この日は目指していたお店にフラれてフラフラと麻布十番へ。
そういえば最近パスタを食べたいと思っていたのでこの界隈で美味しいイタリアンでも。
でやってきたお店は、クチーナ・ヒラタ。
こんな感じのビルの3階。
一応ランチメニューは出ていますが知っていて来なければなかなか気付けなさそうです。
しかしネットの評判を見る限り料理もサービスもしっかり受け継がれて素晴らしいとのこと。
エレベーターで上がるとすぐお店です。
店内はやや暗めの照明、落ち着いた雰囲気です。
麻布十番の老舗フレンチということで満席を身構えていましたが、先客は一組。
ゆったりとサービスも受けられました。
注文はPranzoA(1890円)。
季節の野菜サラダ、お好きなパスタ、本日のデザート、カフェ、となかなか豪華。
PranzoB(2800円)を選ぶと前菜が付きます。
+1000円は高いようにも感じますが、周りのテーブルを見た限りでは牡蠣のガーリックオイル焼きなんかグツグツと音を立てながら異様に美味しそうでした。
メインのようなボリュームの前菜のようでしたよ。
まずはパンとオリーブオイル。
胡桃のハードなパンとソフトなパン、レーズンと胡桃のパン、バゲット。
ちゃんと温められています。
これらのパンが最初から一口ずつ出てくるのが嬉しかったですね。
どれも美味しいです。
ついつい食べ過ぎてしまいます。
季節の野菜サラダ。
この日は「カツオと赤キャベツのサラダになります。」と言われたのでカルパッチョ的なものを想像しましたがリッチなシーチキンのような感じ。
パスタ少なめ、サラダ多目でお願いしたところものすごいボリュームで来ましたw
過去にもちょっと思い出せないくらいの量でしたよ。
マダムも途中「サラダの量大丈夫でしたか?」と声をかけてくださったほどですw
野菜のラザニア。
よく考えたらイタリアンの麺料理を食べたかった感もあったはずなのですが、定番メニューらしいこちらを。
野菜はインゲン、サヤインゲン、ブロッコリー、カリフラワー、ズッキーニ、アスパラ他盛りだくさん。
かなりシャキッと生っぽい食感を残してあります。
オーブンで焼くのでもっとしなっと甘みや旨みが凝縮したものかと思いましたが、全体の一体感には欠けますね。
ソースはトマトソースとベシャメルソースが溶け合ったものになっていますが、トマトの酸味が前面に出ています。
パルメザンの酸味も結構強く感じるので全体にクセの強い、ちょっと好みの分かれそうな味になっています。
僕は好きですw
野菜もたっぷり食べられますしね。
本日のデザート。
バナナのアイスとパンナコッタ。
「バナナのアイス」と聞くと濃厚で甘いものかと思いましたが、食べてみると甘さ控えめでほんのりバナナの香る優しい味でした。
食感的にはジェラートとしてはなめらかさがビミョーで粉っぽく感じたものの、これはこれで素朴でいいです。
パンナコッタはクリームチーズやヨーグルトのような酸味があり、レアチーズケーキにも近いようなモチッとしたものでした。
これ、すごく美味しかったです。
食後にはコーヒーを。
素晴らしいお店だったのですが、12時オープンで入っても3限の授業に間に合わないのがやや難点w
「もう一度行きたい店」なんて時々口にしながらなかなかリピートできていないことが多いのですが、こちらはメニューも豊富、マダムのサービスも温かい気持ちのいいもので通いたくなるお店でしたよ。
この日のパスタメニューも「牡蠣とルッコラ」だったり「鯖のアラビアータ」だったり、季節感のある食欲をそそられるものばかりでしたよ。
いやいやもう一度行きたいお店です。
ちなみにマダムは俳優の寺田農さんの娘さんなのだとか。
そっくりでしたw