ローマ初日の昼食。
目的のお店がなかなかみつかりませんでしたが、ようやくみつけて入店すると同名の系列店のパン屋さんでした。
お店の中でキョトンとしていると、店員さんが「カルボナーラ?」と聞いてくれました。
Yes!と食いつくと店先から指差して「あの日本人がたくさん並んでいる店だよ。」と教えてくれましたw
自分で色々調べて美味しいお店をみつけたつもりでしたが、ガイドブックに載っている有名店だったようですw
とはいっても並んでいるのは全て日本人。
12:30開店とイタリアのランチタイムが日本に比べて遅めなのもあるかもしれませんが、「日本人は行列が好き」といわれるわけですよね。
カンポ・デ・フィオーリ市場の近くにあるRoscioli(ロショーリ)。
朝からハムやチーズ等食材専門店として営業しており、食事時は椅子や机を並べてレストラン営業しているそうです。
というわけで案内されたカウンター席は食べるのには向いていない激せまなところ。
メニューを渡しながらクールなイタリア美女の店員さんに「カルボナーラ?」と聞かれました。
悔しいけど、カルボナーラでw
まずはパン盛り合わせ。
色んな種類ありますよ。
続いてこんなものが。
頼んでいないんですけど・・・、と言うと「サービスです。」とのこと。
海外のお店ってこういうの出してお金取ったりするのでどうしようかとも思いましたが、せっかくなのでいただきました。
リコッタチーズのようでしたが、モッツァレラのようなコクがありながらさっぱりとしていい意味で後を引かない爽やかさ。
ほろほろ崩れる食感です。
またオリーブオイルに胡椒も香りがよくてめちゃ美味いです。
イタリアは塩や胡椒やオリーブオイルみたいなのがイチイチ美味しかったです。
でお金も取られていませんでした♪
水はボトルで提供。
こちらは3€取られていましたw
パンはモリモリw
フォカッチャにくるみとイチジクのパンにバゲットにセーグルに・・・、温められてはいないものの文句は言えません。
特に塩気の効いたフォカッチャ、ムッチリ食感のバゲットが美味しかったです。
ちなみにこれも3€取られていましたw
ナイフでカットしてフォークで食べようとすると崩れてしまいます。
パンに乗せたりしながらいただきました。
「どうせカルボナーラ食べにきたんでしょ?」的な店員さんのノリが悔しかったから、というわけでもありませんけどミックスサラダ(5€)も注文。
オーリブオイル、バルサミコが瓶で、胡椒はミルごと提供されましたw
ボリュームはたっぷりですが、新鮮さはないかな・・・。
意外に時間がかかって登場したカルボナーラ(15€)。
日本人の観光地化していたのでテンション下がり気味だったのものの、こいつ、衝撃の一皿でしたw
パスタはトンナレッリだったでしょうか。
レストラン的というよりは、昔ながらの家庭的ごつごつ系のカルボナーラ。
やや太めの麺は8割近く芯が残っていて、巻こうとするとボキボキと折れるほどですw
「イタリア人はパスタは巻かない」なんて噂を耳にしたこともありますが、こういうことなのでしょうか。
ベーコンでもパンチェッタでもなく、もちろんグァンチャーレを贅沢に使用。
サクッとした歯切れのいい食感にギラギラの塩気が存在感バツグンです。
チーズの量も半端ないです。
ダマになるのなんか気にしないボテボテのカルボナーラソースがパスタに絡む絡む・・・。
ダマ?アルデンテ?何ソレ?
と言われているような、シンプル、ガッツリなカルボナーラ。
衝撃でした。
しばらく日本で食べるカルボナーラでは満足出来なさそうです。
そしてそして。
たまたま隣の席になった日本のイタリアンで働いているという日本人シェフと意気投合。
ローマで修行経験もあるということで色んな話を聞かせていただきました。
その方の注文はこちら、カーチョ・エ・ペペ。
「カーチョ」はチーズ、「ぺぺ」は胡椒。
茹でたパスタをオイルと胡椒とチーズで和えただけというシンプルなメニューです。
こちらも「The 芯」のパスタ。
ゴリゴリの食感は最後まで衰えることはありませんでした。
ボリュームも凄くて日本で出てくるものの1.5倍か2倍近くありましたよ・・・w
日本では高級食材なので使う量に制限があるようなものも向こうでは一般的なものだったりして、当たり前のように美味しいパスタを作れるのだと感じました。
パスタにしても、あれだけ芯があって口の中に残り続けて噛み続けて疲れても美味いと感じさせる、完全に粉の差なのだろうと実感させられました。
まあ「本場で食べている」という調味料が一番重要かもしれませんがw
食後にはこんなクッキーとチョコクリーム。
「小菓子」と呼んではいけないような大きさ。
もう入りませんてw
意気投合したMさんとディナーを一緒に食べる約束をして、待ち合わせ時間を決めてお店を出ました。
お一人様食べ歩き旅行には心強い出会いです。
しかも「ローマ居住経験のある」「プロ」と頼もしすぎますw
まあ夜もガッツリですから午後の食べ歩きは考えなくてはいけませんね・・・。