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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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2019年初訪問のお店で印象に残ったところをザッと。

2019年も大みそかとなりました。

 

今年も1年の食べ歩きを振り返ろうと思いますが、ざっと見返すとフランス料理の分野を除くと、初訪問のお店への挑戦がやや少なくなっていたようです。

 

といっても昨年の例に倣って、初訪問のお店に限って各ジャンルで印象に残ったお料理をピックアップしようと思います。

ただし、フランス料理に関してはちょっと多そうなので5皿に選びます。

 

では、写真だけでもお楽しみいただければ幸いです。

 

 

【カレー】

新代田:kitchen and CURRY「島らっきょキーマ」

 

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カレーに使うのはちょっと珍しい野菜をまったく違和感なく組み込むのが天才的。

島らっきょキーマでは「無理矢理島らっきょを入れ込んでみました」という感じが全然しないで、食感も、風味も、このために空けておいたスペースに入れただけ、というハマりっぷりがお見事でした。

  

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【甘いもの】

松陰神社前:メルシーベイク「ブランデーケーキ」

 

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見た目はシンプルなケイクなのですけど、卵感の強い素朴な味わいと強めのブランデーというコントラスト。

どっしりと目の詰まったカステラを食べたら、後半ものすごい爽やかになった、みたいな。

懐かしさを感じさせる、という感覚は美味しさを生み出すうえで無視できない大きな要素だと思うのですよね、特にお菓子では。

 

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【かき氷】

三軒茶屋:バンパク「黒豆ショコラ」

 

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かき氷の温度でショコラを美味しく食べる、というのは正直無理な気がしていて、こちらもそれに関しては想像の域を出なかったのですけど。

ただ、ショコラの味は食べやすいポップな程度に抑えておいて、黒豆やラム酒漬けのクコの実を合わせるというセンスに惹かれました。

こういう意外性のある組み合わせが特徴のお店のようで、他のメニューも俄然気になった、という意味で強く印象に残りました。

 

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【パフェ】

タイ・バンコク:パーデン「オーガニックマンゴスチンのパフェ」

 

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タイは何が美味しかったって、とにかくここのフルーツばかりが印象に残っています。

「オーガニック」と言われても正直ピンと来ていなかったのですけど、この瑞々しさや雑味のなさは衝撃的でした。

そして、フルーツの質におごらず、マンゴスチンのゼリーまで抜け目なしでした。

 

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【市場メシ】

豊洲市場: 米花「キノコ・白バイ貝・玉ねぎ・ロマネスコの炒めもの」

 

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今年は、特に後半に入ってから、煮魚、焼き魚、季節を感じるバラエティー豊かなおかずの魅力が俄然アクセルのかかった米花さん。

中でもこの左手前のお料理は、キノコの香りが移った炒め油に貝の肝がとけ出して、衝撃的に美味しかったです。

 

【寿司】

銀座:すし処きたむら「トマトの軍艦」

 

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今年はお寿司で新規開拓があまりできなかったのですけど、唯一新しく伺えたこちらでいただいたトマトの軍艦。

銀座で30年以上のれんを守る老舗で出してくるのがちょっと粋。

甘いトマトを使ってみずみずしさも絶妙になじむ1貫でした。

 

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【フランス料理】

代々木上原:セララバアド「蝶」 

 

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今まで味わったことのない食体験をさせていただいたセララバアド。

目から入ってくる情報と味が、一体となって記憶に残るような、魔法のような力を持ったお料理の数々でした。

 

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乃木坂:タンモア「鰹とソッカのミルクレープ」

 

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鰹とひよこ豆の生地を重ね合わせたミルクレープ。

酸味のあるソースでさわやかで軽やかな前菜でした。

女性シェフの作る可愛らしいお料理、と思わせておいて、食べてみるとどちらかというと質実剛健な味わいなところも面白かったです。

 

 

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新富町:ビストロ・シンバ「黒ムツのポワレ あさりとあおさのソース」

 

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こちらは見た目はやや地味ながら、圧倒的な味の良さで印象に残った1皿。

ちょっと食べたことのないくらい脂の乗った黒ムツに、磯の香りが爆発するバターソース。

表現する味のベクトルが明確で、その方向に絶対の力がある魚料理でした。

 

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兜町:アサヒナ・ガストロノーム「ほうれん草の香るラビオル仕立てにし、黒トリュフのクーリ」

 

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ほうれん草でストライプにしたラビオリがまず目を引きます。

そして、卵黄を割ると中からトリュフのクーリが流れ出すという斬新なアイディア。

このビジュアルでありながら、ひとつの料理としてまとまりのある味わいであることもお見事でした。

 

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シンガポール:オデット「ビーツのバリエーションサラダ」

 

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行く前から予習はしてあったシグニチャーの1品でしたが、洗練された味、食感の引き出しが想像をはるかに超えていてうならされました。

 

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振り返っていて感じるのは、やっぱり料理は見た目も大事だなあということ。

味より見た目に寄せてしまっては本末転倒ですけど、今年は「見た目重視かな?」と感じるほどのビジュアルで、それを超えてくる美味しさのお料理にいくつも出会えた気がしていて、考え方を改めるところがありました。

なお、フランス料理は最後まで絞り切れなかったお店を以下にもいくつか。

 

東銀座:ル・ジャルダン・デ・サヴール「ガルグイユ」

中目黒:クラフタル「穴子と桃、アゴ出汁の氷、自家製の全粒粉麺」

浅草:ナベノイズム「プロヴァンス風ガスパチョ カフェフランセ仕立て ペルノー酒の香るレモングラスのエキューム、近隣老舗(大心堂、種亀)とのコラボスナックとアントナン風グリーンオリーブのマリネ、リヨン伝統ソーセージ ロゼットで巻いたプラム」

 

というわけで、2019年の更新は以上です。

ルーティーン人間なので、変わり映えのしない日記ではありますが今年も1年間お付き合いいただきありがとうございました。

 

みなさん、良いお年をお迎えください! 

 

 

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