この日のメインイベント、満を持してやってきたのは京橋の「シェ・イノ」。
泣く子も黙る、というか多分泣くような子は入れないグランメゾンでございます。
といってもこの日は「東京グランメゾンチャリティカレー」が行われていて、年齢制限もドレスコードもなし。
東北の震災をきっかけに始まったというチャリティイベントで、なかなか気軽には伺えない高級フレンチレストランが1日限定で作る本気のカレーを1000円ぽっきりでいただけるという何とも魅力的なものなのです。
チャリティなので売上げは全て寄付に回していますが、11回目の今回は熊本の被災地支援に贈るそうです。
もちろんスポンサーも付いていて、そのせいで(おかげで?)「ルーはハウス食品のものを使う」という縛りも。
逆に興味をそそられますね。
スタートは11時。
僕が到着した9時半頃には既に50人を超える行列ができていました。
偶然にも最後尾が知り合いのお兄さんとお姉さんだったので、有意義な時間を過ごしながら待てました。
お店に入ってまずは1000円のチケットを購入。
シェフ直々のお出迎えがあったりします。
少し待って着席。
テーブル間は普段の営業より詰めてあるそうですが、普通の飲食店からいえば充分な広さ。
席に着く際、椅子をスッと引かれてスッと戻してくださったり、水の時点で既に美味しかったり、つかの間のグランメゾンを堪能できます。
恐る恐るご飯なしでお願いしたところ快くOKをいただけました。
「間違いのないように」とチケットの半券の裏に書いてくださいましたが、知らない人が見たら何かの罰みたいな書かれ方ですね(笑)。
記念バッジは1つ100円~の募金方式での販売。
この日のメニューはカレー1本。
シルバーもスプーン1本。
シェ・イノのスタッフの他、ハウス食品の関係者と思われる方や、中には店舗改装中のため今回は不参加の銀座レカンのシェフまでサーブに奔走していらっしゃってスピーディーにカレーが提供されます。
シェ・イノ風バターチキンカレー パクチーサラダと(飯ナシ)(1000円)。
おおおおー♪♪
さすがグランメゾン、「サッと出し」でこの美しい仕上がりですよ。
カレーの注ぎ方ひとつを取っても格の違いを見せつけられます。
ぽってりとね、ぽってりと。
公式情報によると「玉ねぎ、ヨーグルト、生クリーム、牛乳、ココナッツ、カシューナッツ、コリアンダー、クミン、フェヌグリーク、トマトピューレ」などが入っているそう。
王道のバターチキンカレーといったところでしょうか。
実を言うと、外に並んでいるときに「いかにもハウスっぽい」香りがしていたのですけど、この時点では影も形も、遺伝子の端くれも感じられませんでした。
前面に出ているのはヨーグルトやトマトの軽やかな酸味で、全体としてはそのイメージが強く残るかもしれません。
でもベースにあるバターのコクやブイヨンの旨みがあってこそ、ちゃんと層の厚いカレーに仕上がっているのでしょうね。
パクチーサラダでよりエスニックな方面へ踏み込みます。
他トッピングのスライスアーモンドや生姜がいちいち味濃くていちいち目が覚めます。
そしてメイントッピングは福島県伊達鶏のタンドリーチキン。
結構量があって、これだけで1000円超えるのではという噂も(笑)。
120~150gはあったと思います。
タンドリーチキンといってもかなりスパイス感は軽め。
カレーの中に入ってはスパイスとしての主張は感じませんでした。
とはいえそこはグランメゾンの肉の火入れ。
シャクッと歯切れのいい身から、雑味のない香りいい鶏の味がカレーを飲み込んでいきます。
外はすごい行列になっていますし、サッと食べてお店を後にします。
被災地支援になって、グランメゾンのカレーを食べられて。
食べる側はウハウハなわけですよ。
あとは作る側にもメリットがあればみんなに美味しいイベントになるわけですが、売上げは全額寄付でタダ働きですからねえ。
でもシェフはシェフで、多くの常連さんと言葉を交わしたり、普段はありえない客層(お子さんとか僕とか)の反応を見られたり、そもそもお祭り感覚で1番はしゃいでいたように見えました。
……いや、「そう見せる」のもプロなのかな?(苦笑)
食べ手の立場からすると、ぐうの音も出ないほど幸せなイベントでした。
ごちそうさまでした!
泣く子も黙る、というか多分泣くような子は入れないグランメゾンでございます。
といってもこの日は「東京グランメゾンチャリティカレー」が行われていて、年齢制限もドレスコードもなし。
東北の震災をきっかけに始まったというチャリティイベントで、なかなか気軽には伺えない高級フレンチレストランが1日限定で作る本気のカレーを1000円ぽっきりでいただけるという何とも魅力的なものなのです。
チャリティなので売上げは全て寄付に回していますが、11回目の今回は熊本の被災地支援に贈るそうです。
もちろんスポンサーも付いていて、そのせいで(おかげで?)「ルーはハウス食品のものを使う」という縛りも。
逆に興味をそそられますね。
スタートは11時。
僕が到着した9時半頃には既に50人を超える行列ができていました。
偶然にも最後尾が知り合いのお兄さんとお姉さんだったので、有意義な時間を過ごしながら待てました。
お店に入ってまずは1000円のチケットを購入。
シェフ直々のお出迎えがあったりします。
少し待って着席。
テーブル間は普段の営業より詰めてあるそうですが、普通の飲食店からいえば充分な広さ。
席に着く際、椅子をスッと引かれてスッと戻してくださったり、水の時点で既に美味しかったり、つかの間のグランメゾンを堪能できます。
恐る恐るご飯なしでお願いしたところ快くOKをいただけました。
「間違いのないように」とチケットの半券の裏に書いてくださいましたが、知らない人が見たら何かの罰みたいな書かれ方ですね(笑)。
記念バッジは1つ100円~の募金方式での販売。
この日のメニューはカレー1本。
シルバーもスプーン1本。
シェ・イノのスタッフの他、ハウス食品の関係者と思われる方や、中には店舗改装中のため今回は不参加の銀座レカンのシェフまでサーブに奔走していらっしゃってスピーディーにカレーが提供されます。
シェ・イノ風バターチキンカレー パクチーサラダと(飯ナシ)(1000円)。
おおおおー♪♪
さすがグランメゾン、「サッと出し」でこの美しい仕上がりですよ。
カレーの注ぎ方ひとつを取っても格の違いを見せつけられます。
ぽってりとね、ぽってりと。
公式情報によると「玉ねぎ、ヨーグルト、生クリーム、牛乳、ココナッツ、カシューナッツ、コリアンダー、クミン、フェヌグリーク、トマトピューレ」などが入っているそう。
王道のバターチキンカレーといったところでしょうか。
実を言うと、外に並んでいるときに「いかにもハウスっぽい」香りがしていたのですけど、この時点では影も形も、遺伝子の端くれも感じられませんでした。
前面に出ているのはヨーグルトやトマトの軽やかな酸味で、全体としてはそのイメージが強く残るかもしれません。
でもベースにあるバターのコクやブイヨンの旨みがあってこそ、ちゃんと層の厚いカレーに仕上がっているのでしょうね。
パクチーサラダでよりエスニックな方面へ踏み込みます。
他トッピングのスライスアーモンドや生姜がいちいち味濃くていちいち目が覚めます。
そしてメイントッピングは福島県伊達鶏のタンドリーチキン。
結構量があって、これだけで1000円超えるのではという噂も(笑)。
120~150gはあったと思います。
タンドリーチキンといってもかなりスパイス感は軽め。
カレーの中に入ってはスパイスとしての主張は感じませんでした。
とはいえそこはグランメゾンの肉の火入れ。
シャクッと歯切れのいい身から、雑味のない香りいい鶏の味がカレーを飲み込んでいきます。
外はすごい行列になっていますし、サッと食べてお店を後にします。
被災地支援になって、グランメゾンのカレーを食べられて。
食べる側はウハウハなわけですよ。
あとは作る側にもメリットがあればみんなに美味しいイベントになるわけですが、売上げは全額寄付でタダ働きですからねえ。
でもシェフはシェフで、多くの常連さんと言葉を交わしたり、普段はありえない客層(お子さんとか僕とか)の反応を見られたり、そもそもお祭り感覚で1番はしゃいでいたように見えました。
……いや、「そう見せる」のもプロなのかな?(苦笑)
食べ手の立場からすると、ぐうの音も出ないほど幸せなイベントでした。
ごちそうさまでした!