せっかくなのでこのエリアでもう1軒、評判の食パンを買いに寄り道していきましょう。
やってきたのは代々木八幡の「365日」さん。
ちょっと前まではたまにお邪魔していましたが、食パンを購入するのは初めてだったと思います。
こちらの食パンは小麦粉の産地などを変えて3種類。
おやつ感覚の、かなり小振りなサイズ感です。
北海道×食パン(215円)。
十勝産ハルキラリ、北海道産牛乳とバター。
空気をたっぷり含みながらリッチな生地は、シュクシュクッと独特なやわらかさでつぶれます。
ミルクとバターの香りはちょっとしつこく感じるほどで、ひと口での満足感は3つのうちで最大だと思います。
福岡×食パン(180円)。
福岡産みなみの穂、福岡産生クリーム。
無糖無油のヘルシーなもっちりパンかと思いきや、生クリーム使用でリッチな香り。
小麦の香りも3つの中ではストレートに感じ取れます。
食感は国産らしい弾力、それも365日さんらしい白玉系のモッチンとしたものでした。
365日×食パン(145円)。
福岡産みなみの穂、北海道産ゆめちから。
これだけ唯一の角食。
味わいは1番バランスの取れたもので、甘さよし、旨みよし、小麦の香りよし。
食感は365日さんの個性が強く出た、ポンデケージョを思わせるデンプン色強めの独特な弾力。
3つそれぞれ個性があってさすがの出来でした。
食パンと呼ぶにはかなり個性的ですが、小振りなサイズ感、ポップな食感、甘くリッチな味わいとどれも女性に人気が出るのがうなずける仕上がりでした。
国産小麦ではありますが、砂糖や油脂を合わせていい味にまとめていらっしゃったと感じました。
水分が多く、甘みが強く出る国産小麦って、どう個性を活かしつつ、どうまともなパンに仕上げるのか難しいところがあるのですけど、こちらはバランスのとれた商品を編み出されていますね。
バターや生クリームを思い切って使っちゃうところが盲点だったのかもしれないな。
美味しいと感じるかそうでないかは好みの問題ですが、面白かったです!