高はしさんに並んでいる際にAさんと「天ぷら黒川に行ったことがない」という話になりまして、早速その日のうちにご一緒することに。
高はしさんから買い物を一緒に回らせていただいていたM・KさんことNさんも合わせて3人での訪問と相成りました。
天ぷら黒川。
晴海通り沿いから路地を入ったところにあるので、初めての築地でも飛び込みやすい立地といってもいいかもしれません。
かく言う僕も、初めて築地で食事をしたのは斜向かいにある本種さんでした。
4人掛けのテーブル2つに、カウンターが何席か(荷物置きに使われていたので、最大何席使えるのかは分からず)。
幸運にもテーブルが空いていたので3人で着席。
メニューは丼物と簡単なコース形式のセットがありました。
僕たちは蘭(野菜の天ぷら、かき揚げ天丼)2つと、雪(海老、魚介、野菜の天ぷら、穴子天丼)1つを注文(それぞれ2000円)。
僕は蘭。
注文が済むと、お茶とお新香が用意されます。
天ぷらのコースだとこれらのアイテムは結構重要ですね。
お塩は4種類のラインナップ。
抹茶塩、岩塩、カレー塩、そして普通の塩。
フル活用して楽しみましょう。
こちらはAさんの小皿。
何かのおまじないのようです。
全員分大皿に乗せて1品ずつ提供されていくよう。
この場合、海老は「雪」のもので、僕の「蘭」はいんげん。
こう出されると雪が羨ましくもなりますね(^^;)
いんげん。
かなり火の入りは浅くて、ジャッキリと。
衣は見た目よりもボテッとした感じで、どろりと口どけます。
続いては2コースとも揃い踏みの春の香り。
開いてます。
ふきのとう。
花の部分は粉をはたいた程度で、衣は葉だけに付けてありそうです。
ざっくりと歯の入ったところから春の香りが豊かに広がります。
んー・・・これは・・・?
生麩。
ふわりもちり。
ちょっと青っぽい香りがあったように思います。
食感に特徴があって、天ぷら種として面白いですね。
続いては・・・
山芋の湯葉巻き。
ガッツリとろろが香ります。
湯葉はカリッと揚がって、春巻きに似た食感になりますね。
豪勢に見えますが、3人分ですので( ̄▽ ̄)(笑)
僕の取り分は、ブロッコリーと卵の黄身。
見た目以上にすき間に衣が入っているようで、衣の味がねっとり舌に残りました。
黄身はひとくちで食べるように説明がありました。
揚げたての黄身を口に入れるのは凄まじい怖さがありましたが、とろりと流れ出る半熟とあってもちろんさほど熱いことはありませんでした。
〆のかき揚げ天丼は、かき揚げのみにしていただきました。
「お椀はお食事ありの方のみ」とのことで僕はいただけず(^^;)
値引きがあったわけでもないので、かき揚げの内容が違ったりしたのでしょうか。
ちょっと分かりませんでしたけど。
帆立はゴロゴロのカット。
強めの弾力と、甘みよりは旨み。
プリプリの小海老。
この辺りも衣の重さが少し気になります。
終始気になったのは衣の重さと油切れの悪さ。
ここが気になる方はちょっとキツイかもしれません。
とはいえリーズナブルに、ちょっと珍しい種も入った天ぷらのコースをいただけるのは結構お得感があると思います。
楽しいお食事になりました。
お2人にも感謝です。
ごちそうさまでした!