久しぶりのパリの空の下さんへ。
シェフのブログでシュトーレンの店売りが出そうな雰囲気がにおわされていたので、
イチかバチかで駆けつけてみた次第。
ウナ肝のサンド。
こちらは初めて、というか鰻の肝を使ったサンドイッチなんて聞いたこともない!
パリの空の下さんで出されていると一抹の不安さえよぎることもありません。
ぷっちん、と弾けてネットリ濃厚な舌触り。
甘めのタレと定番のマヨソース、肝の強い味わいを中心に口の中でまとまっていきます。
パンオレのミルクの風味と合わさると、案外ウナ肝の「魚」らしいところが出てくるように感じます。
タルトレザンこうとく。
季節の恒例、青森の絶品りんご「こうとく」を使ったぶどうのタルト。
季節が限られているフルーツなので、間に合ってよかったです。
色彩のコントラスト。
りんごの黄色が鮮やかですよね。
ジャキッと歯応えと、強い香り。
フルーツも抜群の香り立ちでしたが、アパレイユも突き抜ける味の良さ、タルトの食感も素晴らしくて、三方よしでした。
ピスターシュの生地とナッツ、ドライフルーツがほとんどを占める断面。
全体にオレンジかな?爽やかと濃密の両立した香りに包まれます。
シェフのブログを拝見すると、ナッツ好きなら垂涎間違いなしのマルコナアーモンド、ペリゴールの胡桃などを使用しているとのこと。
マルコナやフランス産の胡桃はよく購入しますが、こんなにいい味がするものなのだなあと、
改めてその良さを思い知らせる経験となりました。
フリュイセックもピスターシュの生地も凄まじい香りの良さなのですけど、
生地部分も噛めば噛むほど味が出て、逃げ場のない美味しさでした。
いい経験ができました。