lockandgo65

美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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店は客を「選んでいい」ではなく「選ぶべき」、むしろ「選べ」という話。

先日こんなツイートをしました。


これを見たとある先輩に「なんで突然あんなことをつぶやいたの?」と聞かれて、そういえばつぶやき方が少々雑だったことに思い至りました。


というわけで、ツイートした背景と、ついでといってはなんですが、いただいた反応やその後のことについてまとめさせていただきます。

吉田カレーさんが絡まれていた


事の始まりは、Twitter上で、吉田カレーさんが、お店に来たこともない方から絡まれていたこと。


吉田カレーさんが、限定メニューを食べられるのは「何度かお店に来たことのある人」を条件にしたところ、


「何様や」「食べ物のことで嫌らしくないですか?」「客、店側両者がリスペクトして客商売が成り立つんじゃないのかと」

などと、ある1人の方からケチがつけられていたのですよね。


これに対して吉田カレーさんが、
「こうゆうやつがいるからこちらはお客さんを選ぶんです」
と反応した、というもの。


個人的に「日本は飲食店の地位が低い」ともどかしく感じているところがあって、
「飲食店は客を選ぶべき」

という論調に援護射撃とは言わないまでも「そうだそうだ~」くらいの気持ちでつぶやいてみたのでした。

いただいた反応諸々


RTいただけた方のアカウントは、まめに恐る恐る覗きに行っていたのですが、今回は微拡散だったこともあってか、概ね意図した通りに伝わっていたように感じました。
その中でも気になったものを3つほどご紹介。

 

「店員より客の方が多い。だからお店の雰囲気は客で決まってしまう」というのは今回のツイートの肝の部分で、ここを拾っていただけたのはちょっと嬉しかったのでした。


これって結構盲点だと思うのですけど、お店も客も心の片隅には置いておくべきことだと思うのですよね。

これはなるほどなあと思った点で。
テーブルや椅子、食器選びといったお店作りの楽しみの一環として、どんなお客さんと、どんな雰囲気を作るかを考えるのも楽しんでしまうとい言いますか。
例えば壁紙をピンクにしてガーリィな食器を揃えれば女性客が増えるかもしれませんし、大盛り無料とかにしたら若い男性客が増えるように誘導できそうです。


戦略的ではありますが、これも客を選ぶ手段ですよね。

これもなるほどと思ったのですが、飲食店以外にも応用が効くという。


自分の話にすると、このブログですよね。
以前築地に通いながら、パンの食べ歩きをしていた時期に、築地とパンの記事を交互
に投稿しているような状態になっていて。
「築地の記事は読むけど、パンの記事は読んでない。パンの記事は減らして」
とまあ、半分冗談でしょうけど言われたことがあったのですよ。


それはもう「あなたのために書いているのではないので」の一言だったのですけど。
店には店のやりたいこと、方針があって、それに沿わないお客さんに文句を言われても…というのはそういう気持ちなのかなと改めて感じた次第でした。

某店主「そりゃリツイートしますよ」


それから印象的だったのは、飲食店の方のRT、いいねを多くいただけたこと。
後日、ある飲食店の方にもひと通り「こんなツイートがうんぬん…」とお話しすると、「そりゃRTしますよ」と即答いただきました。


まあ当然といえば当然なのですけど、飲食店の方は「客を選ぶ」ことの必要性を感じているのだなと分かった反面、「客を選ぶ」ことの正当性が浸透していない現実を表してもいるのかもしれないとそら恐ろしくも思われました。

 

最後になりましたが、 今回のツイートにRT、いいね等の反応をくださったみなさまに感謝申し上げます。

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