この日は早めに退散することにして、帰りしな久しぶりに北千住のブラッスリー・ロノマトペさんへ。
開店してからジワジワとお客さんが増えて、あっという間に8割ほどの埋まりになりました。
「週末ランチ」としてちょっと豪華な料理が増えていましたね。
まずはランチサラダから。
ロノマトペさんのサラダ、ちょっとしたものですが野菜が美味しいのですよねえ。
ケールとかムラサキキャベツとかルッコラとか。
ミックスベビーリーフみたいなもの済ませず、お店で数種の葉野菜をちゃんと合わせているのかな。
函館産大羽鰯のソテー ジャガイモのロースト添え。
前回他のお客さんのテーブルにこの料理が運ばれるのを見て「次は魚にしよう」と決めていたのですよ。
幸運にも前回憧れたまさにそのメニューに出会えました。
さらに偶然にもこの日は、魔除けとして鰯を焼いて食べるので知られる節分。
注文に迷いはありませんでした。
とはいえ、朝に続いてここでも想定オーバーのボリューム。
大羽のソテーだけに"ソテーオオバー"といったところ。
シンプルなソテーなのだとは思うのですけど、この質感ってあまり見慣れませんね。
渋みのある黄金色。
ケーパーの酸の強い香りが印象的。
日本で言えば梅干しと似たりしますし、鰯って酸味と相性がいいのでしょうかねえ。
バターをたっぷり吸わせたというジャガイモ。
これがまた絶品!
油っこさは感じず、ホックホクで香ばしく、少し甘みも出た仕上がり。
いくらでも食べたくなってしまいそうな逸品でした。
サイズは素晴らしいものでしたが、鰯としては時期外れ感があるので脂は抜けていましたかね。
旬真っ盛りの、皮下に分厚い脂の層を蓄えた鰯だとすごいことになりそうだなあという想像してしまいました。
お皿に溜まった油にはソースや鰯の香りが移っていて、これもまた良し。
パンで綺麗に拭い取っていただきました。
食後はコーヒーと紅茶と選べたので、紅茶をチョイス。
いやいや、本当にいいお店ですね。
フランスの地方の料理、季節の食材。
見たことも聞いたこともない料理や、知っていたつもりが実はイメージと別物だった"ホンモノ"。
伺うたびに驚きと、そして単純に美味しさと。
また次回は甘いものもいただきたいな、と思いつつごちそう様でした!