lockandgo65

美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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築地の「多け乃」で穴子白焼き、ぎんぽの天ぷら、玉子焼き。

この日は12時からのお店に伺う予定でしたが、ツイッターに「スタートが遅れそう」という情報が流れてきました。
かなり時間を持て余してしまいそうなので、築地でもう1軒挟んでいくことに。
 
お昼時ならではのお店を…と逡巡した結果、場外の「多け乃」さんへ。
 
さんま塩焼きはありましたが「新さんま」ではないとのこと。
 
壁いっぱい敷き詰められたメニューが豊富すぎて圧倒されるこちらのお店ですが、質問するとお姉さんが丁寧に説明してくださるので安心。
ただ勧め上手でいらっしゃって、質問したものは全部食べたくなってしまうので注意が必要です。
 
玉子焼き(450円)。
以前いただいたときは冷蔵庫から出てきたかと思いますが、今回は目の前でできたてアツアツのものを冷ましているところだったので思わず頼んでしまいました。
焼きがしっかり入ったタイプ。
 
卵は表面の焼き目の度合いで全体の味わいの印象がずいぶん変わりますからねえ。
 
いわゆる「甘い玉子焼き」とは違いますが、ほんのり甘さは感じます。
塩とお醤油も入っているのかな?お出汁も感じたと思います。
 
続いて大根おろしとおろし生姜が用意されてからかなーり待ちましたが、メインの焼き物が登場。
 
実は焼き始めにタイマーをセットして以降お店の方が焼け具合を見る気配がなかったので「忘れられているのではないか」とそわそわしていたのですよ。
タイマーが残り1分を過ぎたころにようやく様子を見たと思ったらすぐグリルから下ろしていたので、結構ギリギリだったのかもしれません(笑)。
 
穴子白焼き(1300円)。
 
ほどよい焼き色でひと安心。
 
パリッパリのカリッカリに仕上がっています。
水分は抜けきって、スナックのような仕上がり。
身は薄く、ところによってはおせんべいのように香ばしくなっています。
 
焼き方の違いなのか、そもそも穴子の種類が違ったりするのでしょうか?
優劣の違いではなく、食べ慣れた穴子白焼きとはまったく別物といった印象でした。
イメージとしては「干物」になっている感じ。
 
イメージ 12
穴子を食べながら店員さんに気になるメニューについて伺うと、巧みに乗せられて追加してしまいました。
 
そのメニューは…
 
ぎんぽ天ぷら(900円)。
「珍しい」「レア」「貴重」と畳みかけてからの「あったら頼んだ方がいい」ととどめを刺されました。
 
ぎんぽとしてはやや大きめサイズのものが4尾。
 
他のテーブルのお客さんが「ぎんぽって何ですか?」と聞いたのに対してお店の方が「海ねずみです」と答えていらっしゃって、お客さんははっきりドン引きで「じゃあキス天で」と気持ちを切り替えていました。
 
「海ねずみ」って検索しても引っかからないのですけど、俗称であるのでしょうかねえ。
 
赤く見えているのが"背びれ"だと思いますが、これが特徴的なので「カミソリ」という呼称もあるそうです。
 
よく考えたら朝はハモ、先ほどは穴子。
この日は細長いものばかりいただいていますね。
 
しかし厚みがあって、ぶりりりんと強い弾力。
ゼラチン質のところからジュワリと脂がにじむ、インパクトの強いぎんぽでした。
 
テーブルのお客さんは「海の"ねずみ"って…ねえ」とコソコソと話す声が聞こえている間、僕はそれはそれは美味しい"海ねずみ"をいただいている途チューでした。
ドヤ顔でちらりとそちらを見やりましたが、テーブルでお召し上がりチューだった"キス天"も良さそうでしたね。
次回の候補に。
 
ちょっと軽く時間つぶしのつもりが追加までしてしまって大満足のお食事になってしまいました。
また気になるメニューがたくさん増えたので、機会をみつけてお邪魔したいと思います。

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