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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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代官山の「イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ」でミルフイユ。

一旦帰宅して荷物を置いた後、しばらく前から食べたいと思っていたフランス菓子をいただきにはるばる代官山へ。
 
さすがに長い距離を歩くと身体の火照る季節になりましたね。
 
やってきたのはイル・プルー・シュル・ラ・セーヌさん。
店内に3つあるテーブルが1つだけ空いていて、無事に待たずにイートインできました。
 
お目当てのメニューを注文して待ちます。
 
ミルフイユ(600円)。
イートイン限定メニューは常に3,4種類ラインナップが用意されていて、季節によって変化がありますがミルフイユはレギュラーで常時あるのだと思います。
 
注文を受けてからクレーム・パティシエールを絞って完成。
 
パートフィユテを3つに分割してからクリームを絞ってありますね。
 
ミルフィーユといえば「食べ方分からない問題」がありますが、これだととりあえず迷うことはなくいただくことができます。
上手に綺麗に食べられるかどうかは個人差がありそうですが。
 
軽いキャラメリゼがキラキラ。
 
焼き色も淡くて、見事な黄金色の輝きですね。
 
ぽってりしたクリームは、甘さがしっかりしつつもバニラの香りでスッと流れる高貴な味わい。
 
それ自体の主張が前面に出すぎず、あくまで生地に香りを加えるクリームと言う印象です。
 
間違いなくメインはこの生地。
驚くほどに軽く弾ける食感で、ツァクツァクツァクッと微弱な歯応えで砕けた反動で空気がファッと広がって香り立ちます。
 
香りの印象としては、かなーり軽め。
上品といえば上品、感じ方によっては「物足りない」とさえ言ってしまう人もいるかも。
何を隠そう僕自身、今まで食べたことのあるミルフィーユとの別物のような方向性に最初は捉えどころがなく感じてしまいました。
 
これまで食べてきたミルフィーユがカレーなら、こちらは一番出汁。
上品な香りがスッと鼻に抜けて「あ、いいな」と素直に入ってくる心地よさ。
さらに目をつむって味わうと、旨み、甘み、そして苦みに渋み、複雑に絡み合う奥深さ。
 
それぞれのパーツの完成度、相性、バランス、どれを取っても非の打ち所がない優等生なお菓子でした。
 
これが通年用意されているというのは本当にありがたいことだと思います。
また定期的に食べたくなってしまいそうです。
 
ごちそうさまでした。

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