lockandgo65

美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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弘明寺の「正直家」でうな重。

ずーっと気になっていたARAPROさん一押しのうなぎ屋さんにようやく行けました。
ネット上の情報が少なく不安でしたが、電話してみると普通に営業されているよう。
 

正直家。
弘明寺駅から徒歩10分ほどのところにあります。
 
一応昼前に電話しておいたのですがランチタイムはかなり過ぎた時間で暖簾が仕舞ってありました。
恐る恐る戸を開けると常連さんがお二方、カウンター席でお店のご夫婦と盛り上がっていらっしゃいました。
 
「電話の方?」と可愛らしいおばあちゃんがお座敷席に案内してくださいました。
 

お一人様でお座敷というのも落ち着きませんね。
カウンターで常連さんが賑やかだからよかったものの、一人だったら大変でしたw
 
注文を済ませると熱々のお茶が。
うな重は3000、3300、3500円の三段階。
肝吸いは別料金で300円。
味噌汁300円、なめこ汁350円という選択肢もあります。
 
またこちらのお店の特徴は・・・15分ほど経った頃に・・・
 

こんな前菜が♪
うな重を頼むと無条件に出てきます。
お吸い物は別料金にしておいてこのサービス。
 
左上から時計回りに大根の煮物、かぼちゃの甘煮、お新香、里芋と蒟蒻の炊き合わせ。
一品一品手作り感の伝わってくる丁寧な料理です。
 
大根の煮物はお出汁に鶏の脂が浮いていたり、ツナかカツオか何かの身が混じっていたり・・・?
しっかりとしたお出汁にキリッと辛口の味付け。
家庭的なお料理かと思いきや意外にもはっきりした味でした。
 

どれも美味しかったですが、これが際立って美味しかったです。
レモンか何か、柑橘系の香りが爽やかな甘い蜜の絡んだほっこりかぼちゃ。
家で真似して作ってみようと思います。 
 
最終的に40分近く待って真打登場です。
 

うな重(3500円)。
いやー見事です。 
 
見るからに肉厚のうなぎが一尾。
 

美しい照りです。
タレはしっかり甘辛め。
 

箸を入れるとふゎっふゎほろほろにほぐれます。 
タレは強いのですが、肉厚な身ですので白身部分の魚らしい旨みも充分に感じられるので案外重くなくいただけます。
 
うなぎって尻尾の部分は薄いのでちょっと焦げっぽくなっていたりカリッとしていたりするものですが、こちらのうなぎは尾の先の先までふっくらと仕上がっていました。
 
こんなに上品にふっくらと焼かれたうなぎをいただいたのは初めてです。
 
タレはたっぷりご飯にも浸みていてご飯も進みます。
お米一粒一粒の形がしっかり残る固めの炊き加減も絶妙でした。
 

肝吸い(300円)。
肝がとても大きかったです。
ただこちらは薄味で、肝の旨みも案外感じられずいまいち。
別料金を払ってわざわざ頼むほどのことはなかったかもしれません。
 
一品料理が丁寧でしたので、味噌汁とかなめこ汁とかが美味しかったりするのかもしれません。
特になめこ汁は肝吸いより50円お高いですから気になりますw
 
途中後から入ってきた後客の方々が煙草を吸いながら下品な話をし始めたのはちょっと残念。
長閑な町に根付いた老舗という感じはよかったですが。
何かと気を遣って声をかけてくださるおばあちゃんも癒されました。
 
お会計を済ませお店を出ようとすると、「あ!ちょっと待ってくださいね。」とおばあちゃん。
 

お正月ということでこんな記念品をいただきました。
 
昔ながらのいいお店ですね。
 
うなぎの仕上がりは文句ありませんでしたし、うなぎの値段高騰著しいこのご時世、あれだけの小料理を付けてこのお値段というのはかなり大変なのではないかと思います。
いいお店です。
こんなお店が近場にあるのですから幸せですね。
 
さすがARAPROさんおすすめはハズれませんねー。
他にも気になっているお店はあるのですが、少しずつ攻めていきたいものです。

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