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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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代官山の「イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ」でゴッホのようなバナナ、重さの中に心休まるラムレーズン、アニスとミントの淡いたわむれ。

久しぶりに代官山のイル・プルー・シュル・ラ・セーヌでケーキも購入しました。
この日はわりと見た目は地味なラインナップでしたが、個人的には食べたことのない魅力的なものが揃っていました。


ゴッホのようなバナナ(525円)。
ビスキュイザマンドにムースリーヌ、パッションフルーツのシロップでマリネしたバナナ。
オレンジとホワイトラムの香り。


弓田シェフのオリジナルの1品で、完成したケーキを食べたときゴッホの黄色のイメージを感じたことからこの名前を付けたそうです。


卵黄の甘みが濃厚なムースリーヌ、バナナは比較的軽めの存在感。
バナナはフルーツとしては水分が少ないので、分離することなくスッと馴染みます。


アーモンドダイスがポクポク弾ける食感。
オレンジは思ったよりもしっかり香って、正直ホワイトラムは分からず。

どこか主張の強いアクセントは感じられなかったものの、一体感の素晴らしい一品でした。
ずっといただいてみたい商品だったのでありつけてよかったです。


重さの中に心休まるラムレーズン(525円)。
生地に、クリームにラムレーズンをふんだんに盛り込んだ一品。


ラム酒のシロップを打ったビスキュイ生地にはラムレーズンとくるみ。
ムースリーヌも合わせて全体がラム酒の香りに包まれているので、くるみの香りでさえかなり際立って感じられました。


仕上げのナパージュはラムレーズンの漬け汁が使われているのだとか。

思ったよりも全面的にラム酒が香ってきましたが、思ったよりもマイルドで食べやすいケーキでした。


アニスとミントの淡いたわむれ(570円)。
注文の際「淡いたまむ・・・たまむ・・・」と言っていたら伝わりました。
滑舌に自身のない方でも安心して注文できると思います。


ミントを練り込んだピスターシュの生地。
ちょっとネチッと歯に付く食感の中に、ピスタチオがポクポクと弾けてリズムを生みます。
続いてなめらかで濃厚なムースリーヌ・・・


アニスの甘い香りはクセが強いので好みが分かれそう。
でもちゃんとその辺をズバッと香らせるのがフランス菓子らしさでしょうか。

コクのあるムースリーヌに爽やかな香りを重ねてくる組み合わせが面白かったです。
フルーツを合わせるものはいただいたことがありましたけど、ハーブとはね。

今回は近いタイプの商品を選んでしまった気がしていましたが、やはりそれぞれお香りが立っているのでそれぞれバッチリ印象に残りました。
とっつきにくい通好みの商品かな?という警戒心も一口で吹き飛ばされ、分かりやすい組み合わせの妙に胃袋をガッチリ掴まれました。

またいただきに伺います。

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