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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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浅草橋の「丸山吉平」で丸山リブロース定食(ましキャベツ)。

代々木上原辺りから幡ヶ谷のブックオフ、新宿のヤマモトコーヒー店と買い物を挟みつつ、ランチは浅草橋の人気とんかつ店へ。
ゴールデンウィークの初訪問シリーズの一環です。


丸山吉平。
2012年オープン、ご主人は蒲田の人気店「檍」で修行された方ということで林SPFポークを使った厚切りレアのとんかつを堪能できます。
檍を踏襲するだけでなく、独自の進化を突き進んだとんかつとなっているようです。

12時40分に到着して7人ほどの列の後ろにつきます。
店内に入るまで30分ほど、店内で食券を購入した後も少し待ちましたがご主人の指示で無事に席に着くことができました。


真面目な店主のお店にありがちですが、複数のルールで行動を制限されていて独特の緊張感が店内を支配しています。
とはいえ特別難しいルールというわけではないので、普通に読んで普通に守れば何の問題もないと思います。

事前情報通り、大きなマスクをして眼鏡をかけていて全く表情を伺えないご主人はかなりの威圧感。

料理の写真は撮っても大丈夫ですか?
「・・・あ゙あ゙ん?」
料理の写真を撮りたいんですけど、よろしいですか?
「ああ、いいよ。俺の写真かと思ったよ。」

のような冗談で店内が笑いで包まれる場面もありました。
質問した当事者の僕の笑いは軽く引きつっていたかもしれませんけど(笑)。


しばし待ってとんかつが出る前兆的に豚汁から登場。
お店の前に着いて以来揚げ物の香りに包まれていましたが、そこを切り裂く鮮烈な味噌の香り。


肉は挽肉を使用していて出汁と脂が濃く出たもの、味噌は濾さずに溶いていそうで、かなりこってりとした飲み口。
大根、人参、玉ねぎは柔らかめの仕上がりだったので、その辺りからも甘い出汁がでていたかもしれません。

肉は挽肉オンリーなので、そこは賛否両論あるかも。
どこに重きを置くかですけど、汁自体の味で考えるならこれが正解と言っても過言ではないと思います。
すごく美味しかったです。
僕は好きです。


続いてとんかつが登場。
「単品」ではなく、お店独自のルールである「定食」の「ましキャベツ」という注文にしました。
券売機で「定食」を購入して、ご主人に渡す際に「ましキャベツ」と伝えるとご飯なしでキャベツ大盛りで出してくださるのだそうです。

「単品」の食券が用意されているのは、巨大メニューである「丸山リブロース」「吉平リブロース」だけだったと思います。
基本「単品」で食べたかったら、「定食のましキャベツ」でお願いするしかないのかもしれません。


その「ましキャベツ」がすごいことになっています。

ちなみに注文は丸山リブロース定食(3300円)。
恐らく350~400gある脂の強いリブロースの部位で、とんかつだけで見ると笑えてくるボリュームですが、キャベツを見ると笑いが止まります。


とんかつのボリューミーな迫力は伝わるでしょうか。
全体の型がはっきりしつつ、チクチクと立った衣も見事な仕上がり。

でもやっぱり気になるのは・・・


ましキャベツ!
ギシギシに盛り込んであるのですよ。


決してとんかつが小さいわけではありませんよ(^^;)

パッと見キャベツは崩れてしまいそうですが、ギューギューに詰めて固めてあるのでそうそう崩れません。
そしてほぐしながら食べるのですけど、ほぐした分膨らんでくるキャベツの山に先日のトラウマが再び蘇ります。

美味しいのですよ!美味しいのです、けどね!( ̄▽ ̄)


もう一度言いますが、決してとんかつが小さいわけではありませんよ。

効果音を付けるなら、ズゴゴゴゴゴゴゴという感じ。


断面を出すために箸で持ち上げるわけですが、物凄い重量感です。

効果音を付けるなら、ドーーーーン!ですね。

ここまでをまとめると、ズゴゴゴゴゴゴゴのドーーーーン!です。


開店当初なんかと比べるとレア感は薄れたようですが、ほんのりピンクと脂、滲む肉汁の多重奏はトーンを違えど間違いのないハーモニー。

「当店は脂好きの方向けのお店です」と掲示にあった通り、脂を味わえるとんかつ。
プリッとしてジュワーッと溢れる脂。
サクッとやわらかな身の部分も、食感はかなり歯切れ良いです。
旨みは弱いと言われる林SPFポークですが、脂と酸味で旨く整えていい味に仕上がっていたと思います。


1枚1枚に個性があるので、どの1枚も油断せず集中していただきます。
個人的には比較的厚めに切りつけられていた左から2番目が最も強く印象に残りました。

段々余熱で火が入るので、レア系のとんかつは時間による変化も楽しめますしね。


やっぱりロースかつはいいなあ。

とんかつは豚の表面以外には味付けできないので、厚切りになればなるほど「味付け」という意味では薄味になりがちですよね。
なので厚切りのお店ほどソースや塩で補っていただくのが一般的ですが、こちらは肉の下味だけでなく衣にかなりしっかりと味を付けてあったような気がします。

ただ、こってりした豚汁を食べてしまうと、その後に食べるとんかつの味が弱まって感じられたようでした。
とんかつを食べてから、〆に豚汁をいただくのがいいかもしれません。

キャベツのボリュームが強烈なインパクトでしたが、とんかつも期待を裏切らない爆発的な満足感でした。
訪問前は少し「入りづらい」イメージもあったのですけど、ご主人もお店もとてもいい印象を持つことができました。
また他にも色んなメニューをいただきに伺いたいと思います。

大満足でした。
ごちそうさまでした!

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