この日は脈絡のない移動になってしまいましたが、佐久良さんのあとは一旦自宅に帰ってからの…荻窪!
この日は中休みを取って16時から夜の部の営業開始で、30分前から待ってもいいとのこと。
開店20分前くらいに行ったらあまり並んでいらっしゃいませんでしたが、5分前くらいに突然10人くらいわらわらと集まっていらっしゃったので驚きました。
時間になってカウンター席へ。
今回は「初めてメニュー」を意識しつつ注文を決定しました。
ブルーベリーミルク(900円)。
福島産のブリジッタブルーベリーという品種だそう。
ブルーベリーの品種って、今まで意識したことがなかったような気がします。
少し酸味のある品種なのだとか。
確かに酸味が立った味わいですが、香りが弱く感じられるのは品種の特徴なのか火入れの問題なのか。
実はぷちゅっと食感を残したもの、ソースはゆるめのジャムくらいの仕上がり。
食感といい酸味の立った味わいといい、ねいろ屋さんにしては一体感がなく尖った印象を受けます。
掘り進めると中にもブルーベリーソースがたっぷり。
中の方は実は少なめな気がしました。
氷と混ぜてよく絡むようにしていただくことにしました。
こうするとミルクの甘みの中から酸味が顔を出すような味のまとまりになりましたね。
ただやっぱりどうしてもブルーベリーの香りは弱いのでインパクトには欠けたかも。
他方、ブルーベリーが強くない分、ベースのミルク氷の抜群な美味しさを満喫することができました。
どうしてもいつもフルーツのシロップに印象を持っていかれがちでしたが、氷もとてもいい状態なのですよね。
赤しそ(700円)。
茨城にある店員さんのご実家から送られてきた赤しそを使用されているのだとか。
何とも色が鮮やか!
派手な色合いから「昔懐かし系のシロップか」、と思いきや…
とん、でも、ない!
ねいろ屋さんらしい少しとろみの付いたシロップが、氷の食感を損なうことなくきめ細かく絡みついて、結晶の1つ1つをワンランク上質な口どけに変えてみせています。
酸味、甘みとも遠慮なく主張のあるもので、もちろん味にも食感にも氷の冷たさにも負けない最大のインパクトは赤しその香り。
そして最後に上からシロップをかけただけ、ではない丁寧なつくり。
掘れども掘れども赤しそ氷が出てきます。
正直申し上げて、赤しそはさほど期待せずに注文しましたが、油断しているところに強烈なパンチを撃ち込まれた如く頭がクラクラくるほどの衝撃でした。
これまで色々いただいてきて、個人的にねいろ屋さんでハマるのはこういう系統だな…逆にああいう系はあまりハマらないんだよな…というのがジワジワ分かって来た気がします。
一方今回の赤しそみたいに視界の外から体重の乗ったのをまともにもらうような衝撃もまだ残っていることがわかったので、今後とも大いに迷わせていただくことになりまそうです。
何卒よろしくお願いいたします!