最近ホットケーキやパンケーキを目にする機会が多かったので、なんだか食べたくなってきていたんですよね。
ということでこの日は朝食を食べた後にも係わらずモーニングでホットケーキを食べられるこちらのお店へ。
川崎駅から徒歩5分ほどの「花とステンドグラスがある街」がキャッチフレーズだという銀柳街の中。
「SoftBank」の上にあります、「珈琲苑」。
9:00ちょうどに到着、開店アタックです。
店内はかなりレトロな雰囲気。
この後続々訪れてきた客層も僕以外はお店の空気に溶け込んでいる感じ。
スポーツ新聞を広げて煙草をプカプカやっていたりしますw
こちらのホットケーキはトッピングが豊富で、中でも気になっていたのは「モンブラン」。
なんとホットケーキの上に女性の美しい長髪をも思わせるような滑らかなマロンペーストと栗の甘露煮がデコレーションされているのだそう。
それを単品注文するつもりでしたが、メニューを広げるとモンブランがありません。
ではでは無難にプレーンにしておこうかと思うと、ホットケーキの単品注文も出来なくなっているのだそうで・・・。
ちゃんと予習して行ったのですが・・・。
目の前の銅版で焼き始めます。
この道40年以上という、若干近寄りがたい雰囲気のあるマスター。
実はとてもおしゃべり好きのようで近づいてきて話しかけてくれました。
ホットケーキ、小さめで、と注文した僕に「食欲ないの?」「若いんだから。」などと頻りにしっかり食べさせようとしてくださいましたw
「近頃はちゃんとしたホットケーキを焼いて出す店も少ないから・・・。」と寂しそうなマスター。
「自分は師匠に習ったレシピを40年守り続けているからね。変わらない味だよ。」だそうです。
師匠っていうのはどこかのお店の方なんですか?元はどこかのお店で働かれていたんですか?
と尋ねてみたものの、
「コーヒーの世界じゃ、かなりの人なんだけどね・・・。」とはぐらかされてしまいましたw
そりゃあコーヒーの世界は詳しくありませんが教えていただけたら調べもできたのですが。
しばらくするとこんな一式が登場。
ホットケーキ用のホイップクリーム、メイプルシロップ、コーヒー用のミルクです。
10分ほどしてマスターが裏返したところ。
いい色です。
このタイミングでストロングコーヒーが出てきました。
サイフォンで丁寧に淹れられています。
これを一口二口、口にしてメインの登場に備えます。
そしてホットケーキ(プレーン)ドリンク付き(787円)。
ちょっと見にくいですがホイップバターが添えられています。
綺麗な焼き色はマスターの長年の経験の為せる業でしょうか。
ほのかに特有の甘い香りが。
老舗の貫禄がありますよね。
ナイフを入れるとサクッと余計なヒビが入ることもなく切れます。
表面のサクッと感で期待は高まりましたが、ふわふわ感やモチモチ感はないですね。。。
その辺りはバターやメイプルシロップを浸み込ませて楽しむのがいいのでしょうね。
ほんのり甘みのある生地に塩気の効いたホイップバターがよく合いました。
特にバターをホットケーキの上でしばらく溶かしてよく浸み込ませると口の中でバターの塩気がジュワッと溢れてきて、また格別な味わいでした。
他のお客さんはモーニングの時間ということもあって厚切りトーストを注文されている方が多かったでしょうか。
常連さんでなくともマスターはカウンター越しにみなさんと会話を楽しまれていました。
帰り際に店先のサンプルを撮影してみました。
当たり前ですけど、本物の方が美味しそうですねw
レトロ感はいいですけど。
美味しいホットケーキがいただけて満足でした。
次はふんわりもちもちタイプのパンケーキなんか食べたいですね。
ハワイ系のお店を狙うといいんでしょうかね。