9月5日(火)、翌日の朝イチ番に予定を入れていましたが、強行日程で仕事帰りにパリの空の下さんへ。
パンドミを買いたいところでしたが、2人前で売り切れ。
でも色々残っていたので気落ちはしません!
タンドールパリジャン(750円)。
シェフがパリで仕入れてきた、パリ仕込みのミックススパイス使用だそう。
ターメリックって「閉じた」香りのイメージで、他のスパイスの尖ったところをまとめるベース的なポジションに感じることが多いのですけど、
こちらに関してはターメリックすら鮮やかで華のある香り。
お肉はやわらかいまま火が入って、味と香りが引き出されています。
シャープな優等生系の旨みですが、スパイスの香りにまったく引けをとらない力強い味わい。
厚みのあるスライスも魅力的。
チャバタと豚肉もよく合いますねえ。
無花果のタルト(900円)。
ギリギリで残ってくれたので何とか購入できました。
南フランスの無花果にポワール。
タルトはピスターシュ。
国産のしかいただいたことはありませんが、ビオレソリエスなのかな?
身が締まって食感がたくましいですね。
甘さが印象的、甘みが強いというより「深い」。
そして無花果の香りを損なわずデフォルメするシナモンの香り。
ブリオッシュ・フィユテ・ヴァニーユ(650円)。
希少価値と価格がうなぎ上り中のバニラをふんだんに使っています。
砂糖の甘みと卵の旨みを踏み台に高く飛び上がって広く展開するスケールの大きな香り。
日本で言うと焼き芋とか、アルコールの妖艶さを考慮すると焼酎とか、そちらに近いニュアンスがあるのかな。
一口ごとに鮮烈で驚きと感動。
そしてギュッとまとまったなかに、本当に様々な食感が詰まっていて寸分たりとも油断させない1品でした。
パン・オ・ショコラ(400円)。
久しぶりに購入、パリの空の下さんの使うペックのショコラも定期的に押さえておきたいのですよね。
巻き終わりを締めない独特の成型で、ダイナミックな食感、そして噛んだときの香りの弾け出方に一日…いやそれ以上の長が感じられます。
クロワッサン(400円)。
火入れの妙で、バターと小麦粉の旨みが魔法にかかったように別次元の味わい。
中浅くらいの熟成のグリュイエールチーズみたいなニュアンスも感じます。
クイニーアマン(350円)。
200℃に予熱したオーブンで5分間リベイク、沸き立つバターがクイニーアマンを凌駕します。
リベイクせずにいただくのも好きですし、リベイクして熱々はもちろん、さらに冷ますと水分が抜けてサックリした感じが戻ってそれも一興。
とにかく"元"がいいのです。
ヴィエノワーズ・ナチュール(250円)。
今週も3つ購入。
香り高いバターのしっかり主張した味わいで、チーズサンドに相性がいいので助かっています。
というわけで今回もバランスよく幅広く楽しむことができました。
ごちそうさまでした!