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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

築地を中心に食べ歩いています。よく食べ、よく歩きます。

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銀座の「鮨竹」でおまかせコース。

4月26日(木)、この日はたまには自分で検索して、お初のお寿司屋さんに行ってみることに。
 
場所は銀座。
 
鮨竹。
2014年6月オープンなので、そろそろ4年になるところですね。
 
週の頭に電話して予約が取れましたが、時間制限ありの席だったので遅い時間の方が埋まっているのかもしれません。
 
建物の4階に。
 
銀座のビルの4階にある寿司店って、戸を開けるのにドキドキします。
 
こじんまりした店内で、質朴とした古き良き江戸前寿司店という感じ。
板前さんの背負う壁には品書きの札がかかっていました。
 
「本日はいかがしますか?」
と聞かれて、どう注文したものかと一瞬戸惑いましたが、
「おまかせで」
と普通にお願いしました。
 
…うむ、緊張している。
 
芯取り菜。
ちょっと高菜のような香りのある葉野菜。
 
鰹出汁と塩味でキリッと。
 
塩が用意されて、
「ツマミにお使いください」
とのこと。
 
わさびもスタンバイ。
 
いざ。
 
かれい。
シンプルに白身からスタート。
 
やや厚めの切り立てですが、とてもやわらかふにゃふにゃ。
 
そう深くはないと思いますが、旨みがはっきり出る程度には寝かせてありそうです。
 
蒸しあわび。
「まずそのままで、お好みで肝と合わせて」
とのこと。
 
あわびは弾力が強め。
干し椎茸とかくらいに歯を跳ね返します。
 
香りもしっかり強め。
 
肝も塩蒸しだそう。
 
こちらは味が強いので、個人的には身は身で、肝は肝でいただきたかったというのが正直なところ。
 
かつお。
 
かれいとは反対に、こちらは薄い切り立て。
 
ただ空気を含んだようにふわふわなので、見た目よりも厚みを感じるような食感。
 
初かつおらしい酸のある香りが爽やかです。
 
薬味のねぎ、生姜、醤油を和えたものを乗せていただきます。
 
かつおは薬味が合いますねえ。
香りの割に味は弱目だったので、醤油が入った方が味のバランスがよくなりました。
 
トリ貝。
 
比較的しっかりめに火が入っていますかね。
 
表面のぬめりもすっかり処理してあったと思います。
 
トリ貝にしてはドライな印象。
噛みしめて滲む塩分、対照的に引き出される甘み。
口当たりが質朴としてよかったです。
 
塩ゆでのたこ。
"柔らか煮"かと思いましたが、そうではなくガシッと火入れしてありました。
 
ギュギュギュギュとしまったたこを、やや力を入れて噛みしめてゆっくり味を出していくイメージ。
 
塩豚とかそういう系統の食べ物といった印象でした。
 
さて、握りスタートの合図にガリが登場。
 
先に申し上げておくと、シャリは赤酢で、砂糖は不使用かも。
塩気の効いた男前なシャリでした。
 
ガリは甘さと生姜の辛さと。
 
提供は比較的ゆったりしたリズムなので、薄いスライス、軽いガリをパクパク食べてしまいました。
 
まずは春子昆布締め。
かなりネットリして昆布の強い香りが移っています。
 
1貫目が春子ということでさっぱりした感じかと思いきや意外なインパクトの強さでしたが、個人的にツボにハマる仕上がりだったので期待が高まりました。
幸先よいです。
 
続いてあおりいか。
細かく包丁が入っていて食感は緩くなっていますが、意外に"口どけがいい"という感じはありませんね。
 
むしろ少し歯応えが残るくらい。
 
赤身。
酸味が立って、旨みは軽め。
 
中トロ。
こちらも結構酸を感じますが、後にまろやかな脂のコクがしっかり残るのがいいですね。
 
小肌。
強めに〆てありますが、脂の主張が残っているので、角のない食べやすい味。
 
きんめ。
皮を引いてもそれと分かる淡くキュートなピンク色の身。
 
こちらも昆布締めになっていて、かなりネットリ濃密な食感。
昆布の香りと、きんめの旨みも強く出ていました。
 
平貝。
かなり大きな貝柱で、、もろくほぐれる食感になっています。
 
平貝はストレートな旨みを持っているイメージでしたが、こちらはアサリにも近いような複雑な香りで面白かったです。
 
あじ。
片身2枚付けだったと思います。
 
水分をしっかり抜いて、固化した脂が濃厚に仕上がっていました。
 
はまぐり。
かなり甘い漬け込み。
ちらし寿司に入る椎茸の甘煮を連想するような甘さでしたねえ。
 
車海老。
大きめの海老を使って握って、2つにカットしてひと口大に。
 
ザクッブリッと強めの歯応え。
 
頭の方はミソかな?
 
複雑な甘みが感じられました。
 
うに。
 
ムラサキウニとバフンウニを2層に重ねて軍艦にされていたと思います。
 
これはちょっと冷たかったこともあって、香りが感じられませんでした。
 
穴子。
ひとり分がかなり大振りだったと思います。
 
大きな穴子を折り畳んで握っていらっしゃったような。
 
さらに半分にカットしてツメと塩で出してくださいました。
 
分厚く穴子が折り重なっているので、どろんと濃厚にとろける食感がたまりません。
 
ツメもですけど、穴子自体が結構甘く煮てあったような。
 
塩もキリッと引き締まってバランスのいい味ですね。
 
食感の濃厚さとの相性でいうと、甘さ推しのツメもインパクトがありました。
 
甲乙つけがたいといいますか、両方出してくださるのがありがたい限りの1品でした。
 
玉子。
これも面白いスタイルですね。
 
言うなれば、焼きプリンの表面の焼き目を丁寧に仕上げた感じ。
完全にデザートです。
 
ちなみに店主さんは女性。
握りは全ておひとりで担当されていらっしゃいました。
 
基本的には黙々と進めていかれるので、特別女性だからどうのこうのということはなかったと思います。
口を開かれると、粋でいなせな雰囲気のある方で、途中「これ美味しいですね」などと声をおかけすると、ニコッとして、
「ありがとうございます!」
と受けてくださいました。
 
銀座にあって、金額的にも、雰囲気的にも使いやすい1軒だと思います。
比較的古い仕事(いい意味で)をされている気がするので、クラシカル枠で通う1軒にしたいと思います。

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