小山台はシェ・ナカを始め人気店が多い、穴場グルメ地域ですが、
坂を越えたところにこちらも人気のケーキ屋さんがあります。
前々から気になってはいたものの初来店。
ケーキのラインナップを見ると、普段使いの町のケーキ屋さんらしい並びながら、
どこかしら一つ一つ工夫が凝らされているといいますか、ひねりのあるケーキに感じられます。
モンブラン(388円)。
こちらも色んな意味で「ひねりのある」ケーキでしたw
独特の形をしています。
マロンペーストはかなりしっかりめ。
個性的な巻き方ですが、この固いペーストに合っていて、少しずつフォークで切り取って食べやすくなっていました。
口溶けは滑らかで、ドーレのペーストに近いかもしれません。
コチラの方が脂肪分的には控えめ、でもコクがありますねー。
栗っぽさはほとんどありませんがw
ペーストに栗っぽさはないものの、甘さ控えめの生クリームの中には砕かれたマロングラッセがたっぷり。
どこを取ってもマロングラッセが入っています。
ベースはドライなスポンジ。
とっても軽い食感で食べやすいスポンジではありましたが、やっぱり個人的にはメレンゲやタルトが好きです。
ペーストに栗っぽさがないと、モンブランを食べたーという満足感に影響する気がしました。
接客はシェフ自ら対応してくださいましたが、お店の前に僕が自転車を止めるのを見ていたようで、
「自転車だからしっかり固定しておきますね。モンブランはバウンドに弱いケーキなので気をつけてくださいね。」
などと丁寧に注意してくださいましたよ。
というのも僕のことを心配しているというより自分のケーキを心配しているというか、
ご自分の作ったケーキを「親離れする我が子」のように心配なさっていて、
ケーキに対する愛情や人柄の良さが伝わってきましたw
おすすめのケーキは他にいくつかありそうですから、機会があれば挑戦してみたいと思います。