久しぶりに駒込の「KABOちゃん」さんへ。
1年近くお店を休業されていましたが、突然この日からの再開を発表されたのですよね。
お店に着くとお店の前に収まらない行列。
並んでいる間に商店街を通り過ぎるみなさんが、「あ、開いてる」「久しぶりに暖簾見た」などと口々に漏らしていきます。
前後に並んでいらっしゃる方々も、注文に迷いながらワクワクが口から漏れ出していて、とてもいい雰囲気でした。
店主さんにご挨拶して着席。
本来はラーメンとかき氷のお店ですが、かき氷のみからの再スタートとあって多少余裕があったのか、積もり積もった近況報告なども少しできました。
奇遇にもこの日のメニューに、初訪問でいただいたメニューがあったので、そちらをお願いすることに。
芋みるく。
仕上げのソースはカラメルとみたらしから選べますが、みたらしにしました。
確か焼き芋を使われるという芋のソースは、写真でも分かるぽってり感。
焼き芋の蜜が滲んで焼きが入った部分が表現されたようなみたらしは、塩味の効果か印象をシャープに。
大学いもとかにも近いのかな。
氷はミルク。
上品に甘く、見た目によらずさらりといただけます。
食べ歩きの趣味から脱サラして開業された店主さんとあって、この辺りの味の仕上がりのセンスは抜群なのですよね。
イチゴみるく。
以前はメニュー名に「くだきたて」と付いていたのが、この日はありませんでしたが、しっかり注文を受けてからフードプロセッサーで砕いて仕上げていました。
酸味にはあまり振らず、まろやかな甘みで苺の香りを引き立てるバランス感。
その場仕上げながら、とろみのついた食感もばっちりです。
やさしく、いい味のかき氷。
果物は「普通に八百屋で売っているもの」だそうですが、素材のいいところをはっきり分かりやすいように仕上げられていて、硬派なところが好みなのですよね。
このまま完全復活だと思っていいのですか?と伺ったところ、自信がなさそうにされていましたが、この日以降は定休日を除いて休まず営業されているようです。
順調に、無理のないように続けていただければと思います。
季節を追って果物を満喫するのが楽しみな限りです。
またよろしくお願いいたします。ごちそう様でした!