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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

築地を中心に食べ歩いています。よく食べ、よく歩きます。

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若林の「パリの空の下」でパンドミ、パリのロティスリー風Aロース、青リュバーブとキウイ、赤リュバーブとマラデボア、エレールのタルト、タルト・シトロン・ニソワーズ。

6月7日(木)、仕事帰りにパリの空の下さんへ。
 
この日は当初「クロワッサンとパンドミだけでも買えれば」と行列に参戦しましたが、いざ「あれが売り切れた!」「これが残ってる…!」という一喜一憂に揉まれて、結局色々手を出すいつものパターンでした。
 
パンドミ(1000円)。
いつもは800円でしたが、この日はヴィロン粉100%のスペシャルバージョンで、飛ぶような売れ行きだったのでドキドキしました。
 
無事に最後の1個を購入です。
 
ヴィロン粉というのは、パリのバゲットコンクールで優勝した多くのシェフが使っているというフランスのミノトリー・ヴィロン社製小麦粉のこと。
 
味が良くなるならみんな使えばいい、という話になりそうなものですが、扱いが難しく、価格が高く付くためそれほど浸透していないのですよね。
 
淡い焼き色、コシのあるクラストとしっとりしたクラム。
 
他店のいわゆる"食パン"とは一線を画した想像だにしなかった食感ながら、「そうそうこれこれ」とすごくしっくりくるところがあるのが不思議です。
初めて聴いたのに懐メロ、みたいな。
 
一般的にバゲット向きの粉はグルテンが弱くて、焼くと固くカリカリになってしまうイメージですが、輪をかけて扱いづらいというヴィロン粉であってもパリの空の下さんにかかってしまえばこの仕上がりですねえ。
 
乳脂系のミルキーな甘み、ミネラルの旨み。
このパンドミだけでもって完結できる、深みと広がりのある味わいです。
 
ややクラムが黄色みがかっているように思いますが、そういえばヴィロンのバゲットもそのように感じた覚えがあります。
 
素晴らしかったです。
 
パリのロティスリー風Aロース(850円)。
 
沖縄の豚は、お尻に近い方をAロース、肩に近い方をBロースと2つに分けるのですが、そのAロースでしょうか。
 
脂身の少ない部位ですが、しっとりやわらか。
香りよい豚ですねえ。
 
少量ながら脂の味わいも主張があってよかったです。
 
青リュバーブとキウイ(750円)。
 
西洋フキとも呼ばれるリュバーブ、青茎のものをピスターシュの生地、キウイと合わせた青のタルト。
 
ピスターシュの気品高い香りに青リュバーブのさわやかな香り。
 
リュバーブはジャキッと繊維質も残した食感。
 
畑の違う感じの酸味もはらんだキウイ。
 
ピスターシュとリュバーブと、魅力のある香りそれぞれが印象的に主張したタルトでした。
 
赤リュバーブとマラデボア(750円)。
 
赤リュバーブとアーモンドの生地、マラデボアのコンフィチュール。
アーモンドの黄色も映えますね。
 
マラデボアが凄まじい香り。
 
第一印象ではマラデボアが強いですが、じわじわと抜け出てくるアーモンドのふくよかな香り。
 
アーモンドが支配的になってくると、コントラストになるリュバーブの酸味が目立ってきます。
 
青よりはやわらかい仕上がりだったように思います。
 
青の爽やかさと赤の華やかさ・鮮やかさは、色と、香りや味わいの印象がマッチしていて興味深かったです。
 
エレール(750円)。
 
こちらもピスターシュの生地。
 
酸味が集まって、ビターさとか渋みとかも出たエレールの味わい。
 
エレールは尖ったところもありますが、やわらかさのあるピスターシュの風味で受け止めます。
 
エレールなんでパリの空の下さん以外ではなかなかいただいた記憶さえありますが、こんなに濃く、分かりやすく美味しいものなのでしょうかね。
 
尖ったエレールを他の要素で見事にまとめ上げた、完成度の高い味わいでした。
 
タルト・シトロン・ニソワーズ(750円)。
 
複数パターンあるタルト・シトロンですが、ニソワーズはおそらく初めていただけた気がします。
 
シトロンを香らせつつ、味わいとしては濃厚に舌に絡む重みのあるもの。
 
塩気の効いたタルト生地でバシッと引き締めます。
 
香り高く、ねっとりと舌に絡んで、口に残る、クレームシトロンが印象的でした。
 
タルト・シトロン・アンシエンヌ、タルト・シトロン・ムラングに続いて3種類目をいただくことができて大満足でした。
 
毎回新しいものとの出会いに好奇心をくすぐられていますが、パンドミの別バージョンというのは想定していなかったので今回は意表を突かれました。
また出来るだけ間を空けず伺いたいなあと思いながら、ごちそう様でした!

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