lockandgo65

美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

築地を中心に食べ歩いています。よく食べ、よく歩きます。

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食べ放題で食べたい放題食べただけの人がなぜ不快に見えるのか。

今朝方、母からLINEがきて「昨日マツコ(※)に出てたスイーツの人があなたに近いところがあったよ」とのこと。
※TBS系『マツコの知らない世界』のこと
 
まったくのノーマークでしたが「スイーツバイキングの世界」の回だったそうで、調べてみたら実はその紹介者の方が軽く炎上していたのですよね。
 

端的に言うと「いくら"食べ放題"とはいえ、あまりに無節操ではないか」という話になっていらっしゃったのです。
「元をとる」ことにこだわる姿勢や、一皿に汚らしく盛り付ける様が「不快」という印象を与えたよう。

分かりやすく問題点をまとめてくださっているライターさんがいらっしゃっるので詳しくはこちらを。

とても説得的な内容で、個人的には最後の
今回はあくまでも「大食いの世界」「フードファイトの世界」であり、「スイーツバイキングの世界」ではない
のところが今回の問題の最大のポイントではないかと感じました。
 

「食べ歩きが趣味」と言うとウマいラーメン屋を聞かれる問題

 
一括りに「食べ歩きが趣味」といっても一人一人に得意不得意なジャンルがあるよなあと感じることがあります。

僕で言えば、築地、パン、フランス菓子、コーヒー、寿司、フレンチ、イタリアン……
いや、結構雑食ですけど^_^;

でも例えばこれが「ラーメン」とかになると全くの不得手、もう5年以上は食べた記憶がありません。
にもかかわらず「食べ歩きが趣味」と自己紹介すると、20代男子ということもあって大概ウマいラーメン屋を聞かれて困っています。
 
 
「食べ歩きが趣味」なら「美味しいものは何でも好き」かというと決してそういうことはなくて、それぞれの趣味嗜好は真逆だったりします。
「食べ歩き」が好きな者同士の焼肉の食事会で、最初は食物繊維から…と「サラダを頼みましょう」と言ったらポテサラとマカロニサラダを注文されて驚いたこともありました。

ジャンル分けが完璧になされていて棲み分けさえ守られれば誰もが"ハッピー食べ歩きライフ"をエンジョイできるはずかもしれません。
しかし実際には明確な分類なんてなくて、棲み分けが侵されたときに今回のようにエンジョイが炎上に変わってしまうようなことが起きるのだと思うのです。

良いランチの店があるんだけど、一緒にどう?

例えを挙げます。
「ランチにこだわる」という趣味の人たちを想定します。
 
きっと「お腹いっぱい食べたい」党の方っていうのがいらっしゃいますよね。
そういう方にとってランチに求めるものは「激安大盛り無料」とか「爆安おかわり無料」とかだったりするわけです。
 
 
一方「ヘルス&ビューティー」党の方にとってはその辺りのサービスは全くもって響かないのです。
むしろ「ごはんは玄米でご用意させていただいています」とかであれば、茶碗にちょこんという量で定食2000円みたいな値付けでも「ありがたやー」となるわけです。

もちろんそれぞれがそれぞれの好みに合うお店に入るのであれば問題ありません。
ところが「いいランチがあるんだよ」とお腹いっぱい党の方を玄米定食(2000円)の店に案内してしまっては、やれ「ケチくさい」だとか、やれ「戦時中か」だとか食べログに書かれてしまうことでしょう。
戦時中かーい!
 
本質は全く別の趣味を「言葉」という線引きで囲った結果同じ趣味として扱われて心のズレを生んでしまっているわけです。
「この人、口ばっかりランチ好きとか言って…全然分かってない!」と。
 

今回の問題もそこのところがポイントだと思うのですよ。
 
世の中には安価チェーンの「胃袋自慢の挑戦求ム」みたいな挑発的な"食べ放題"だって実際にあります。
件の男性はその"食べ放題"とホテルのスイーツバイキングたる"食べ放題"を一緒くたに考えているのではないでしょうか。
 
3時間制飲み放題でビールを浴びるようにあおるのが好きな人が酒蔵の試飲会に参加して「お好きなだけお試しください」と言われて「飲み放題だー!!!」と息巻いている感じ。
違うから…ココはそういうんじゃないから…という。

問題の核心は

同じ言葉だから分かりにくかったけど、男性の好きな"食べ放題"と今回選んでいたお店の"食べ放題"が全く別の物だった

ということではないでしょうか。
 
想定された"食べ放題"とズレた利用の仕方で、本人は得をしてお店が損をする結果になっていることが見ている側に得も言われぬ「不快感」を生んだということなのだと思います。
 
もちろんルールは破っていないためお店は止めないかもしれませんが、今回分かったように端から見るとものすごく不快に思われる、そして多分お店からも良くは思われない行為だったでしょうね。
そういう意味では真似をする人はあまり現れなさそうなので、皮肉にも抑止効果すらあったかもしれません。

 言葉の意味を1つだけだと思わないことが大事

今回はテレビの影響力もあいまって極端に「強い不快感」を生む例になっていますが、食を趣味にしているとこのすれ違い問題は実は日常茶飯事だったりします。
 
「量が少ない」「味が濃い」「接客が無愛想」……
 
ネットに口コミを投稿するとき、人の口コミを読むとき、訪問するお店や人を案内するお店を選ぶとき。
 
「"食べ放題"と書いてあるけどどういう雰囲気なのかな…」
「"大人気ランチ"っていうのは味が人気なのか…安さなのか…」
 
こちらの定義だけに当てはめてしまうと、とんだズレが生じてしまって双方が損をすることになってしまいます。
味が濃ーい!
 
言葉、説明を表向きの意味だけで捉えずに実際どうなのかを掘り下げることがいま、足りていないのかも。
 
一長一短あるネット社会で晒し者になっている飲食店に対して、消費者の責任として1度冷静になって考えなくてはならない視点なのではないかという思いを強くした次第です。
 
そしてそこのズレが極力少なく出来たとき、誰もが満足できる食事を楽しめるような気がします。

 
ちなみに母には「あの人の"食べるのが好き"と僕の"食べるのが好き"は別物」だと無事に理解してもらえたことを追記しておきます。

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