強い風合い。
初鰹らしい味わいでした。
続いて、先日握りで大当たりだった太刀魚を。
いいイメージのまま、今回はツマミでお願いしてみました。
今回も乗りに乗っています。
見た目には、気持ち炙りの火入れが深すぎるように思いましたが、この脂に全部持っていかれます。
食感も力強くていいなあ。
ポン酢もご用意いただきましたが、これは塩でいいな。
前回「ひとり貝祭り」を開催しましたが、蛤をいただいていなかったので延長戦。
うっすら桜色も感じられて、これも春らしさのあるネタですねえ。
大きさもなかなか。
身の弾力がより感じられますね。
貝の香りで春爛漫。
「鯵もいいよ！」とのことで鯵もお願いしました。
何かしら光り物もいただいておこうと思っていたので、飛びついた感じ。
脂は強すぎず、丈夫な身に強い旨みと、旨み系の香り。
名残の鰤は醤油漬け。
ネットリとした舌触りに、鰤らしく味の濃い脂。
そろそろ鰤もお終いでしょうかねえ。
11月の移転までにまた会えるでしょうか。
皮はぎの肝だけ握り。
通称「痛風握り」、みなさんが注文しているのを羨ましく見ていましたが、僕が食べようとしたときに限っていつも肝切れだったりしたのですよ。
クリーミーな肝が弾けて、口内リゾット。
身を挟んでいない分、シャリが直接肝を受け止めています。
個人的に皮はぎの肝は肝醤油ごはんにするのが1番だと思っているので、これすごくよかったです。
ただこの日はシャリがちょっと水っぽかったのですけど、この握り的にはパラッと固めに炊き上がっている方が合っていたかもしれません。
また次回の参考にしましょう。
金目鯛昆布〆。
濃厚にとろける身質、脂の甘み、昆布で力を増した旨み、それらに乗って独特の香り。
時期というより個体差が大きいのかもしれませんが、基本的に毎回違いはあれど美味しさに間違いはないネタですね。
せっかくなので昆布〆を重ねて、甘鯛を。
この日はたまたまだと思いますけど、いつもと全く違う切り方で厚みのあるネタ。
のろーんと超絶濃厚に身が舌に絡みつきます。
味わいもとにかく旨み旨み旨み。
金目鯛のように甘みが少し入ると味の構造的に厚みが出るのですけど、こちらは旨みだけでその段階まで引き上げたような印象。
金目鯛もかなりよかったのですけど、この日は甘鯛が2枚くらい上手でした。
「昆布昆布・・・ときたら、鱚も昆布〆あるよ」とのことでしたので、〆に鱚を。
わさび醤油、ポン酢、塩等もありましたが、ここは梅肉で。
ちょこんと赤が乗っただけで随分可愛らしくなりますね。
水っぽさが抜けて締まった身に、やはり昆布の旨み。
そして昆布と梅の香りが抜群に合いますよねえ。
鱚自体はそれほど香りの強い魚ではありませんけど、きめ細かい特有の身質の中に梅肉の酸味が浸み渡っていきました。
この日は勧められるまま食べ続けましたが、ここ最近でも1番満足感があったような気がします。
また次回は来月かな？
とにかく今月もありがとうございました！
