桃の木を食べた日、午後のお散歩と称して麻布十番、六本木方面へ。
ミッドタウンのサダハルアオキ。
イートイン利用しようかと思いましたがワンドリンク制とのことで回避。
こちら一品一品がお高いですからね・・・。
ガラガラの寒空のテラス席に陣取ります。
お値段が張っているだけあって、箱が凝っています。
フォーク、おしぼり、紙ナプキンもロゴ入りの封筒に入れられているなど丁寧です。
それはいいから安くしてくれ、というのが本音ですけどw
何だかサンダーバードのような登場です。
モンブラン マッチャ アズキ(700円)。
色的にフランス産栗でしょうか。
さすが奇抜、派手なフォルムのケーキで有名なサダハルアオキさん、普通のモンブランでは我慢できないのでしょうね。
振りかけられた抹茶が鮮やかです。
マロンペーストはしっかり固めですが、ポソポソとすることもなく滑らか、しかし濃厚です。
お酒がガツンと効いているわけでも甘さが強いわけでもなく、しっかりフランス栗の濃厚さが感じられます。
この感じは珍しいですね。
サクサクの食感の何か、その下にはクリームシャンティ、さらに下には小豆がたっぷりです。
マカロン状の何かの中にクリームシャンティが入っている構造なのでしょうか。
サダハルアオキさんがNHK教育テレビでフランス菓子作りを指導する番組が放送されていますが、この方の菓子作りに対する考え方って独特な気がしていましたが、やはり凝った作りをされますね。
どのように食べたら綺麗に写真が撮れるか、考えても想像できなかったので諦めて食べることに集中しましたw
上の写真とさほど変わらないにも係わらずこんな写真も撮っていましたw
混乱していた証拠ですw
時々ほんのりと抹茶が香るのはマカロン状の何かのものなのか、振りかけられた抹茶のものなのか分かりませんが、その影響で想像よりも「和」を感じられますね。
クリーム大福とかクリームどら焼きとかってありますけど、それに近い感覚かもしれません。
甘すぎない小豆はプチプチと皮のしっかりした食感が残り素朴な香りがよく、やや濃い目のクリームとの相性もいいです。
食べ進めるとベースも「コレ」でした。
全体的にサプライズ要素のあるモンブランで奇を衒った印象も強いものの、個人的な印象としてはマロンクリームがとても美味しかったです。
それだけでもう一度食べたいと思えるモンブランでした。
さすが実力のあるパティシエさんですね。
ベースとしても、タルトほど重くなくメレンゲほど甘くなく、軽くてよかったです。
小豆が使われていたりする点でも食べやすいモンブランだったように思います。
700円は少々高く感じますが素直に美味しかったですよ。