先日レ・サンク・エピスから品川駅へ歩いた際、前を通りかかって気になったお店へ行ってまいりました。
北品川商店街にあります、菓匠「孝庵」。
和菓子屋さんのような洋菓子屋さん。
江戸野菜を使ったスイーツも売りの一つのようです。
前回店内にカウンターと椅子2席があるのは確認してあったのですが、お店に入ってみると作業台になっていましたw
一応、そこで食べられませんか?と聞くとOKとのことw
商店街に面したカウンター席でやや落ち着きませんけど、本棚にはかなりたくさん本が揃えられていましたよw
注文はこちら。
お皿がかなり格の高そうなもの、この辺も和の雰囲気があります。
そしてフォークを二つ出してもらえたという・・・w
苺のショートケーキ(380円)。
スポンジは三段ですが、クリームだけの層があるので苺は少なく見えますね。
クリームはわりとしっかり立てられてあり、甘さは控えめでコッテリタイプ。
苺は見た目は綺麗ですが食感が固めで味は薄め。
スポンジは肌理が粗いタイプで、分厚いわりには軽かったです。
和菓子っぽい素朴な味わいでした。
食感はよくてこれ自体美味しいスポンジではありましたが、クリームや苺と一体感がなくてショートケーキには向かないのかな、という気もしました。
和栗のモンブラン(470円)。
比較的リーズナブルなケーキが並ぶ中、こちらは強気な価格設定。
和栗モンブランらしい色合いで、ペーストの重さゆえか絞るタイプではなく盛るタイプですね。
ペーストは見た目よりもさらに重くズッシリとしています。
和栗の風味も想像以上に強いのは嬉しいです。
ベースがなにやら面白そうですね。
大き目の栗の渋皮煮が見えてきました。
その下にはカスタードクリームの層もあります。
クリームシャンティは少なめ、中身はほとんど渋皮煮と言っても過言ではありません。
ゴロッと出てきました。
ジュワッ蜜たっぷりのジューシーでしっとりとした渋皮煮でした。
ベースは餡をサンドしたブッセのようなもの。
別のお菓子をそのままベースに使ったような感じですね。
ベースがこういうお菓子になっているせいか、全体的にネットリとした食感が単調でやや物足りなさはありました。
その辺は和菓子の感覚に近いのかもしれません。
メレンゲやタルトがベースだとサクッとしたアクセントが入るんですけどね。
しかし工夫が凝らされていますし、実際にベースのお菓子もなかなか面白い食感でした。
渋皮煮のサイズも申し分なく、和栗を満喫できるペーストもたっぷり使われていますので、値段的にも納得のいくというか、むしろお得なくらいに感じられるモンブランでした。