この季節はやっぱりカキフライをいただきましょう。
やっぱり魚介系といえば築地へ・・・、とも思ったものの調べてみるとこちらが美味しそうなので。
三州屋銀座店。
お店は銀座の通りからこうして路地に入った奥にあります。
本店は蒲田にあるそうですが、こちらの方がカキフライは評判が良さそうです。
築地に近いことも関係あるのかもしれませんね。
11時35分頃、お店に入るとあまり席は埋まっていないものの、異様に狭い机の端から相席するよう強制されます。
5名ほどのおばちゃんが接客を担当、入店と同時に「はい、お兄さんここ。」と割り箸、お茶、お新香が置かれました。
お新香は蕪が三枚に白菜。
ちゃんと自家製っぽく美味しいです。
蕪は三枚といっても端っこは全部つながっていたので実質一枚ですw
注文を済ませると、ご飯、味噌汁、そしてメインがお盆に乗るでもなくどんどん運ばれてきます。
驚くようなスピードで定食の完成。
カキフライ定食(1300円)。
お味噌汁は赤出汁、具材はたっぷりの豆腐となめこです。
いかんせん机が狭いので、一つずつ手渡される器を写真用に並べようと苦戦していたところ、向かいの強面のおじ様が自分の器をずらしてスペースを作ってくださいました(汗)。
ご協力に感謝しますw
カキフライは2個をまとめて揚げてあります。
結構な大きさのものが5個。
キャベツの千切りの他にトマト、玉ねぎ、じゃが芋、缶詰の桃、人参、レタスなどをマヨネーズで和えたもの?
普通ならポテトサラダやマカロニサラダが付くところかもしれませんが、さっぱりして僕はこちらの方が好きかもしれません。
カキフライは今までに食べたものとは明らかに一線を画する食感。
衣はザックリと粗いパン粉ながら、厚い衣というわけでもなく、牡蠣にピッタリとくっついています。
牡蠣は、カキフライというより生牡蠣を思い出すようなジューシーさ。
とぅるんとぅるんとやわらかです。
生牡蠣に近いとはいっても、もちろん加熱した分旨みが凝縮していて、噛んだところからそれが貝の汁と共に解放されるわけですね。
これが美味い美味い。
添えられたレモンや辛子、机の上のソースも牡蠣の味の色んな面を見られるようでよかったですが、やっぱり僕は何も付けずにザクザクの食感とストレートな牡蠣のジュースを堪能です。
ネットの情報では「接客は期待しない方がいい。」とのことでしたが、ご飯少なめでお願いしたところ「少なめ?半分?」と丁寧に量を調整してくれましたし、「足りなかったらお代わりしなさいね。」などと気を遣っていただけましたよ。
この日は「暇ねー暇ねー」と言いながら、5人で「暴走老人」の話で盛り上がったりしていましたが、その辺も昭和なノリが残っているようで頬が緩みましたw
定番メニューのエビフライやミックスフライ定食がややリーズナブルでボリュームもあるので人気だったように思います。
ご飯少なめでお願いする人から大盛り、お代わりをする人まで、幅広い層に長く愛されているお店のようでした。