6月11日(土)、この日は月イチの寿司大さんへ。
思ったよりも早めに着いてしまいしばらくひとりぼっちの時間を過ごしましたが、日が変わって1時になったところでワラワラと人が集まってきました。
この日は2時前には15人を超える行列となりました。
時間になって店内へ。
おひとり新しい店員さんが入ったそうですが、相変わらず気持ちのいい忙しなさですね。
お茶をいただきまして、まずはツマミから。
このところ何度か「焼き穴子ありますか?」と聞いても「ごめん!できない!」とフラれ続けていたのですけど、この日は「焼き穴あるよ!」と声をかけてくださいました。
はい!今聞こうと思っていたところです!
ホカホカの玉子が登場。
ちょっと玉子が薄味で、海苔の香りがよく出ていた気がします。
お隣の韓国からのお客様がのっけから大喜びでした。
焼き穴子は時間がかかるので、先に鰯を。
シーズン初めは沼津から。
「軽め」で通していただいたと思います。
この時期にしてはしっかり脂を感じます。
最高潮の時期の融けてなくなるそれと比べるとまだまだで葱や生姜がちょっと多く感じられましたが、薬味に負けない鰯の香りも強く出ていました。
いい滑り出し。
アラ汁。
今回はガッツリ海苔が入っていました。
あまり覚えがないのですけど、いつも入っているのでしょうか?
お寿司屋さんの海苔ってかなりいいものを使っていますから実は結構贅沢なのだと思いますけど、毎回入れてほしいくらいです。
満を持して焼き穴子。
左が塩で、右が醤油。
この日は2,3人前でヤマになっていました。
醤油はムッチリした皮目にちょっと締まりのある弾力の身。
脂が強くて、身の味も濃い穴子でした。
ちょうど旬と言われる時期だと思いますが、いい穴子でした。
こちらは塩。
ほどよく水分が抜けてパリッサクッと。
こちらの方が穴子の香りがしっかり感じられました。
のどぐろ。
〆にお願いすることの多いこちらですが、今回は握りのスタートに脂の乗ったのをいただきたくて。
少しとろみと、甘みのある脂。
能登の〆鯖。
黒板のおすすめにありましたが、かなりサイズのある鯖です。
〆加減が強いというか、もともと脂が薄いのかな?
香りを楽しむタイプの鯖、シャリとの相性がいいですね。
黄はた。
かれい、すずき、真ごちとこの日は白身が充実していました。
じゃきじゃきと強い歯切れのある身、ジジジと脂が滲みます。
黄はた、真はた、クエ・・・この辺りの違いも感じてみたいものですが、食べ比べる機会でもないとなかなか分かりませんね、
とりあえず黄はたは、脂の広がりとともに後半に伸びのある旨みが印象的。
それが黄はたの特徴なのかどうか、いやはや。
好きな魚なのですけど、意外といただくのは久しぶりかも。
薄くて締まりの強い身をサクッと噛み切ると脂がジュジュッと炸裂します。
「シマアジ好きでしょ?」
はい!
それほど頻繁に注文しているわけではありませんからそれほど深い意味のある会話ではなかったかもしれませんが、次回からのコミュニケーションにつながるかな?
〆は鱚を梅肉でお願いしました。
脂が乗って、鱚の特徴ある乾いた香りにも柔らかさが加わります。
ねっとりと舌に絡む食感。
お別れの鱚はちょっと甘酸っぱく。
鱚の香りはお茶が合うので、〆にぴったりな気がするのですよね。
個人的に最後の1貫でお願いすることが多いです。
今回はひとりぼっちで参戦しましたが、常連の気のいいお兄さんと並びで楽しく過ごさせていただきました。
またお会いする機会もありそうで、楽しみにしています♪
ごちそうさまでした!