米花さんから小田保さんへ。
このコースを3人で回るのは久しぶりですね。
幸い席も空いておりましたのですんなり着席。
お!カキフライの札はまだある!
と、おひと方「カキフライトッピング」を注文しましたが、
「今日はまだ入っていない」
とのこと。
「まだ」と付く以上はシーズンが終了したというわけではなさそうでしたが、この日はツイていなかったですね。
とはいえ、黒板メニューに魅力的なのがありますよ!
というわけでサバフライ(750円)。
以前から〆鯖や鯖味噌といった鯖メニューが出ることはあったので、いつかフライも出ないかという話題にはなっていたのですよね。
今回は3尾仕入れてあって、1人前に半身使うので全部で6人前の用意だったようです。
そのうち半分がここに揃いました(苦笑)。
ずっと通っていると「その日食べるべきもの」に対する嗅覚が似た方向に研ぎ澄まされるようです。
半身丸々で揚げて真ん中辺りでザックリ。
小田保さんはアジフライも大きめの鯵を3枚におろして半身で揚げますから、同じイメージですね。
ちなみに先日「タルタル多め」という注文も可能らしいという噂を耳にしたので、早速お願いしてみました。
これくらい量があるとこれ自体1品のように食べられるなあ。
ちょっとヒレカツにも似た淡い色で身の詰まった断面。
身の厚みはありますが脂はなくさっぱりとした鯖で、揚げ物にしてちょうどいい感じかも。
青魚特有の酸味のある香りに脂の甘み、コクが重なって角が取れて重層的に味がまとまります。
脂の乗ったとろける鯖を期待すると肩すかしかもしれませんが、この鯖は「揚げるしかない」とすら感じるほど魚と調理法がマッチした1品でした。
タルタルを多めにしたのはたまたまでしたが、これも正解でした。
さっぱりとした香りの軽やかな夏向きのフライメニューでした。
ごちそうさまでした!