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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

築地を中心に食べ歩いています。よく食べ、よく歩きます。

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外苑前の「焼鳥今井」で焼鳥今井のコース、親子煮。

祖師ヶ谷大蔵からフラフラと外苑前へ。
 
この日の夜は、こちらの方にお誘いいただいていたのです。
 
焼鳥今井。
千駄木にあったお店を昨年夏に一旦閉めて、11月に外苑前に移転オープンされたのですよね。
 
すべてカウンターで30席、店員さんもわらわらといらっしゃってかなり大箱のお店になっていました。
 
全体の照明は暗めで個別にカウンターをライトアップされる形。
音楽もジャズだったりして、バーのようなムードが漂いますね。
 
千駄木時代にランチの親子丼は数回いただきましたが、実は焼き鳥はまだいただいたことがなかったのですよ。
なので今回はとても楽しみにしていました。
でも"焼き鳥"屋さんですよ!
 
注文は焼鳥今井のコース(3800円)。
内容は、鳥スープ、レバーのパテ、焼鳥6種、本日のやさい焼き、お口直し。
このコースを注文して、他に気になるものを追加するのが基本になると思います。
 
ドリンクオーダー必須とのことでしたので、水出しほうじ茶(400円)を。
 
ほうじ茶にしては旨みが強め、すっきりした飲み口でむしろ緑茶に近い味わいだったと思います。
 
最初に鳥スープ。
ひとくちサイズで"突き出し"といった位置付けでしょうか。
 
非常に濃い鶏の香りが漂っていて、すでに美味しいです。
 
"白濁"とはいえないくらいまで色味の付いたスープ。
それほど塩気は強くなく鶏の出汁で押している印象ですが、上品よりは豪傑な旨みの力強さ。
 
ひと口目に「野菜の出汁も入っているかな?」と感じましたが、柚子皮が沈んでいてその香りだったよう。
飲み進めるにつれ香りが鮮明に感じられるように変化していきました。
 
続いても突き出し風に、レバーのパテ。
 
ムーディーなカウンターに、グラスと並んでこのお皿が浮かび上がる景観は、ほとんどビストロですね。
 
クセのないカンパーニュは、ご一緒した常連さんによるとブーランジェリー・レカンのものだそう。
この手のパテに合わせるパンって薄くスライスしているのが一般的ですが、このくらいの厚みを持たせて温め直す方がやっぱり良さが出ますね。
 
パテはドライフルーツのような甘みをしっかり感じましたが、バルサミコ酢の甘さなのだそうです。
 
磯辺焼。
ささみと海苔とワサビ、言ってみれば「ひと口鶏わさ」ですね
 
焼鳥6種の1品目。
 
ひと口大としてはやや大きめのポーション。
 
"磯辺焼"のイメージから言うと、焼き目という焼き目が見られない上品な出で立ちですね。
 
パリッと炙られた海苔があるので、包んで手に取っていただいますよ。
 
ワサビもちょこんと挟みまして・・・
 
すっごい浅い火入れ!
指先に伝わるぷよぷよの感触からして感付いてはいたのですけど、想像以上にレアでした。
 
味付けもかなり上品、まずはお店の方向性と火入れの腕を見せてくれる1品といったところ。
 
レバー。
ピンクが鮮やかに映える彩り。
 
ふよっとやわらかな食感。
今まで美味しいレバーというと"濃厚"方向に突き抜けているものだと思っていましたが、こちらはむしろ淡泊。
塩気もやさしく、無駄のない旨みの濃さを味わえます。
 
もともと胸躍っていたのですけど、この1品でbpmがグッと上がったようなテンポ感に。
 
マーメラス。
il tramさんでソースにしたものをいただきましたが、実物を見るのは初めて。
いんげんとエンドウをかけ合わせたものだそうですが、見た目がまさにそのまんまで驚きました。
 
甘みが強くて、ぷちっと弾けるような食感とともに青々しい豆の香りが広がります。
つくね。
通常はパクチーが混ざっているのが特徴だそうですが、この日はなぜかプレーンでした。
 
レバーのときと周囲を覆う"香り"がまったくと言っていいほど違うのに、ちょっと驚きました。
つくねはちょっとポーク系の香りに近かったな。
 
軟骨がたっぷりで、鶏肉の部分もぷりっぷり。
とてもジューシーな仕上がりで、イメージとしてはあらびきウインナーを絶妙にグリルしたのに近いかもしれません。
 
パクチー入りも楽しそうではありますが、シンプルに鶏の脂を味わえるこれも素晴らしかったです。
 
このタイミングで大根おろし。
鬼おろしと呼んでもいいのかもしれません。
 
初めからかかっているのは、醤油かと思ったらポン酢でしたね。
コース終盤まで残るようにちびちびといただきました。
 
焼鳥4品目は、砂肝。
 
焼き鳥の経験が浅い僕でもそこそこは食べたことのある部位。
でも、美味しい砂肝とはこうも違うものなのかと思い知らされることに。
 
今まで食べてきた砂肝ってグリッとゴリッと歯応えを楽しむものだと思っていたのですけど、
こちらはシャキシャキッと、サクッと、さらに軽くシュッシュッと、まるで自分の歯が刃物になったかのように軽快な歯切れなのですよ。
 
ジューシーな肉汁に対しこの串は比較的塩をしっかり感じました。
それに加えて、ホワイトペッパーか、もしかしたら山椒?
意外性のあるさわやかな香りが印象に残りました。
 
ラム。
レギュラーメニューにはない、この日のスペシャルだったようです。
 
注文時に「ラムは苦手じゃないですか?」と確認されていたので、楽しみにしていたのですよ。
みんな「好きです!大好きです!!」と即答したのは言うまでもありません。
 
ジューシーにしっかり脂が中に残った焼き上がりで、持ち上げるとトーットットトトと脂が垂れてしまうほど。
もったいないやら、机に脂が垂れてしまいそうやらで慌てて口に運びました。
 
ちょっとクミンを効かせていたようです。
面白くはありましたが、クセがなさすぎてラムとしてのインパクトはイマイチ。
歯応えも、焼きが丁寧すぎるのかソフトに噛み切れない感じで、ちょっと好みには合いませんでした。
 
味付けを強くしたり、これでもかと香りを付けたり、ラムにありがちな"誤魔化し"をせずにこのクリアーな味わいは初めての感覚でした。
とても品がよかったのですけど、僕には上品すぎたようで。
 
ホワイトアスパラ。
着席したときから、目の前に"この日の野菜"が堂々と鎮座ましましていて、中でも目立っていたのがこれだったのですよね。
 
ただ、これも甘みがあってジューシーに果汁が溢れるものの、感激としてはもう一歩。
 
ねぎま。
もも肉とねぎですね。
 
これもまたガラッと印象の違う香り。
ねぎの香ばしさもあるのでしょうけど、鶏の脂の香りが違いそうなのですよね。
 
親鶏系の歯応えをイメージして食らいついたところ、驚くほどにやわらかな食感。
皮目を含むコラーゲン質が絶妙に入れ込まれていて、身とねぎと絡みながら口の中で別の料理へと調理が進んでいくような感覚です。
 
わざとか分かりませんが、ねぎの焼きの強いところがいい仕事をしていたと思います。
 
シャンピニオンドパリ。
マッシュルームですが、これはジューシーさを失っていますが、その分香りが膨らむわけでもなく。
個人的にはちょっと分からない1品でした。
 
この日は話題に挙がらなかったので、またの機会にみなさんにも意見を聞いてみたいと思います。
 
葉っぱのサラダ。
醤油ベースのドレッシングで味のしっかりした葉っぱをいただきます。
ちょっと水気を切りすぎかな!
 
ここまででコースは終了。
他の串物は次回の楽しみにして、これで終わりにしようかと思っていたら・・・!
 
今井さんから直々に"幸せな提案"があったので、飛びかかるように乗っかることにさせていただきました。
 
ほうじ茶をいただきながら待ちまして。
 
親子煮(京あげ入り)(600円)。
通常親子丼が600円で京あげは追加料金ですが、ごはんの代わりとして京あげを入れてくださいました。
 
味付けもちょっと薄めに、とのこと。
 
千駄木でランチ営業されていたときも京あげはメニューにあって、いつか頼もうと思いながら結局1度もいただかなかったのですよね。
 
まさかこんなタイミングでいただくことになるとは。
 
出汁が浸みてジュワッとジューシー、逆にあげの油が出汁に滲んでコクが溢れます。
 
千駄木の頃とは親子丼が別物になった、という評を伺っていたので身構えていただいたのですが。
確かに甘みを抑えた感じの出汁と、卵の味が全然違ったのではないかと。
 
でも、味付けを薄めにしていただいたのも功を奏したのか、
鶏肉の味が突き抜けるほどの爆発力で感じられて、非常に美味しくいただけました。
 
提案に乗っかって大大大成功でした。
 
以上長々と書いてしまいましたが、とにかく鶏が抜群に美味しかったです。
野菜もいいものを使っていて丁寧に調理はされているのは間違いないのですが、
個人的にはこれがこれらの野菜に1番合う調理とは思えなかったのですよね。
同じ4000円なら、串を10本頼むのもアリかなと思ったり(笑)。
 
とはいえ、これからの進化も期待できますし、魅力的な食材を次々に繰り出してくださること請け合いなので、
今後も楽しみに、楽しみに、楽しみに伺わせていただきたいと思います!
 
ご一緒いただいたみなさん!お誘いくださった幹事様!どうもありがとうございました!
またよろしくお願いします―!

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